分光放射計についての概要、用途、原理などをご説明します。また、分光放射計のメーカー23社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。分光放射計関連企業の2022年7月注目ランキングは1位:大塚電子株式会社、2位:株式会社相馬光学、3位:英弘精機株式会社となっています。
分光放射計(分光放射輝度計)とは、光源から放たれた光の放射輝度を、波長ごとに分けて計測する機械のことです。
一般に2組の光は、人間には同じ色に見えたとしても、波長ごとの放射輝度(分光放射輝度)が異なります。
分光放射輝度が異なる2組の光源を用いると、ある2組の物体を照らしたときに同じ色に見えても、別の2組の物体を照らすと異なる色に見えます。
こうした現象を防ぐためには、分光放射計を用いて分光放射輝度を測定することが不可欠です。
分光放射計は光源を用いる製品、とくにディスプレイや照明の特性を計測するために広く用いられます。
概要で述べたとおり、「人間の目で見た色」のレベルではなく、「分光放射輝度」のレベルで光源を計測・再現できて初めて、さまざまな状況下で正確な色を再現可能です。
ディスプレイや照明においては赤・青・緑の三原色の光源を用いてフルカラーを表現します。
正確にフルカラーを表現するためには、三原色の光源を分光放射輝度のレベルで計測・再現し、三光源を適切に配分する必要があります。
分光放射計で計測する量は「分光放射輝度」です。単位はW/sr/m2/nm-1(ワット毎ステラジアン毎平方メートル毎ナノメートル)です。
一般に、光源から放射される光には「強い光」や「弱い光」があります。この「強さ」を計測する尺度のうち、「放射輝度」は「平面から平行に放射される光の強さ」を念頭に置いた指標です。
面積を考慮する「放射束(単位W:ワット)」に対し、面積や立体角を考慮しないのが「放射輝度(単位W/sr/m2)」です。
放射輝度は波長によって変化する特性があります。放射輝度を波長ごとに表現したものが「分光放射輝度」です。
分光放射輝度を測定するためには、光源から放射された光を回折格子で波長ごとに分解(分光)し、分光された光をそれぞれセンサーで受光します。さらに受光した光を電気信号に変換し、分光放射輝度を求めます。
多くの分光放射計には演算装置が付属し、輝度(放射輝度とは異なる)・三刺激値XYZ・色度座標xyなどの数値を計算可能です。
参考文献
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jieij1917/61/7/61_7_376/_pdf/-char/ja
https://www.jstage.jst.go.jp/article/photogrst1964/35/4/35_4_219/_pdf/-char/ja
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2022年7月の注目ランキングベスト10
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 大塚電子株式会社 | 11.8% |
2 | 株式会社相馬光学 | 9.8% |
3 | 英弘精機株式会社 | 7.8% |
4 | 株式会社プリード | 7.8% |
5 | オーシャンフォトニクス株式会社 | 7.8% |
6 | コニカミノルタジャパン株式会社 | 7.8% |
7 | 株式会社イメージ ワン | 5.9% |
8 | 株式会社北浜製作所 | 5.9% |
9 | 株式会社トプコンテクノハウス | 5.9% |
10 | 光貿易株式会社 | 3.9% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2022年7月の分光放射計ページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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