POEスイッチングハブについての概要、用途、原理などをご説明します。また、POEスイッチングハブのメーカー31社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。POEスイッチングハブ関連企業の2024年2月注目ランキングは1位:株式会社ピーエスアイ、2位:ロジテックINAソリューションズ株式会社、3位:アライドテレシス株式会社となっています。
早稲田大学大学院でMBE法による窒化物半導体成長に関する研究に従事。2016年に大学院を修了後、非鉄金属系メーカーへ入社。金属製錬工場における設備保全・エンジニアリングの業務に従事。2022年に化学系メーカーへ転職。同様の業務に従事。
POEスイッチングハブとは、Ethernetポートから給電する機能を持ったスイッチングハブのことです。
POEは「Power over Ethernet」の略で、Ethernetケーブル (いわゆるLANケーブル) で受電機器に電源を供給する機能を指します。POEの標準規格に対応した機器同士をEthernetケーブルで接続することで使用します。
スイッチングハブとは、複数のコンピュータ同士で通信を行う際、ネットワークを効率的に中継する機器のことです。Ethernetという通信規格が使用され、Ethenetポートを使用してコンピュータのやり取りを中継します。
スイッチングハブは1990年代に製品が発売されました。その頃のネットワークは10Gbpsが一般的なスピードでしたが、現在では100Gbpsやそれ以上の通信速度に上がっており、スイッチングハブもこのスピードに対応した製品が発売されています。
POEスイッチングハブは、Ethernet通信によるネットワーク上で使用されます。以下は、POEスイッチングハブに接続される機器の一例です。
POE対応受信機器は電源ケーブルが不要となるため、遠隔地に配置される機器に適しています。したがって、監視カメラなどに多く使用されます。
ただし、POEスイッチングハブによって給電可能機器数や電源容量などの仕様が異なるため注意が必要です。
POEスイッチングハブはPOE機能とスイッチングハブ機能を有する装置です。それぞれの機能は、以下の通りです。
POE機能とは、LANケーブルの配線を使用して給電する機能です。LANケーブルは2本4対の細い芯線がまとまったケーブルです。
100Mbps以下の通信では、送信用と受信用の2対しか使用していませんが、1Gbps以上の通信では4対全て使用します。給電方式にはTypeAとTypeBがあります。
TypeAは通信線と電源線を共有する方式で、1Gbps以上の通信ではこちらを使用します。TypeBは、100Mbps以下では使用されない2対を使用して給電する方式です。
スイッチングハブとは、Ethernet通信を効率的に中継する機能です。ただのハブも中継機能がありますが、入ってきた通信データを接続された全機器に再送信する特徴があります。
通信相手以外にも届いてしまうことから、ネットワークが渋滞しやすい欠点があります。それに対してスイッチングハブは、MACアドレスという機器固有アドレスを使用して通信すべき相手を特定します。必要な機器にのみデータを送信するため、効率的に信号を中継可能です。
PoEは、アメリカの標準化団体であるIEEE (Institute of Electrical and Electronics Engineers) によって規格として定義されました。規格化によって受給電する機器同士のメーカーが異なる場合も接続が可能です。
PoEの規格は、IEEE802.3afおよびIEEE802.3atにて定義されています。IEEE802.3afは少し古い規格で、より高い電力出力に対応できるようにIEEE802.3atが策定されました。IEEE802.3atは「PoE+」と表記されることが多く、最近のPoEスイッチングハブはPoE+に対応している製品が増加傾向です。
PoEは供給電力に応じて0~8までクラスが分かれており、クラスが大きいほど電源供給能力が上がります。最大のクラス8では給電電力90W、受電電力73Wと定義されています。
PoE受電対応のPoEスイッチングハブが販売されています。この製品は、POE給電機器からの電力をPOE受電機器に伝達することが可能です。この機能をパススルーと呼びます。
通常であれば、最大距離が100mまでと定められているPoEですが、パススルーによって合計200mの伝送距離を実現することが可能となります。大規模な工場などで役立つ機能です。
パススルーを利用する際は、総電力量が最大値を超えないように設計する必要があります。PoEで利用できる電力量は大きくないため、多数の機器をPoEスイッチングハブに接続すると容易に最大電力量を超えてしまいます。
参考文献
https://www.jp.netgear.com/business/solutions/feature/PoE/
https://www.jp.netgear.com/business/solutions/feature/PoE/default.aspx
https://www.netgear.jp/faqDetail/919.html
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
2024年2月の注目ランキングベスト10
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 株式会社ピーエスアイ |
8.3%
|
2 | ロジテックINAソリューションズ株式会社 |
8.3%
|
3 | アライドテレシス株式会社 |
8.3%
|
4 | ネットギアジャパン合同会社 |
6.8%
|
5 | 株式会社ジェイ・ティ・エス |
6.0%
|
6 | 株式会社バッファロー |
6.0%
|
7 | ヤマハ株式会社 |
6.0%
|
8 | BlackBear TechHive Japan株式会社 |
4.5%
|
9 | 株式会社アイ・オー・データ機器 |
4.5%
|
10 | 日本ヒューレット・パッカード合同会社 |
3.0%
|
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2024年2月のPOEスイッチングハブページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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企業
株式会社ピーエスアイ エム・シー・エム・ジャパン株式会社 デジタルキューブテクノロジー株式会社 BlackBear TechHive Japan株式会社