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クリーンテープについての概要、用途、原理などをご説明します。また、クリーンテープのメーカー6社一覧や企業ランキングも掲載しております。クリーンテープ関連企業の2025年2月注目ランキングは1位:株式会社ハギテックとなっています。
クリーンテープとは、研究開発現場などにおいて用いられる、クリーンルームでの使用が可能なテープです。クリーンテープには通常のテープと同様に、両面テープや養生テープ、ラインテープなどさまざまな種類があります。
クリーンテープはテープの基材や粘着剤・芯などに特殊な製法や素材を採用しており、通常のテープと比べて発じん性が抑制されています。発じん対策以外の機能が付与されている製品も数多くあり、例えばテープ表面に帯電防止加工を施したものや、フィルムからの化学物質の溶出を防止したもの、滅菌処理されたものなどが販売されています。
クリーンテープは、半導体分野や生物分野などのクリーン環境において、テープの種類に応じた多様な用途で用いられています。クリーンベンチ内外に掲示物を貼るなど、通常の粘着テープの代替品として使われるケースが多いですが、工事や修理の際の養生テープとして、もしくは区分けのため床に貼るラインテープとしても活用できます。
掲示物を例にあげると、クリーンルーム外での掲示によく使われるものの1つがセロハンテープです。セロハンテープには発じん性があり、基本的にクリーンルーム内での使用はできません。発生した粉じんが製品に混入すると、品質低下のリスクがあるためです。クリーンテープは防じん仕様のため、クリーンルームでも問題なく使用できます。
クリーンテープは前述の通り、清浄度が高い空間で使われます。そのため、テープの発じん性を可能な限り低下させること、製品に付着する粉じんを減らすことが重要です。
一般的な粘着テープであるセロハンテープには、ほとんどの場合、ボール紙の芯が用いられています。このボール紙はパルプを原材料として作られますが、パルプは繊維が短く、発じんしやすい素材であることが知られています。
クリーンテープでは、ボール紙の代わりに、ポリエチレンなどのプラスチックで作られた芯が使われています。プラスチック製の芯はボール紙と異なり紙粉が生じないので、浮遊粒子の発生を抑えることが可能です。
テープの基材にも、芯と同じく、発じんしにくいプラスチック製のフィルムが採用されています。基材に用いられる素材としては、前述のポリエチレンやポリ塩化ビニル、ポリプロピレンなどのポリオレフィンが代表的です。
清浄度を保持するためには、そもそも粉じんを持ち込まないことも重要です。クリーンテープはクリーン環境下で生産および包装が行われており、粉じんが包装内に持ち込まれにくくなっています。そのため、開封時に粉じんが飛散するといったことはありません。
参考文献
https://www.jstage.jst.go.jp/article/adhesion/46/10/46_10-4/_pdf/-char/ja
https://jp.misumi-ec.com/vona2/fs_lab/T2709000000/T2709070000/
https://www.jstage.jst.go.jp/article/gomu/85/2/85_52/_pdf/-char/en
https://www.tanimura.biz/catalog/clean_polyolefin-tape.html
https://www.monodukuri.com/jirei/article/467
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
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1 | 株式会社ハギテック |
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タニムラ株式会社
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