全てのカテゴリ
閲覧履歴
遠心濃縮機のメーカー12社一覧や企業ランキングを掲載中!遠心濃縮機関連企業の2025年6月注目ランキングは1位:久保田商事株式会社、2位:タイテック株式会社、3位:株式会社佐久間製作所となっています。 遠心濃縮機の概要、用途、原理もチェック!
遠心濃縮機とは、減圧下で溶液状の試料に遠心力を加え、溶媒を蒸発させ、試料を濃縮する装置です。
一般的に、遠心チャンバーと冷却チャンバー、減圧装置により構成されています。
14 点の製品がみつかりました
14 点の製品
エッペンドルフ・ハイマック・テクノロジーズ株式会社
350人以上が見ています
■概要 ・新しくデザインされたConcentrator plusは、エルゴノミックで直観的に耐久性のあるソリューションをあなたのラボにもたらします...
エッペンドルフ・ハイマック・テクノロジーズ株式会社
330人以上が見ています
■概要 ・新しくデザインされたConcentrator plusは、エルゴノミックで直観的に耐久性のあるソリューションをあなたのラボにもたらします...
エッペンドルフ・ハイマック・テクノロジーズ株式会社
320人以上が見ています
最新の閲覧: 16時間前
■概要 ・新しくデザインされたConcentrator plusは、エルゴノミックで直観的に耐久性のあるソリューションをあなたのラボにもたらします...
ベックマン・コールター株式会社
480人以上が見ています
返信の早い企業
100.0% 返答率
10.2時間 返答時間
より少ないエネルギーで、より高い性能を。Avanti J-Eはコンパクトデザインですので、スペース制限のある場所にも最適です。コンパクト...
2種類の品番
ベックマン・コールター株式会社
650人以上が見ています
最新の閲覧: 1日前
返信の早い企業
100.0% 返答率
10.2時間 返答時間
卓上型超遠心機Optima™MAX-XPは、175 μLから32.4 mlまで、最大回転数150,000 RPMおよび1,000,000 xgを超える遠心力で、サンプルを迅速か...
2種類の品番
アルバック販売株式会社
420人以上が見ています
最新の閲覧: 10時間前
100.0% 返答率
199.9時間 返答時間
■概要 真空蒸留処理を目的とした装置です。熱感受性の高い物質 (熱分解・重合成のある物質) を、真空下で低温及び短時間で蒸留すること...
株式会社佐久間製作所
360人以上が見ています
最新の閲覧: 17時間前
返信の比較的早い企業
100.0% 返答率
22.2時間 返答時間
遠心力でサンプルの突沸を防ぎながら真空中で濃縮・乾固を行います。 ■特徴 ・遠心力 (Max570×g) により、試料の突沸や泡立ちを防止し...
株式会社佐久間製作所
370人以上が見ています
返信の比較的早い企業
100.0% 返答率
22.2時間 返答時間
遠心力でサンプルの突沸を防ぎながら真空中で濃縮・乾固を行います。 ■特徴 ・遠心力 (Max570×g) により、試料の突沸や泡立ちを防止し...
株式会社佐久間製作所
400人以上が見ています
最新の閲覧: 5時間前
返信の比較的早い企業
100.0% 返答率
22.2時間 返答時間
遠心力でサンプルの突沸を防ぎながら真空中で濃縮・乾固を行います。 ■特徴 ・遠心力 (Max570×g) により、試料の突沸や泡立ちを防止し...
株式会社柳生商会
280人以上が見ています
返信の早い企業
4.5 会社レビュー
100.0% 返答率
8.2時間 返答時間
■特長 ・約25秒で最大15,000rpmまで加速できます。 ・電磁ロック式採用の安全設計です。 ・ローターはオートクレーブ可能 (121℃) です。...
株式会社柳生商会
310人以上が見ています
返信の早い企業
4.5 会社レビュー
100.0% 返答率
8.2時間 返答時間
■特長 ・遠心力を利用した減圧濃縮が行えます。 ・ダイヤフラム型真空ポンプ・冷却トラップ装置との接続でマイクロチューブ (最大24本) ...
エッペンドルフ株式会社
40人以上が見ています
100.0% 返答率
214.1時間 返答時間
Eppendorf Concentrator plusは、その先進の加熱技術により、DNA、RNA、ヌクレオチド、タンパク質、その他の液体または湿ったサンプルの...
