FPGA開発についての概要、用途、原理などをご説明します。また、FPGA開発のメーカー8社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。FPGA開発関連企業の2022年6月注目ランキングは1位:NECプラットフォームズ株式会社、2位:株式会社テクノスコープ、3位:ライズエイト株式会社となっています。
FPGAとはField Programmable Gate Arrayの略で、開発現場で機能をフログラムできる集積回路のことです。FPGAの中には、演算器、メモリ、レジスタ、簡単な論理回路などの回路が多数配列されています。何も手を加えなければ、何の機能も持たない回路の配列にすぎませんが、内部の回路を組み合わせ、論理回路を設計することによって、開発者が求める機能を自由に持たせることができます。
FPGAをカスタム設計して、求める機能を持つICを開発することを、FPGA開発と呼びます。
FPGA同様にユーザーの希望をカスタマイズできるASIC(application specific integrated circuit)がありますが、これはカスタム機能を設計してからICを製造するものです。設計・開発に時間がかかりますし、一度製品になった後は現場で自由に機能を変えることはできません。
FPGA開発は、ICを含む電子機器や基板の開発に欠かせません。通信、車載、医療機器、民生機器、その他あらゆる分野の電子機器開発の現場で、FPGA開発を行っています。
FPGAに必要な機能をプログラムし、実際に電子機器に載せて実機検証を行い、その結果をフィードバックできることは、FPGA開発に非常にメリットがあります。FPGA開発はASIC設計に比べると開発時間が短いため、やり直しやチューンナップも容易です。
FPGAはASICに比べると生産コストが高いというデメリットがあるため、開発段階ではFPGAを使い、設計が確定後、最終製品にはASICを載せるという傾向にありました。しかし、最近では半導体製造技術の向上によりFPGAの高集積化、低コスト化が進み、最終製品にFPGAを使う事例も増えています。
FPGA開発のフローは、基本的にASIC など他のIC開発と同じです。ASIC開発では試作工程を製造部門が担当するのに対し、FPGA開発ではASICの試作に相当する実チップへプログラムを実装する工程もFPGA開発者が行うことが特徴です。
FPGA開発フローには、以下のような工程があります。
参考文献
http://www.ieice-hbkb.org/files/10/10gun_01hen_03.pdf
https://www.cqpub.co.jp/dwm/Contents/0038/dwm003800970.pdf
https://japan.xilinx.com/japan/fpga-koza/chapter01.html
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FPGA開発のカタログ一覧はこちら企業
OKIネクステック株式会社*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2022年6月の注目ランキングベスト6
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | NECプラットフォームズ株式会社 | 26.1% |
2 | 株式会社テクノスコープ | 17.4% |
3 | ライズエイト株式会社 | 17.4% |
4 | 株式会社東洋レーベル | 17.4% |
5 | 株式会社エヌ・ディ・アール | 13% |
6 | 株式会社プリバテック | 8.7% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2022年6月のFPGA開発ページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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