ダイプレクサについての概要、用途、原理などをご説明します。また、ダイプレクサのメーカー13社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。ダイプレクサ関連企業の2022年6月注目ランキングは1位:株式会社コムクラフト、2位:住友電気工業株式会社、3位:株式会社村田製作所となっています。
ダイプレクサとは通信機に用いられる装置の一つで分波器とも呼ばれています。二つの信号を一つに混合したり、一つの信号を二つに分離したりすることができます。似たような装置にデュプレクサというものがありますが、この二つに明確な違いは無く、一般的にはFDD通信に用いられる場合はデュプレクサ、それ以外の場合はダイプレクサと呼ばれています。周波数が離れている信号を混合させたり分離させたりすることが可能で、比較的広い帯域の周波数に対応しています。
ダイプレクサは通信機に用いられ、信号を混合させたり分離させたりするために使われます。例えばテレビのアンテナです。地上波テレビ用の信号とBS用の信号を同じアンテナで送る場合、ダイプレクサを用いて一つに混合されます。また、一つになって送られてきた信号を地上波テレビ用のアンテナとBS用のアンテナで受け取る場合も、分離させるためにダイプレクサが用いられます。他にも携帯電話や無線機などの数多くの通信機器に用いられています。
ダイプレクサは様々な通信機器に用いられている装置の一つです。ここではその原理や特徴についてご紹介します。
ダイプレクサはローパスフィルターやハイパスフィルター、バンドパスフィルターなどを用いて作られています。コイルやコンデンサーを用いてこれらのフィルターを複数作ることによって、周波数に応じて信号を混合させたり分離させたりすることができるようになります。特に、送信と受信で周波数の異なる携帯電話などの通信機器に広く使用されています。
また、信号の通過部分のインピーダンスより素子部分のインピーダンスがはるかに大きくなるように移相器が用いられることもあります。インピーダンスに大きな差が生まれることによって互いに干渉せず、影響の少ない構造にできるのです。
近年ではSAWフィルタを使用したSAWダイプレクサが広まっています。これは他のダイプレクサに比べて小型化が可能になったので、普及が進んでいるのです。
参考文献
https://www.murata.com/ja-jp/products/filter/lcdiplexer
https://www.de-pro.co.jp/2016/09/06/8874/
https://www.melinc.co.jp/snap_appnote_doc/SnapApp10.pdf
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2022年6月の注目ランキングベスト8
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 株式会社コムクラフト | 15.4% |
2 | 住友電気工業株式会社 | 15.4% |
3 | 株式会社村田製作所 | 15.4% |
4 | TDK株式会社 | 15.4% |
5 | STマイクロエレクトロニクス株式会社 | 15.4% |
6 | QIC株式会社 | 7.7% |
7 | 株式会社アムテックス | 7.7% |
8 | エム・アールエフ株式会社 | 7.7% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2022年6月のダイプレクサページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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