制御・計測・センシング
駆動・機械要素・電子制御部品
産業別カテゴリ
電源・エネルギー・熱処理機器
安全・保護・環境対策
材料・素材・ケミカル
電気・電子部品
構造部品・締結要素
ソフトウェア・ネットワーク
サービス
その他
全てのカテゴリ
閲覧履歴
ガスクロマトグラフのメーカー29社一覧や企業ランキングを掲載中！ガスクロマトグラフ関連企業の2025年6月注目ランキングは1位:株式会社島津製作所、2位:ジーエルサイエンス株式会社、3位:サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社となっています。 ガスクロマトグラフの概要、用途、原理もチェック！
ガスクロマトグラフとは、気化しやすい化合物の定性・定量分析に用いられる装置です。
一般的にガスクロと略されて呼ばれることが多く、英語表記であるGas Chromatographの略号から、GCと表記されることもあります。高速液体クロマトグラフと並び、非常に有名な分析手法です。
その原理としては、試料を気化させた後、各成分ごとに分離し、化合物の種類と含有量を決定します。非常に低濃度の揮発性成分も分析できる点が最大のメリットです。現在は、製薬や食品、化学工業など幅広い分野で活躍し、科学技術の基礎と発展に貢献しています。
なお、ガスクロマトグラフとよく似た言葉としてガスクロマトグラフィーがあり、両表現は混同されがちですが、前者（ガスクロマトグラフ）は『実験装置』を意味し、後者（ガスクロマトグラフィー）は『ガスクロマトグラフを用いた分離操作』を意味するため、その意味が異なります。
2025年6月の注目ランキングベスト10
| 順位 | 会社名 | クリックシェア |
|---|---|---|
| 1 | 株式会社島津製作所 |
14.0%
|
| 2 | ジーエルサイエンス株式会社 |
12.1%
|
| 3 | サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社 |
11.2%
|
| 4 | 日本電子株式会社 |
8.4%
|
| 5 | ヤマト科学株式会社 |
7.5%
|
| 6 | アジレント・テクノロジー株式会社 |
6.5%
|
| 7 | 日本カンタム・デザイン株式会社 |
5.6%
|
| 8 | 株式会社ジェイ・サイエンス・ラボ |
3.7%
|
| 9 | ブルカージャパン株式会社 |
2.8%
|
| 10 | ボールウェーブ株式会社 |
2.8%
|
31 点の製品がみつかりました
31 点の製品
LECOジャパン合同会社
380人以上が見ています
最新の閲覧: 19時間前
100.0% 返答率
76.0時間 返答時間
■FID搭載の高い分離能を誇るGCｘGC LECOのQuadJet SDは、水素炎イオン化検出器 (FID) あるいは他の高速シングルチャンネル検出器 (NCD、...
株式会社ジェイ・サイエンス・ラボ
660人以上が見ています
最新の閲覧: 2分前
100.0% 返答率
170.5時間 返答時間
■概要 機能を絞り単一分析に特化した省スペースガスクロです。ルーチン分析に､実験､研究に最適。見やすい液晶パネルの採用により簡単操...
株式会社ジェイ・サイエンス・ラボ
460人以上が見ています
最新の閲覧: 1日前
100.0% 返答率
170.5時間 返答時間
■特長 プラズマ検出器搭載のガスクロマトグラフです。ヘリウムプラズマイオン化検出器 (HPID) は、きわめて安定な直流放電ヘリウムプラ...
株式会社ジェイ・サイエンス・ラボ
450人以上が見ています
最新の閲覧: 2分前
100.0% 返答率
170.5時間 返答時間
■特長 ・冷却性能に優れた高性能カラム恒温槽の設置により生産性を向上 ・電子流量制御により分析精度が向上 ・キャピラリーカラムから...
株式会社ジェイ・サイエンス・ラボ
360人以上が見ています
最新の閲覧: 16時間前
100.0% 返答率
170.5時間 返答時間
■特長 ガスクロの自動化ニーズに伴い、ラボ用ガスクロを自動化した場合の操作の煩雑さや、設置スペースの広大さを取り除いた本格的な自...
株式会社ジェイ・サイエンス・ラボ
420人以上が見ています
最新の閲覧: 3時間前
100.0% 返答率
170.5時間 返答時間
■概要 検出器搭載でオートサンプリング・プレカットバックフラッシュ機構標準装備の19インチラックに搭載可能なコンパクト自動ガスクロ...
エルシーサイエンス株式会社
330人以上が見ています
最新の閲覧: 1日前
返信の比較的早い企業
100.0% 返答率
19.9時間 返答時間
無機ガスや低級炭化水素の測定に最適です。DC12V電源搭載により自動車のバッテリーやポータブル蓄電池が使用可能。データ処理装置Chroma...
