全てのカテゴリ

閲覧履歴

  1. Metoree
  2. 測定機器
  3. 分光器

分光器 メーカー61社

分光器のメーカー61社一覧や企業ランキングを掲載中！分光器関連企業の2025年8月注目ランキングは1位:オプトシリウス株式会社、2位:レニショー株式会社、3位:コニカミノルタジャパン株式会社となっています。 分光器の概要、用途、原理もチェック！

分光器とは

分光器とは、様々な波長の光が混在した合成光の中から、測定対象とする波長の光の強度のみを測定するために、光の成分を分離する装置です。

最近では分離した光の検出器を一体化したものも多く、光の分離から検出機構までをまとめて分光器と呼ばれることもあります。

解説をもっと見る

61社分光器メーカー

分光器 2025年8月のメーカーランキング


見積もりの使い方

業界別

💊 製薬・医薬品 🏗️ 建築・建設 🧪 化学 💻 電子・電気機器 ⚙️ プラスチック・ゴム製造 🖨️ 印刷・事務機器 🧬 バイオ

項目別

使用用途

#プラズマ分光

#ラマン分析測定

#蛍光測定

#研究開発

#顕微計測

#光源特性評価

#材料評価

#品質管理検査

分散方式

回折格子型

フィルター型

動作方式

多波長型

走査型

検出方式

CCD型

フォトマル型

波長領域

紫外可視型

近赤外型

中赤外型

波長分解能 nm

0 - 1

焦点距離 mm

0 - 100

100 - 200

200 - 300

29 点の製品がみつかりました

29 点の製品

紫外線/可視光/近赤外線対応 顕微分光光度計 uSight-2100-ムサシノ電子株式会社

ムサシノ電子株式会社

紫外線/可視光/近赤外線対応 顕微分光光度計 uSight-2100

830人以上が見ています

最新の閲覧: 8時間前

返信のとても早い企業

5.0 会社レビュー

100.0% 返答率

3.0時間 返答時間

紫外線、可視光線、近赤外線に対応した顕微分光光度計。画像はニコン社製顕微鏡 Eclipse Ci-Lに搭載した際のものです。 ■特徴 ・場所を...


高感度ファイバ・マルチチャンネル分光器 YSM-8103シリーズ-株式会社日本レーザー

株式会社日本レーザー

高感度ファイバ・マルチチャンネル分光器 YSM-8103シリーズ

290人以上が見ています

最新の閲覧: 1日前

返信の比較的早い企業

5.0 会社レビュー

100.0% 返答率

13.6時間 返答時間

超小型ファイバ分光器。手のひらサイズで低価格・高コストパフォーマンス。高性能、高感度の新シリーズ発売 (YSM-8103シリーズ / YSM-81...

2種類の品番


近赤外域用ファイバ・マルチチャンネル分光器 YSM-8105シリーズ-株式会社日本レーザー

株式会社日本レーザー

近赤外域用ファイバ・マルチチャンネル分光器 YSM-8105シリーズ

340人以上が見ています

返信の比較的早い企業

5.0 会社レビュー

100.0% 返答率

13.6時間 返答時間

超小型ファイバ分光器。手のひらサイズで低価格・高コストパフォーマンス。高性能、高感度の新シリーズ発売 (YSM-8103シリーズ / YSM-81...

3種類の品番


TEC付き近赤外域用ファイバ・マルチチャンネル分光器 YSM-8106シリーズ-株式会社日本レーザー

株式会社日本レーザー

TEC付き近赤外域用ファイバ・マルチチャンネル分光器 YSM-8106シリーズ

360人以上が見ています

返信の比較的早い企業

5.0 会社レビュー

100.0% 返答率

13.6時間 返答時間

超小型ファイバ分光器。手のひらサイズで低価格・高コストパフォーマンス。高性能、高感度の新シリーズ発売 (YSM-8103シリーズ / YSM-81...

3種類の品番


カールツァイス・スペクトロスコピー社 モジュール型分光装置 MCS600シリーズ-フォトニックインストゥルメンツ株式会社

フォトニックインストゥルメンツ株式会社

カールツァイス・スペクトロスコピー社 モジュール型分光装置 MCS600シリーズ

370人以上が見ています

最新の閲覧: 2時間前

返信の比較的早い企業

100.0% 返答率

33.0時間 返答時間

MCS600は紫外 (UV) /可視 (VIS) /近赤外 (NIR) 波長領域の分光測定を迅速、効率的、正確に実行します。 必要な機能を選択して組み合わ...


