サーバーブレードについての概要、用途、原理などをご説明します。また、サーバーブレードのメーカー4社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。サーバーブレード関連企業の2022年4月注目ランキングは1位:日本ヒューレット・パッカード株式会社、2位:株式会社日立製作所、3位:EIZO株式会社となっています。
従来はラックマウント型サーバーという収納形態が主流でしたが、収納スペースが大きくなることからサーバーブレードという収納形態が生まれました。ブレードとは、刃を意味しています。
複数の薄いブレードのような形状のサーバーブレードを1つの筐体に収納して構成されるのがブレードサーバーです。以下ではこのブレードサーバーについて説明していきます。
夫々のユニット(=ブレード)にはコンピュータを構成するために必要なCPU、メモリ、I/Oなどが実装されており、このような複数のユニットに加え、HDD、DVD、電源、FANなども収納されこれらを共用する構成としています。
サーバーブレードを収納するラックでは、HDD,DVD,電源、FANなどを共用で使える構成としていることから、システムの消費電力を低く抑えることが可能です。
また、EIA規格の19インチラック内に複数のユニットを装着できることからマウント型サーバに加え収納スペースも大幅に削減することができます。
以上のことから、増加するサーバ類の収納スペースの削減や消費電力の削減を目的として利用されています。
また、システムは冗長な構成となっているため、システムにトラブルが発生した場合においても比較的短時間でバックアップのユニットに切り替えて稼働を継続することが可能です。
物理的に狭いスペースに収納可能であることがブレードサーバーの大きな特徴ですが、製品化当初は、この特徴を生かすためにラックマウント型サーバーに比べて性能的に劣る面もありました。CPUの処理スピードやメモリの容量などの面においてです。
その後の半導体技術の急激な発達を受けて、CPUやメモリの小型化、高性能化が進み、現在では
ブレードサーバーはラックマウント型と同等の性能を持つようになっています。
その他、ブレードサーバーは、ユニット間の配線が不要であるという点があります。ラックに用意されたユニット接続部を通してユニット間の通信は全て対応されているからです。このことも、ブレードサーバーの省スペース化に貢献しています。
更にブレードサーバーによってはLCDのユニットが用意されているタイプもあります。サーバーが設置されるコンピュータセンター内はモニターを常設することは困難です。システムの状態を監視したい場合にLCDユニットでシステムの稼働状況をすぐに確認することができるため便利です。
参考文献
https://jp.fujitsu.com/platform/server/primergy/archive/catalog/201101/introduction-blade.pdf
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2022年4月の注目ランキングベスト4
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 日本ヒューレット・パッカード株式会社 | 48.9% |
2 | 株式会社日立製作所 | 24.4% |
3 | EIZO株式会社 | 22.2% |
4 | シスコシステムズ合同会社 | 4.4% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2022年4月のサーバーブレードページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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