降圧レギュレータのメーカー15社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
降圧レギュレータは、電気回路において入力電圧を降圧して出力するための電圧変換方式のことを言います。供給する電源電圧が高く電気回路をそのまま動作させることができない時などに、降圧レギュレータを使用し供給する電圧を低くすることで、回路を故障させることなく安全に動作させることができます。
降圧レギュレータは、主にスイッチングレギュレータという電圧変換方式を持つDC/DCコンバータを用いることで機能を実現させています。
このレギュレータは電気回路に供給する電圧値を調節したい時などに用いられます。例えば家庭でコンセントから供給される電源はAC100Vであり、それを各種電化機器に接続します。しかし、電化機器の回路内の半導体素子などは主に直流で動作するため、コンセントから供給したAC100V(交流)をDC(直流)に変換する必要があります。さらに回路内にFPGAやCPUなどが搭載されている場合は、5Vや3.3Vの電圧を供給する必要があるため、100Vから降圧させる必要があります。そのような場合に降圧レギュレータが用いられます。
ここでは降圧レギュレータとして主に使用される方式のスイッチングレギュレータの原理を基に説明します。
スイッチングレギュレータは名前の通りスイッチ素子を用いた変換方式であり、出力をON/OFFで制御することにより電圧を変換しています。ここでは、一例として24Vの入力電圧を5Vに降圧し出力させる動作の原理を説明します。まず、電源供給時にスイッチをONし、出力電圧が0Vから5Vまで上昇するのを待ちます。その後、出力電圧が5Vまで上がったら、スイッチをOFFさせ、5Vより大きい電圧が出力されることを抑制します。スイッチをOFFすると、今度は5Vから電圧値が下がるので、規定の電圧値を下回ったら再度スイッチをONし5Vまで上昇させます。このON/OFF動作を高速で繰り返すことにより24Vの入力電圧を5Vに変換し出力されています。
上記のようにスイッチをON/OFFし電圧を変換したものをそのまま出力させると、5V付近を上下し、少し歪んだ電圧が出力されてしまいます。この歪みを無くすため、ON/OFF動作で得られた電圧を整流回路に通します。それにより、歪みの少ない安定した直流電圧が出力されるという原理です。
参考文献
https://techweb.rohm.co.jp/knowledge/dcdc/s-dcdc/02-s-dcdc/90
社員数の規模
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