クーラントホースのメーカー8社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
ホースを曲げても内径が変わらないので、流量が変わらないホースです。
ポリアセタール製のホースは、クーラントホース特徴である曲げても内径が崩れない加工がされており、所々に特定のジョイントコネクタを装着する事で流量をコントロールできる仕様のものもあります。
他にもステンレス製のクーラントホースもあり、切削油や薬品耐性も強く、強度もあるため長期使用が可能です。
ホースにはクーラント媒体として、エマルジョンや油、圧縮空気、液化ガスなどが使用されます。
一旦決められた形状から液の圧力でホースが動かない事、機械振動にも強い事が求められています。
仕様する液によって耐薬性について適切なものを選択する事が重要です。
機械・金属加工時の発熱の冷却、切粉の排除、潤滑目的で使用され、生産量の増加や加工安定性が高まります。
熱伝導率が低いステンレス鋼や耐熱合金などの加工に効果的で、これらの素材は加工点の熱が逃げにくいため、焼け・ひずみ・反りが発生しやすいため加工時にクーラントが大変重要になってきます。
溶着しやすい低炭素鋼やアルミ合金、二相ステンレス鋼の加工においても適切なクーラントの効果が必要です。
環境やコスト面でクーラントを使用しないドライ加工もありますが、多くの加工においては品質の維持のためクーラントは必要とされています。
加工安定性にとって重要で、適切なクーラントによって刃先温度を低下させ良好な切りくず排出が得られます。
加工において、クーラントは公差(最大値と最小値の差)、品質、加工のしやすさ(被削性)などを発揮するために重要です。
被削性がよいと、工具寿命が長くなり、切削の温度が高温にならない、くずが伸びたり振動が起きる事も少なく、加工時の抵抗も低いため時間も短くクーラントを使用する事で生産性の向上が望めます。
加工面の温度上昇を抑える事でより広範囲で長時間の加工が可能になります。
ノズル径によってクーラントの流量の調節が可能で、圧力が高いほど先端の切削領域への冷却効果は大きく、切りくずを加工面から素早く引き剥がし工具の摩耗を防ぐことが出来ます。
刃先温度の低下しすぎるとステンレス鋼などでは構成刃先(加工硬化によって元の金属より硬い物質となり新たな刃先が発生)が発生する場合があり、切削速度をあげたり、クーラントの供給を停止したりする事もあります。
参考文献
http://www.mst-corp.co.jp/locline/
https://www.sandvik.coromant.com/ja-jp/knowledge/parting-grooving/pages/cutting-fluid-and-coolant.aspx
https://www.sandvik.coromant.com/ja-jp/knowledge/general-turning/pages/how-to-apply-coolant-and-cutting-fluid-in-turning.aspx
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