油圧電磁弁のメーカー21社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
油圧電磁弁は、シリンダーなどの油圧機器へ油を供給する機器です。
油を通すか通さないかの0か1かのものや、油を供給する位置を変動できるもの(シリンダーのロッド側やヘッド側など、どちらへ供給するかを変更できるもの)があり、変動できるものの場合、電磁弁内の油道のことをポート、またポートは内部の電磁石が動作することにより変化し、位置と表現します。
例えば一つの位置に対して電磁石内外へ出入りする油道が4つあり、その位置が2つある場合、4ポート2位置などといいます。
油圧電磁弁は、油圧機器の動作を制御するために用いられています。制御する対象がシリンダーであれば、シリンダーの位置を制御するために、ロッド側やヘッド側のどちらに供給するかを油圧電磁弁で決定します。
また、ロッド側へ油を供給した場合、必然的にヘッド側内の油が抜けることになります。この抜けた油をタンクへ返す際にも、電磁弁を使用する場合があります。
また油圧電磁弁の中に比例電磁弁というものもあり、シリンダーの位置などを細かく制御するために、スプールの開度を電気信号に比例して調整し、対象物へ油を供給するものもあります。
油圧電磁弁は、主にスプールと電磁石からなります。
金属に巻かれたコイルに電圧が印加することで、金属が電磁石となり磁気を帯びます。そうすると金属製のスプールが電磁石側へ吸い寄せられます。この動作で、油を通すか通さないかの電磁弁の場合、電磁弁が開き、油を対象設備へ供給します。
位置をもっている電磁弁の場合は、ノーマルポジションから位置が変化するため、対象設備への油の供給場所が変化することになります。また3位置ある電磁弁の場合は両側に電磁石が設けてあり、どちらとも無電圧の場合はノーマルポジションで、使用したい側の電磁石に電圧が印加された際に、その方向へ位置が変化することになります。
さらに比例電磁弁の場合はスプール開度のコントロールができます。専用のアンプ等を介して電磁弁のコイルへ電圧が供給され、その電圧をコントロールすることで電磁石の磁力もコントロールし、スプールの開度を制御しています。ものによっては、スプール開度のフィードバック信号がついているものもあり、制御したい開度へより正確に近づけることができます。
参考文献
https://jp.misumi-ec.com/vona2/mech/M3500000000/M3503000000/M3503090000/
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