分光器・分光計 分解能30pm以下、繰り返し周波数10Hzパルス測定にも対応 (超高分解能ファイバー小型分光器 HORNET-株式会社東京インスツルメンツ

株式会社東京インスツルメンツ

分光器・分光計 分解能30pm以下、繰り返し周波数10Hzパルス測定にも対応 (超高分解能ファイバー小型分光器 HORNET

220人以上が見ています

最新の閲覧: 10時間前

返信の比較的早い企業

5.0 会社レビュー

100.0% 返答率

28.9時間 返答時間

■超高分解能ファイバー小型分光器 HORNET 製品概要 超高分解能ファイバー小型分光器 "HORNET™" (LightMachinery社製) は、手のひらサイ...


分光器・分光計 低価格、短納期 (標準2～3週間) 、高S/N比、CCD190～1,150nm ファイバーマルチチャンネル小型分光器-株式会社東京インスツルメンツ

株式会社東京インスツルメンツ

分光器・分光計 低価格、短納期 (標準2～3週間) 、高S/N比、CCD190～1,150nm ファイバーマルチチャンネル小型分光器

280人以上が見ています

最新の閲覧: 12時間前

返信の比較的早い企業

5.0 会社レビュー

100.0% 返答率

28.9時間 返答時間

特注システム｜簡易蛍光スペクトル/寿命測定システム ■低価格で蛍光スペクトル＆燐光寿命測定が可能、プローブでのポータブル測定にも対...


分光器・分光計 ファイバーマルチチャンネル近赤外小型分光器-株式会社東京インスツルメンツ

株式会社東京インスツルメンツ

分光器・分光計 ファイバーマルチチャンネル近赤外小型分光器

220人以上が見ています

最新の閲覧: 46分前

返信の比較的早い企業

5.0 会社レビュー

100.0% 返答率

28.9時間 返答時間

■ファイバーマルチチャンネル近赤外小型分光器 ・InGaAs900～1,700 nmと900～2,500 nmの2タイプ。 ・持ち運び可能なコンパクトサイズ、...


分光器・分光計 FT-IR (フーリエ変換赤外分光光度計) のポータブルサイズ、最大～16μm (ATRプローブ対応) 小型FT-IR分光器-株式会社東京インスツルメンツ

株式会社東京インスツルメンツ

分光器・分光計 FT-IR (フーリエ変換赤外分光光度計) のポータブルサイズ、最大～16μm (ATRプローブ対応) 小型FT-IR分光器

320人以上が見ています

最新の閲覧: 1日前

返信の比較的早い企業

5.0 会社レビュー

100.0% 返答率

28.9時間 返答時間

■小型FT-IR分光器 製品概要 2～16μm対応モデル (液体窒素冷却) がリリースされました。 小型FT-IR分光器 (ARCOptix S.A社製) は、持ち...


分光器・分光計 高空間分解能・高イメージング性能・高スループットのレンズ分光器 小型イメージング・レンズ分光器-株式会社東京インスツルメンツ

株式会社東京インスツルメンツ

分光器・分光計 高空間分解能・高イメージング性能・高スループットのレンズ分光器 小型イメージング・レンズ分光器

220人以上が見ています

最新の閲覧: 23時間前

返信の比較的早い企業

5.0 会社レビュー

100.0% 返答率

28.9時間 返答時間

■小型イメージング・レンズ分光器 概要 SOL instruments社製小型イメージング・レンズ分光器は、非点収差、色収差を抑えた低価格イメー...


分光器・分光計 紫外～可視～近赤外用高精度分光器 焦点距離20cm～2m 分光波長範囲185nm～78μm 高精度分光器-株式会社東京インスツルメンツ

株式会社東京インスツルメンツ

分光器・分光計 紫外～可視～近赤外用高精度分光器 焦点距離20cm～2m 分光波長範囲185nm～78μm 高精度分光器

150人以上が見ています

最新の閲覧: 1日前

返信の比較的早い企業

5.0 会社レビュー

100.0% 返答率

28.9時間 返答時間

■製品概要 McPherson (マックファーソン) 社は50年以上の信頼と実績を誇る分光器の専門メーカーです。軟X線から真空紫外、紫外、可視、...