コスモトレーディング株式会社
300人以上が見ています
最新の閲覧: 3時間前
返信の比較的早い企業
4.0 会社レビュー
100.0% 返答率
22.2時間 返答時間
■「Zeta ゼータ」 第6世代のハイエンドGC-QMSついに登場 日本電子の新世代ガスクロマトグラフ四重極質量分析計 (GC-QMS) システムJMS-Q1...
コスモトレーディング株式会社
310人以上が見ています
最新の閲覧: 3秒前
返信の比較的早い企業
4.0 会社レビュー
100.0% 返答率
22.2時間 返答時間
■特徴 ・STA449やSTA2500等各種TGとのカップリングが可能です。 ・天秤部は真空密閉構造を採用し、ソフトウェアでコントロール可能なオ...
NISSHAエフアイエス株式会社
320人以上が見ています
最新の閲覧: 1日前
5.0 会社レビュー
100.0% 返答率
36.2時間 返答時間
■特長 ・水素、一酸化炭素をppbレベルでリアルタイム分析（低濃度用） ・簡単操作、短時間測定、キャリヤーガスボンベ不要 ・微量ガス測...
NISSHAエフアイエス株式会社
300人以上が見ています
最新の閲覧: 36分前
5.0 会社レビュー
100.0% 返答率
36.2時間 返答時間
■特長 ・水素、一酸化炭素をppmレベルでリアルタイム分析（高濃度用） ・簡単操作、短時間測定、キャリヤーガスボンベ不要 ・微量ガス測...
NISSHAエフアイエス株式会社
290人以上が見ています
最新の閲覧: 2時間前
5.0 会社レビュー
100.0% 返答率
36.2時間 返答時間
■特長 ・下限5ppbの低濃度エチレンをリアルタイム分析 ・簡単操作、短時間測定、キャリヤーガスボンベ不要 ・微量ガス測定方法JIS規格化...
GTRテック株式会社
240人以上が見ています
本装置は、JISK7126A法 (差圧法) の差圧式ガスクロ法によるガス透過率測定装置で、水素、酸素、炭酸ガス等単一ガス、又は混合ガスのDRY...
GTRテック株式会社
280人以上が見ています
最新の閲覧: 4分前
本装置は、JIS K 7126 A法 (差圧法) の差圧式のガスクロ法で、加湿下におけるガス・蒸気等の透過率・透湿度の測定ができます。フィルム...
GTRテック株式会社
270人以上が見ています
■概要 ・本装置は、JIS K 7126 A法 (差圧法) に準じた差圧式のガスクロ法で、水蒸気の透湿度、酸素等ガス透過度を高感度で測定できます...
GTRテック株式会社
200人以上が見ています
最新の閲覧: 3時間前
■概要 ・本装置は、JIS K 7126 A法 (差圧法) で、ガソリン等の有機溶剤の透過度が測定できます。 ・ガソリン等有機溶剤の透過成分をガス...
GTRテック株式会社
200人以上が見ています
最新の閲覧: 15時間前
■概要 ・本装置はフィルム形状のサンプルの拡散係数・溶解度係数を測定することができます。 ・差圧法デジタル圧力計式で (JIS-7126第1...
GTRテック株式会社
230人以上が見ています
最新の閲覧: 1分前
■概要 ・本装置は、JIS K 7126 A法 (差圧法) で、酸素、窒素、炭酸ガス等の透過度が-20℃から100℃の範囲で測定できます。 透過したガスを...
GTRテック株式会社
230人以上が見ています
■概要 ・本装置は、等圧法を使用しフィルムのガス・蒸気・液体バリア性を成分別に測定することができます。 ・透過したガスをガスクロマ...
GTRテック株式会社
230人以上が見ています
最新の閲覧: 1日前
■概要 ・本装置は、JIS K 7126 B 法 (等圧法) のガスクロ法を採用、フィルム両面を加湿状態に保ち、H2、O2、N2の透過率が測定できます。...
GTRテック株式会社
230人以上が見ています
■概要 チューブ、タンク等の試験体を専用セルに入れ又試験体にガソリソ等を満たします。そのセルを恒温槽内に設置します。 試験体から透...
GTRテック株式会社
190人以上が見ています
■概要 ・本装置は、フロー式 (等圧式) の透過率測定装置で、樹脂チューブ・パイプやコネクター・継手等の製品形状で様々なガスの透過を...
GTRテック株式会社
160人以上が見ています
■概要 ・本システムは、JISに採用されたガスクロ法の特長を最大限に生かしたプラボトル用のガス (O2,N2,CO2等) ・水蒸気透過度測定装置...
GTRテック株式会社
230人以上が見ています
■概要 リチウムイオン電池から透過・リークする電解液を成分別に高感度に求めることができます。リチウムイオン電池の研究開発に、品質...
