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ドレン処理装置についての概要、用途、原理などをご説明します。また、ドレン処理装置のメーカー9社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。
ドレン処理装置とは、エアコンプレッサーやエアードライヤーから排出されるドレン (油の混ざった排水) から油を除去し、浄化するための装置です。
エアコンプレッサーを用いて圧縮空気を作り出す際に発生するドレンには、コンプレッサーオイルなどの油が含まれており、そのまま下水道へ排水すると各種法令に抵触します。ドレン処理装置は、ドレンに含まれる汚染物質を取り除き、下水道へ排水できるレベルまでドレンを浄化することが可能です。薬品もしくはフィルターを用いて浄化を行う製品では、基本的に電源などの動力は必要なく、配管内の圧力・重力のみで浄化が可能です。ドレンの排出口にドレン処理装置を接続するだけで自動的に浄化が行われます。一方、マイクロバブルによる油水分離などを用いる種類の製品では、電気を使用しますが、フィルター方式に比べて消耗品交換が少ないとことが特徴です。
ドレン処理装置を用いることにより、産業廃棄物処理コストの削減・環境対策のほか、タンクや配管の腐食、エアー機器 (シリンダーや電磁弁) の故障を防ぐことが可能です。また、ドレンによる生産品質低下などのトラブルの予防にも効果があります。
ドレン処理装置はエアコンプレッサーを用いた圧縮空気を使用する産業分野にて使用されています。ドレン処理装置は主にコンプレッサー・レシーバータンク・アフタークーラー・エアードライヤー・セパレータ・エアーフィルターなどと接続され、これらの機器から排出されるドレンの処理を行います。
ドレン処理装置は、エアーコンプレッサーを用いて作り出される圧縮空気を用いる一般的な製造業、工業用途にて使用されています。産業用途で使用される産業機器の中には、圧縮空気を用いて動作するものが数多くあります。圧縮空気が使用されている主な産業の例は、金属加工、機械製造、食品加工・医薬品や化粧品の製造、電子部品や精密機器の製造、土木工事・建設などです。一般的な製造・加工のほか、圧縮空気は塗装、エアダスターやエアブローを用いた清掃にも使用されます。
工場において、大規模なコンプレッサーが必要な場合は、コンプレッサーを管理するために大規模もしくは中小規模のコンプレッサー室が設置されることがあります。この場合は、特に大量のドレンの処理が必要となることが多いため、処理能力の高いドレン処理装置が使用されます。
特殊なドレンの例として、工場内において空調から発生するクーラードレンがあります。工作機械や成型機などの機械油、食品製造に使用する食品油由来のオイルミストが立ち込めた工場内では、エアコンの熱交換部にオイルミストが付着してし、ドレンと共に室外に排出されてしまいます。このようなクーラードレンと呼ばれるドレンはクーラードレン専用の処理装置を用いて処理することが可能です。
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
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