低価格ファイバー分光器 SA-100シリーズ 標準タイプ SA-100A-株式会社ラムダビジョン

株式会社ラムダビジョン

低価格ファイバー分光器 SA-100シリーズ 標準タイプ SA-100A

450人以上が見ています

最新の閲覧: 6時間前

返信の比較的早い企業

100.0% 返答率

20.6時間 返答時間

SA-100Aは国産低価格分光器として開発されました。低価格でありながら、紫外220nm～近赤外1,000nmまで計測可能な分光器です。


低価格ファイバー分光器 SA-100シリーズ 光源内臓タイプ SA-100W-株式会社ラムダビジョン

株式会社ラムダビジョン

低価格ファイバー分光器 SA-100シリーズ 光源内臓タイプ SA-100W

360人以上が見ています

最新の閲覧: 4時間前

返信の比較的早い企業

100.0% 返答率

20.6時間 返答時間

SA-100Wは国産低価格分光器として開発されました。低価格でありながら、紫外220nm～近赤外1,000nmまで計測可能な分光器で、透過／反射計...


低価格ファイバー分光器 SA-100シリーズ 広範囲タイプ SA-100VR-株式会社ラムダビジョン

株式会社ラムダビジョン

低価格ファイバー分光器 SA-100シリーズ 広範囲タイプ SA-100VR

350人以上が見ています

最新の閲覧: 18時間前

返信の比較的早い企業

100.0% 返答率

20.6時間 返答時間

SA-100VRは国産低価格分光器として開発されました。低価格でありながら、紫外220nm～近赤外1,650nmまで計測可能な分光器です。CCD検出器...


紫外近赤外顕微分光装置 LVmicro SUV-株式会社ラムダビジョン

株式会社ラムダビジョン

紫外近赤外顕微分光装置 LVmicro SUV

250人以上が見ています

最新の閲覧: 5時間前

返信の比較的早い企業

100.0% 返答率

20.6時間 返答時間

研究現場でのご使用に最適です。産業分野で定評を持つ顕微分光を研究分野を対象に紫外から近赤外までの簡単顕微計測をお届けします。低...


近赤外用ファイバマルチチャンネル分光器 NIRQuest+シリーズ-オーシャンフォトニクス株式会社

オーシャンフォトニクス株式会社

近赤外用ファイバマルチチャンネル分光器 NIRQuest+シリーズ

130人以上が見ています

最新の閲覧: 8時間前

返信の比較的早い企業

100.0% 返答率

16.2時間 返答時間

■概要 オーシャンオプティクス社のNIRQuest+分光器は、512素子InGaAsアレイディテクタを採用した近赤外用ファイバ入力型マルチチャンネ...


マルチチャンネル分光器 MCPD-9800-大塚電子株式会社

大塚電子株式会社

マルチチャンネル分光器 MCPD-9800

70人以上が見ています

最新の閲覧: 1日前

返信の比較的早い企業

100.0% 返答率

12.9時間 返答時間

紫外から近赤外領域対応の多機能マルチチャンネル分光検出器です。最短5msで分光スペクトル測定ができます。標準装置のオプティカルファ...


マルチチャンネル分光器 MCPD-6800-大塚電子株式会社

大塚電子株式会社

マルチチャンネル分光器 MCPD-6800

40人以上が見ています

返信の比較的早い企業

100.0% 返答率

12.9時間 返答時間

紫外から近赤外領域対応の多機能マルチチャンネル分光検出器です。最短5msで分光スペクトル測定ができます。標準装置のオプティカルファ...


透過率・吸光度測定用途マルチチャンネル分光器 MCPD series-大塚電子株式会社

大塚電子株式会社

透過率・吸光度測定用途マルチチャンネル分光器 MCPD series

50人以上が見ています

最新の閲覧: 1日前

返信の比較的早い企業

100.0% 返答率

12.9時間 返答時間

紫外から近赤外領域対応の多機能マルチチャンネル分光検出器です。最短5msで分光スペクトル測定ができます。標準装置のオプティカルファ...