遠心濃縮機とは、減圧下で溶液状の試料に遠心力を加え、溶媒を蒸発させ、試料を濃縮する装置です。
一般的に、遠心チャンバーと冷却チャンバー、減圧装置により構成されています。
遠心濃縮機は、濃縮の際にかつ減圧により試料内の溶媒の沸点を下げ、かつ試料に遠心力を掛けて溶媒の突沸や泡立ち等を防ぐのが特徴です。そのため、加熱や突沸などによるサンプルのロスを抑えられ、ごく少量のサンプルを使用する微量分析のサンプルの濃縮に適しています。
DNAやRNA、ペプチドなどを濃縮したり、その他の濃縮や乾燥を必要とするアプリケーションを作成したりする際に使用されています。また、溶媒混合液および水混合物の濃縮や、残留分析、毒性調査や科学捜査、コンビナトリアル化学、食品分析や環境分析などにも多くの分野で利用されています。
微量分析などに使用される遠心濃縮機は、「物質の三態」を利用してサンプルを濃縮するのが特徴です。具体的には、減圧下で試料内の溶媒を大気下よりも低い温度で蒸発させ気化して回収し、試料内の溶媒の量を減らして試料を濃縮しています。そのため、遠心濃縮機に最低限必要な構成は、遠心チャンバーと冷却チャンバーおよび真空ポンプなどの減圧装置です。
遠心濃縮機では、遠心チャンバー内に液状の試料を配した状態で、減圧装置により遠心チャンバー内を減圧します。減圧下では物質の沸点は下がっていくため、遠心チャンバー内の試料に含まれる溶媒の沸点が下がります。よって大気下よりも低い温度で溶媒の蒸発が可能です。
蒸発した溶媒は冷却チャンバーに移動し、ここで冷却および回収されます。このとき、試料を加熱しており、溶媒の蒸発を促すほか、減圧時に起こる溶媒の凍結を防いでいます。また、遠心チャンバー内の試料表面の圧力は減圧された遠心チャンバー内と同じ圧力となっています。このとき、遠心濃縮機では試料に遠心力を加えているため、試料内部では深部に行くほど圧力が高くなる圧力勾配が生じています。
そのため、遠心チャンバー内の圧力をうまく制御すれば、試料表面のみが減圧下の沸点を持ち、試料内部は沸騰させることなく表面だけの沸騰を起こし、内部が沸騰する突沸の防止が可能です。
遠心濃縮機は主に微量分析などの分野で使用されますが、近年では下水の汚泥処理にも使用されています。下水汚泥のうち、最初沈殿池の汚泥は沈降しやすく、重力沈降による汚泥の濃縮が容易です。
しかし、最終沈殿池の汚泥 (特に、余剰汚泥) は沈降しづらいため、重力沈降によって汚泥を濃縮させることは容易ではありません。そこで、機械による汚泥濃縮法 (機械濃縮法) の1種として遠心濃縮機が用いられています。なお、機械濃縮法には、常圧浮上濃縮装置やベルト式ろ過濃縮機などの方式もあります。
汚泥濃縮用の遠心濃縮機は、余剰汚泥を遠心力によって濃縮します。このとき、減圧はおこないません。汚泥濃縮用の遠心濃縮機は、汚泥供給管を中心として外胴、スクリューを持つ内胴がそれぞれ一定の回転差を保ちながら回転する構造です。
この回転差は、例えば3〜8回転ほどの回転差とされており、スクリューを持つ内胴の方が少しだけ遅く回るように設定されています。最初に汚泥を遠心濃縮機の汚泥供給管から外胴に供給されます。汚泥を遠心濃縮機に供給する前に、凝集剤などが添加されるのが一般的です。
外胴は高速回転しており、汚泥は遠心力を受けて、水と固形物の比重差による沈降分離が起き、外胴に濃縮汚泥が堆積します。このとき、内胴と外胴の回転差があり、内胴の方が少しだけ遅く回転しているため、堆積した濃縮汚泥は、内胴に取り付けられたスクリューによりかきとられ押し出されて排出されます。
このような遠心濃縮機を利用すれば、例えば濃度1%以下の汚泥を4〜6%の濃縮汚泥に濃縮可能です。
参考文献
https://www.thermofisher.com/
http://www.lsrc.u-toyama.ac.jp/sic/div/01seika/lab1/concn.html
http://www.kakoki.co.jp/products/e-014/index.html
https://www.enshinbunriki.com/principle/
http://www.siset.or.jp/contents/?CN=200&RF=K&ID=228