回路設計ソフトウェアについての概要、用途、原理などをご説明します。また、回路設計ソフトウェアのメーカー3社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。回路設計ソフトウェア関連企業の2022年4月注目ランキングは1位:オートデスク株式会社、2位:株式会社マイソフトとなっています。
回路設計ソフトウェアは、集積回路、電子機器、電気回路などの設計作業を支援するソフトウェアです。回路設計支援用のハードウェアと合わせて、EDA(Electronic Design Automation)とも呼ばれることもあります。
従来は手作業で行われていた電子機器の設計を、回路設計ソフトウェアを使ってある程度自動的に実施することで、開発のスピードを上げ、ミスのない安全な設計を実現します。
手動設計の時代には回路図を用いた設計が行われていましたが、回路設計ソフトウェアを用いた設計では、機能を設計専用の言語で記述してそれを回路に自動的に変換することで回路設計を行います。
回路設計ソフトウェアは、電子・電気回路を設計・開発する分野では必ず使用されるソフトウェアです。
半導体メーカーでは、集積回路のパーツとなるデバイス設計、集積回路のシステム設計・アーキテクチャ設計、論理設計、回路設計、レイアウト設計および各段階におけるシミュレーションなど、設計に関わる全ての段階で、回路設計ソフトウェアが使われます。
また、サーバ、IoT機器、医療機器、産業機器、通信機器などの分野でも、プリント基板の設計、基板上での電子部品配置・配線、機能テストなどで、回路設計ソフトウェアが使われています。
回路設計ソフトウェアを用いた設計では、次のようなフローで回路設計を行います。
まず、必要とされる機能を、Verilogなどのハードウェア記述言語(HDL:Hardware Description Language)で表します。この部分は、通常、回路設計ソフトウェアではなく設計者の手作業で行われます。HDLより上位のシステムレベルの設計言語から、自動的にHDLに変換してくれるシステムもありますが、その場合は、システムレベルの設計を手作業で行います。
HDLによる設計が終わり、その設計が意図した通りの動作をすることをテストベンチで検証した後、回路設計ソフトウェアがHDLを論理合成して論理回路へと変換します。回路設計ソフトウェアは、既存デバイスの情報をライブラリとして持っていて、設計ルールに従ってライブラリの中から適切なデバイスを自動的に選択します。
回路設計ソフトウェアは、論理合成してできた論理回路に対してシミュレーションを行い、HDL設計後のテストベンチ同様、要求される機能を満たしていることを検証します。この段階の検証では、ライブラリが持つデバイスのタイミング情報なども含んだ検証を行うため、信号の値が0か1かという単純な検証ではなく、信号の値が不定(X)である状態も含めて機能検証が行われます。
論理回路が機能要求を満たすことを確認した後、決められたサイズのチップ上または基板上に効率よくデバイスを配置し、信号間を配線します。これ以降の段階は、回路設計ではなくレイアウト設計と呼ばれ、一般的には回路設計ソフトウェアに含まれません。
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インテックス株式会社*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2022年4月の注目ランキングベスト2
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | オートデスク株式会社 | 80% |
2 | 株式会社マイソフト | 20% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2022年4月の回路設計ソフトウェアページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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