紫外用イメージング分光器 CLP-105UV-有限会社テクノ・シナジー

有限会社テクノ・シナジー

紫外用イメージング分光器 CLP-105UV

40人以上が見ています

最新の閲覧: 1日前

返信の比較的早い企業

100.0% 返答率

24.7時間 返答時間

■概要 CLP-105UVは、結像光学系に紫外線撮影用収差補正カメラレンズを採用したイメージング分光器です。紫外から近赤外に渡る広い波長領...


近赤外ファイバマルチチャンネル分光器 Flame-NIR-有限会社テクノ・シナジー

有限会社テクノ・シナジー

近赤外ファイバマルチチャンネル分光器 Flame-NIR

40人以上が見ています

返信の比較的早い企業

100.0% 返答率

24.7時間 返答時間

■概要 Flame-NIRは、非冷却InGaAsディテクタを内蔵した小型、低価格な近赤外用ファイバマルチチャンネル分光器です。スタンダードモデル...


近赤外用ファイバマルチチャンネル分光器 NIRQuest-有限会社テクノ・シナジー

有限会社テクノ・シナジー

近赤外用ファイバマルチチャンネル分光器 NIRQuest

30人以上が見ています

返信の比較的早い企業

100.0% 返答率

24.7時間 返答時間

■Ocean Insight 社製 NIRQuestシリーズは、512素子または256素子のInGaAsアレイディテクタ採用の近赤外用ファイバ入力型マルチチャンネ...


スペクトルグラフ ハイパースペクトル分光器 N17E-デルフトハイテック株式会社

デルフトハイテック株式会社

スペクトルグラフ ハイパースペクトル分光器 N17E

40人以上が見ています

100.0% 返答率

172.2時間 返答時間

Specim ImSpector N17Eは、近赤外領域 (900～1,700nm) に特化したハイパースペクトルイメージング分光器です。30μmスリット使用時で5nm...


分光器 マルチチャンネル分光ユニット HSU-100H-朝日分光株式会社

朝日分光株式会社

分光器 マルチチャンネル分光ユニット HSU-100H

50人以上が見ています

返信の比較的早い企業

100.0% 返答率

12.8時間 返答時間

■HSU-100Hとは 紫外～近赤外 (250～1,100nm) まで広い波長をカバーし、簡単かつ迅速に分光測定できるマルチチャンネル分光器です。測定...


見積もりの使い方

分光器の価格・相場

平均価格

12,300 円

最低価格

4,700 円

最高価格

19,900 円

📔 分光器の基礎知識

分光器とは分光器

分光器とは、様々な波長の光が混在した合成光の中から、測定対象とする波長の光の強度のみを測定するために、光の成分を分離する装置です。

最近では分離した光の検出器を一体化したものも多く、光の分離から検出機構までをまとめて分光器と呼ばれることもあります。

分光器の使用用途

分光器は、反射光や透過光を問わず、また可視光のみならず電波から放射線に至るまで、原理的に様々な波長帯の光源(線源)を分光することができるため、あらゆる産業や研究場面で使用されます。

分析化学分野では、太陽光やプラズマ発光強度を測定するために用いられ、素材の反射率などの光学的性質を評価する場面でも用いられます。

また、レーザーなどの光源を使った製品検査ラインにおいて、反射光など任意の波長の検出をする品質管理ラインに意識せずとも組み込まれていることも多いです。

分光器の原理

分光器の原理

図1. 回折格子 反射型(左) / 分光器 回折格子型 (右)

一般に、光源を分光するには、まず光の整形が必要です。

スリットと呼ばれる隙間に光源を通すことで光の分解能を設定したのち、レンズやミラーで作られたコリメータにより光源を平行光化します。この平行光を分光素子に入射させることで分光が可能です。分光素子には、光の回折現象を利用した回折格子型か、光の屈折現象を利用したプリズム型があります。

回折格子型では、分光素子表面に一定の間隔で刻んだ回折格子による光の反射を利用して分光するため、回折パターンを変更することで検出できる光の波長と分解能が変化します。ここで、回折格子型分光器の原理について、図を用いて説明します。

