株式会社染谷電子
株式会社タムラ製作所
加美電子工業株式会社
サラ株式会社
Triad Magnetics

【2021年版】オーディオ用トランス メーカー10社一覧

オーディオ用トランスのメーカー10社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。


目次


オーディオ用トランスとは

オーディオ用トランスは、オーディオ信号において使用されることを想定したトランスのことです。

通常のトランスが商用電源周波数(50 Hzまたは60 Hz)に対して設計されているのに対し、オーディオ用トランスは20-20000Hzの可聴域に重点を置いて設計されてます。デジタル信号トランスとは異なり、アナログ信号をそのまま伝達できるよう、信号の歪を考慮されています。交流電流を一度磁場に変換するというトランスの特性を生かして、グランドを分離する(グランドアイソレーション)ことができます。これにより、ハムノイズや他の電磁場の影響を最小にすることが可能です。そのため、長距離にわたる微小アナログ信号の伝送に生かすことができ、特にマイクの信号の伝達で強いコモンモードノイズ対策をすることが可能です。また、インピーダンス変換が可能なため、真空管出力というハイインピーダンス出力を、スピーカー向けにローインピーダンスに変換する目的でも使用されます。

オーディオ用トランスの使用用途

使用用途は主に2種類です。音声信号入出力(マイク入力やラインレベル)かスピーカーへの出力(ハイインピーダンスからローインピーダンス変換)に使用されます。

音声入出力は、グランドアイソレーションが可能なため長距離の伝送に適しているほか、アンバランス入出力の機器を簡単にバランス入出力に変換が可能なため、ノイズに強い機器作りが可能です。

スピーカーへの出力は真空管アンプで使用されます。真空管出力は、高電圧でハイインピーダンスのためローインピーダンスのスピーカーへ直接接続することができない場合があります。そのためインピーダンス変換装置として使用されます。

その他、巻き線比を変更することで増幅ゲインを得ることも可能です。例えば、マイク入力に使用されるトランスでLL1538というものがあります。これは1:1:5の巻き線比を持つトランスで、一次側をパラレル使用することで1:5の巻き線比を得ることができ、信号を5倍に増幅することが可能です。

オーディオ用トランスの原理

原理は通常のトランスと同様で、電流を一度磁場に変換、それを再度電流に変換することでグランドアイソレーションとインピーダンス変換が可能になります。

インピーダンスの比は巻き線比に比例しています。これを利用して信号の増幅も可能です。また、その原理上磁場を無限に蓄えることが不可能なため、直流での伝送ができません。低周波であっても交流信号である必要があります。

オーディオ用トランスの特徴としては、20-20000Hzの交流信号を低い歪みで伝達できることです。通常のトランスはサイズや電力容量を重視するのに対し、オーディオ向けトランスはそれよりも歪みが低いのが特徴です。音声信号を正確に伝達するのに適した特性といえます。

これらの特徴により、コンシューマの機器よりもプロ用のオーディオ機器に多く採用されます。スタジオやライブ会場、特にノイズに厳しい現場で活躍する特性となります。また、突発的なスパイクノイズが流れても、コモンモードであれば機器の回路を保護できます。

参考文献
https://www.tritech.tv/column/trans3.html
https://detail-infomation.com/saturation-magnetic-flux-density/#:~:text=%E9%A3%BD%E5%92%8C%E7%A3%81%E6%9D%9F%E5%AF%86%E5%BA%A6B_S%E3%81%A8,%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%A8%E3%82%92%E8%A8%80%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

オーディオ用トランスのメーカー情報

オーディオ用トランスのメーカー10社一覧


オーディオ用トランスのメーカーランキング

社員数の規模

  1. 1 株式会社タムラ製作所
  2. 2 加美電子工業株式会社
  3. 3 西村無線電機株式会社

設立年の新しい会社

  1. 1 サラ株式会社
  2. 2 株式会社染谷電子
  3. 3 PICO Electronics、Inc.

歴史のある会社

  1. 1 株式会社タムラ製作所
  2. 2 西村無線電機株式会社
  3. 3 Triad Magnetics

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