ネジ加工についての概要、用途、原理などをご説明します。また、ネジ加工を提供する会社・業者9社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。ネジ加工関連企業の2022年7月注目ランキングは1位:株式会社フカサワ、2位:株式会社JMC、3位:株式会社ヤマトとなっています。
ネジ山を作る加工のことです。
ネジには、おネジとめネジがあります。棒状の一般的なネジの方をおネジと言い、棒状の内側にネジ山を加工したのがめネジです。ボルトとナットの関係も、おネジとめネジです。おネジとめネジは嵌合するため、その組み合わせが決まっています。
おネジの加工は、旋盤、ネジ切り盤などの切削による方法と転造加工の塑性加工による方法があります。
めネジの加工は、タップ加工といい、これもおネジと同様に切削式と塑性加工によるものがあります。
ネジには,ネジ部の形状によって,三角ネジ,角ネジ,台形ネジがありますが、ほとんどの場合,三角ネジが機械部品として使われています。ネジの規格は、メートル並目ネジが一般的です。外径が5 mmのメートルネジは「M5」と表し、隣り合ったネジ山の間隔(距離)をピッチと言います。ネジ山を、これらの規格に合致する様に加工します。
おネジとめネジの製造個数が少ない時は、ダイスとタップという道具を使用します。おネジを作るときはダイスとダイスハンドルという工具を使い、めネジを作るときはタップとタップハンドルいう工具を使います。
大量に製造する時は、旋盤、ネジ切り盤などの切削加工や転造加工の塑性加工により製造します。
塑性加工や切削加工により、ネジ山は製造されます。
塑性加工は切削くずを出さない加工です。
ネジ山を作る加工を転造と言います。その転造の方式には、平らな工具を使う平ダイス転造、丸い2つ工具の間でネジを転造する丸ダイス転造、中心ダイスと外周ダイスの内側で転造加工するセグメントダイス転造などがあります。金型費用と金型の設計・作成の時間および金型のセッティングに時間がかかることが、転造の短所です。
また、鍛造金型によりネジ山を加工する場合もあります。転造加工に比べ、ネジの精度は劣りますが、鍛造後に切削加工を組み合わせて使用します。
切削加工は、1台の旋盤で多種類のネジを作ることができますが、大量生産には向きません。おねじを作る時は金属の外側を削るねじ切りバイトを用いた外径ねじ切り旋削で、めねじを作る時は金属の内側を削るネジ切りバイトを用いた内径ねじ切り旋削で行います。
最近は、全ての切削加工を全自動で実施するNC旋盤が主流になっています。
ネジ切り盤は、ねじ切り加工に特化した機械で、橋などの大型建物に埋め込まれる建築用のアンカーボルトや配管の固定用ボルトなどに使用されます。
切削くずが大量に出ること、刃物を使用するのでコストがかかり、刃替え時間も必要となることが、切削の短所です。
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