回折格子には透過型と反射型がありますが、図1は、反射型の回折格子の概念図を表しています。さまざまな波長の光を含む光源(白色光)の平行光を回折格子に入射させると、複数のグレーティングすなわち格子状の構造部分(G1、G2．．．)のそれぞれの位置において、広い角度方向への反射光の回折が生じます。ここで光の干渉が起こり、各グレーティングに由来する反射光の光路差(dsinθ)が所定の条件(波長λの整数倍)を満たす角度(θ)方向に対して、特定の波長λのみが強められた単色光が出射します。

このようにして、回折格子によって、異なる波長が異なる角度に分散(虹状に分離)することになります(図2参照)。さらに図2に示したスリットを用いることで、分散した反射光のうち特定波長の単色光のみを取り出すことができます。以上が回折格子型分光器の原理となります。なお、回折格子を回転させれば、取り出す光の波長を変化させることも可能です。

分光器の選び方

検出器一体型の分光器を使用する場合には、測定した光源の波長について適切なものを選定する必要があります。

例えば、紫外線から近赤外線までの範囲の光源であれば、CCDでいいですが、それを超える長波長光源を検出するのであれば、InGaAs型の検出器が必要です。

また、測定原理でも述べたように、回折格子型の分光器は回折パターンにより検出できる波長がきまるため、目的の波長に適したものを選ぶ必要があります。

プリズム型はプリズムの性質によって分解能は決まりますが、光の強度ロスがないという特長があるため、用途によって使い分けるとよいでしょう。

分光器のその他情報

1. 分光器の使い方

分光器を使用した分析機器の使い方は、一般的に以下の流れとなります。

  1. 測定する物質と、測定波長域を決めます。
  2. 測定したい波長に対応した分光器を選択します。
  3. 物質に光を当てて、目的の波長を分光します。
  4. 目的の光をセンサーに入れて信号を検出します。
  5. 得られた信号をスペクトルに変換します。

研究室で使用する高価なモノなら、マイケルソン干渉計と呼ばれる分光箇所で特定の光の波長を自動で検出します。持ち運び可能な小型機でも、物質を透過、反射した光を交換可能な分光器を通すことで、目的波長を検出できます。

得られた波長はセンサー（検出器）に入り、各波長ごとに信号として検出されます。この信号はスペクトルと呼ばれる波の波形に変換され、このスペクトルを解析することで、物質の状態を解析します。

2. 分光器の実験例

分光器を使用した実験はいくつかありますが、測定する波長によって様々な例があります。

例えば短波長側から各波長域の実験例を見ていくと以下の通りとなります。

  1. X線分光器は、物質表面にX線を当て、その反射光を分光器に通すことで、表面の組成を特定します。
  2. 紫外・可視分光器は、物質に光を透過させることで、対象の成分や含まれる量を特定します。
  3. 赤外分光器は分子間の結合に光を当てることで、物質の構造が分かります。

このように、分光器の波長域によって得られる情報は異なってきます。

3. 分光器から得られるスペクトル

分光器を使用する目的は、未知、もしくは既知の物質から情報を習得して、解析を行い物質の状態を特定することです。その解析に用いるのが、分光器から最終的に得られるスペクトルと呼ばれる波形図です。

分光器から得られるスペクトルには以下のような例があります。知りたい情報を最初に定義することで、適切な分光器を選択してスペクトルを習得することが重要になります。

  1. X線分光器は測定される特性X線のピークから原子を特定します。
  2. 紫外・可視分光器は光を試料に透過させたときに励起する電子のエネルギー差をスペクトルとして検出します。
  3. 赤外分光器は原子間を繋ぐ結合間の振動エネルギーをスペクトルとして検出します。

参考文献
https://www.klv.co.jp/technology/spectrometer.html
https://www.mst.or.jp/method/tabid/1222/Default.aspx

メーカーから探す 61
製品から探す 210

分光器の関連キーワード

静電気測定器 3D形状測定機 輪郭形状測定機 寸法測定器 平面度測定器 形状測定機 高さ測定器 周波数測定器 三次元測定機 放射線測定器 測長機 オシロスコープ 真円度測定器 ロックインアンプ 赤外線サーモグラフィー X線回折装置
Copyright © 2025 Metoree