鶴田電機株式会社
豊澄電源機器株式会社
株式会社電研精機研究所
株式会社ユニオン電機
株式会社エヌエフ回路設計ブロック
株式会社アキテック
東洋電源機器株式会社
布目電機株式会社
富士電機テクニカ株式会社
サラ株式会社

【2021年版】ノイズカットトランス3選 / メーカー10社一覧

ノイズカットトランスのメーカー10社・36製品を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。


目次


ノイズカットトランスとは

ノイズカットトランスとは、1960年から、電研精機研究所によって開発されたトランス型のノイズ防止素子を実用化したものです。ノイズカットトランスはノイズの元になっているものとノイズによって妨害されている側の電気回路を分離絶縁するので、防止効果が高いのが特徴です。デジタル方式化した現代では、システム等の誤動作や破壊、さらには人身事故にまでつながる恐れがあるため、この特徴は重要です。ノイズカットトランスは分離絶縁形であるため、電磁環境下が劣悪でも機能可能です。

ノイズカットトランスの使用用途

現代の多くの機器は高速化され、多機能であることが私たちの生活を便利にしていますが、これらの機械は微小電圧によって動作しているため、外部から侵入するノイズにより誤動作を起こす可能性があります。
雷やアマチュア無線、自動車、放電機器など外部からの侵入にも様々あるので、これらのノイズを防止し、自からが発しているノイズそのものも外部の回路に漏らさないように、ノイズカットトランスは多くの機器に使用されています。

ノイズカットトランスの原理

ノイズカットトランスは、ノイズが2次側に侵入することを抑制します。コモンモードとノーマルモードがあり、それぞれ以下のような仕様です。
コモンモードの場合、低周波(数10kHz程度)のノイズであれば、絶縁トランスであっても多少弱めることができます。しかし、ノイズの周波数が上昇するとトランスの1次側と2次側との間に存在する静電容量が原因となって、2次側へのノイズの侵入が増加してしまいます。そこで、ノイズカットトランスによって1次側コイルと2次側コイルの間に静電シールドを加え、それを接地することによってノイズの侵入を防ぎます。
ノーマルモードは、そのまま2次側に出力するだけであるため、本来トランス自体に抑制効果はありません。そこで、例えば、雷によるノイズの周波数というのは一般機器の電源の周波数(50/60Hz)と比較して非常に高い周波数です。このことを利用し、電源の低い周波数は通し、電源の高い周波数は弱めるという特性をフィルタにもたせることで、ノーマルモードにおけるノイズを抑制しています。

ノイズカットトランスのアース

電気回路のグランドとグランドの間で、電位の異なる場所やグランドが接地不可の箇所でもノイズを防止する施策はあります。そんな時でも先ずは、ノイズカットトランスを設置してみてください。それでも効果がないような時は、一つ目が、ノイズカットトランスの設置している場所を、グランドと出来る限り広い面積で接触させるようにすることです。二つ目は、入力ケーブルと出力ケーブルをノイズが遮蔽できるシールド線にして、このシールド線とノイズカットトランスのケースを広い面積で取り付けることです。以上の操作でノイズ除去効果の向上が期待できます。

ノイズカットトランスの構造

ノイズカットトランスの構造について説明します。その前に、ノイズをカットしたい時、概ね行う対策は、ノイズの発生源を絶縁することです。絶縁することで、ノイズの影響は、ほぼ受けなくなります。そこで実際に行われる絶縁対策ですが、回路上では、殆どの場合は、フォトカプラを使用します。そして、もう一つのフォトカプラを使わない場合の対応方法が、絶縁トランスです。コストやスペースの問題からすれば、圧倒的に基板上のフォトカプラで対応した方が望ましいですが、基板が使用出来ない場合は絶縁トランスを使用します。

しかし、絶縁トランスも万能ではなく、1次側巻線から来たノイズの影響を、2次側巻線も受けてしまいます。そこで、登場したのがノイズカットトランスです。このトランスは、ただの絶縁トランスではなく、障害波遮断変圧器です。ここでは、その原理や動作などの詳細は省略しますが、その構造を紹介します。

ノイズカットトランスの構造的な特長は、従来からある絶縁トランその構造に加えて、コイルトランスの外周に、多重の包覆電磁遮蔽版を設けています。ここが最大の特長になります。さらに、コイル配置や磁心材質と形状を高周波ノイズの磁束がコイル相互に鎖交しないように作られており、分布する静電容量結合と電磁誘導によるノイズの伝達を防止しているノイズ遮断に対して非常に優れたトランスです。

参考文献
https://www.denkenseiki.co.jp/noise-blog/2345/
http://www.totora.co.jp/other/noise_cut_kouka.pdf
http://www.totora.co.jp/other/noise_cut_earth.pdf
http://www.sanwa-denki.com/kaisha/denken/shiryou01.pdf

ノイズカットトランスのメーカー情報

ノイズカットトランスのメーカー10社一覧


ノイズカットトランスのメーカーランキング

社員数の規模

  1. 1 株式会社エヌエフ回路設計ブロック
  2. 2 富士電機テクニカ株式会社
  3. 3 布目電機株式会社

設立年の新しい会社

  1. 1 サラ株式会社
  2. 2 東洋電源機器株式会社
  3. 3 鶴田電機株式会社

歴史のある会社

  1. 1 株式会社アキテック
  2. 2 株式会社エヌエフ回路設計ブロック
  3. 3 株式会社電研精機研究所

ノイズカットトランス3選

NR11シリーズ

豊澄電源機器株式会社 NR11シリーズ 画像出典: 豊澄電源機器株式会社公式サイト

特徴

NR11シリーズは、ノーマルモードノイズとコモンモードノイズの両方について、従来の静電シールド付きトランスよりも高い減衰力を発揮するノイズカットトランスです。

従来の絶縁トランスと同等以上の絶縁トランス性能をもち、1分間に3kVのコイル・鉄心間耐電圧を実現。

電源ラインから入り込むノイズをカットするだけでなく、ノイズ発生源である負荷機器から電源ラインへのノイズ侵入も防止します。

RoHS指令の制限物質10品目は非含有です。

豊澄電源機器株式会社の会社概要

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NA11シリーズ

豊澄電源機器株式会社 NA11シリーズ 画像出典: 豊澄電源機器株式会社公式サイト

特徴

NA11シリーズは、絶縁トランスにノイズ減衰機能をプラスしたノイズカットトランスです。

低コストながらも、従来の絶縁トランスと比較して優れた減衰耐性を実現していることが特長です。

このノイズカットトランスのシリーズには、容量によって9製品ラインナップされており、絶縁の種類は100から300VAではE種、500から5kVAではF種となっています。

RoHS指令の制限物質6品目は非含有、配線部は端子台方式を採用しています。

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MNR-DS

株式会社ユニオン電機 MNR-DS 画像出典: 株式会社ユニオン電機公式サイト

特徴

単相トランスMNR-DSは、ステンレスケースを採用し、製法など細部までこだわった、圧倒的なノイズ減衰性能を誇る、最上位モデルのノイズカットトランスです。

コモンモード・ノーマルモードノイズを分けた計測である静特性での性能ではなく、実際にノイズ発生電源を用いた公的試験場での検査により、その実力は証明されています。

輻射ノイズを想定し、端子接続部分は端子カバー内部に入る設計になっています。

100kVAを超える大容量や3相、3層から単相変換などあらゆる仕様への対応が可能です。

株式会社ユニオン電機の会社概要

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ノイズカットトランスの36製品一覧

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