日本カンタム・デザイン株式会社
340人以上が見ています
最新の閲覧: 6分前
100.0% 返答率
44.7時間 返答時間
ドイツ I-GRAPHX社は20年以上にわたりクロマトグラフに携わり、革新的なガス分析手法としてマイクロガスクロマトグラフを開発しました...
アキュメンテック株式会社
300人以上が見ています
最新の閲覧: 12時間前
■LPG中の油性残渣を安全、迅速の測定可能 従来の注入機器における比較的長い移送ラインは、成分の残留や吸着を引き起こす傾向があります...
田中科学機器製作株式会社
200人以上が見ています
最新の閲覧: 6分前
返信のとても早い企業
100.0% 返答率
3.5時間 返答時間
特殊なカラム加熱技術 (特許取得済み) を用い、超高速測定を実現したガスクロマトグラフです。C60程度までのガスクロ蒸留であれば約5分...
日本電子株式会社
260人以上が見ています
最新の閲覧: 4時間前
100.0% 返答率
37.8時間 返答時間
◾️「Zeta ゼータ」 第6世代のハイエンドGC-QMSついに登場 日本電子の新世代ガスクロマトグラフ四重極質量分析計 (GC-QMS) システムJMS-Q...
日本電子株式会社
240人以上が見ています
最新の閲覧: 1日前
100.0% 返答率
37.8時間 返答時間
◾️ Key Technology1 高性能を追求した飛行時間質量分析技術 ・AccuTOF™ GC-Alpha は初代AccuTOF™ GC から数えて第6世代のGC-TOFMSです。...
日本電子株式会社
240人以上が見ています
最新の閲覧: 8時間前
100.0% 返答率
37.8時間 返答時間
高性能GC-QMSと4セクターMS/MSで培った技術と経験を注ぎ込んだ、新しいコンセプトのトリプルQMS。シングルモードによるスキャン測定・SI...
株式会社アイスティサイエンス
70人以上が見ています
■メタボローム分析革命。「固相誘導体化技術」と「オンライン固相抽出-GC/MSシステム」の融合で次世代のメタボロミクスへ 固相抽出装置...
ガスクロマトグラフとは、気化しやすい化合物の定性・定量分析に用いられる装置です。
一般的にガスクロと略されて呼ばれることが多く、英語表記であるGas Chromatographの略号から、GCと表記されることもあります。高速液体クロマトグラフと並び、非常に有名な分析手法です。
その原理としては、試料を気化させた後、各成分ごとに分離し、化合物の種類と含有量を決定します。非常に低濃度の揮発性成分も分析できる点が最大のメリットです。現在は、製薬や食品、化学工業など幅広い分野で活躍し、科学技術の基礎と発展に貢献しています。
なお、ガスクロマトグラフとよく似た言葉としてガスクロマトグラフィーがあり、両表現は混同されがちですが、前者（ガスクロマトグラフ）は『実験装置』を意味し、後者（ガスクロマトグラフィー）は『ガスクロマトグラフを用いた分離操作』を意味するため、その意味が異なります。
ガスクロマトグラフは、医薬や食品、化学などの分野で、化合物の分離・分析目的に使用されます。例えば、有害物質濃度の測定や装置内で発生するガスの成分分析など使用用途は多岐にわたります。ただし、あらゆる化合物を分析できるわけではないので注意が必要です。ガスクロマトグラフィーはその原理上、一般的には沸点が400℃以上の不揮発性化合物や高温状態で分解する不安定な化合物は分析できません。また、無機金属やイオン類、吸着性の高い化合物なども同様の理由で分析困難なため、分析の前に確認する必要があります。
ガスクロマトグラフィーの原理は、非常にシンプルであり、以下の３ステップから構成されます。
まず液体試料を熱気化させます。気化した成分はキャリアガスによりカラムへと運ばれます。気化した成分はカラム内の固定相（液相）に吸着・分配され、成分ごとに分離されてカラムを通過します。この時、カラム内を化合物が進む速度は化合物によって異なるため、移動速度の速いものから順にカラムの外へ出ていきます。分離された各成分は検出器によりピークとして記録されるため、この保持時間およびピーク面積を標準品のそれと比較する事で、試料の種類と濃度を決定できます。
本分析手法は、高速液体クロマトグラフィーでは分離・定性・定量できないような揮発性成分を分析できる点が大きな特徴です。
図1. ガスクロマトフの模式図
ガスクロマトグラフィーのカラムに使う固定相の選定は非常に重要であり、成分特性に応じて適切な固定相のカラムを用いないと分離・分析が困難になります。
カラムは固定相の極性の高さから、無極性カラムと高極性カラムの2種類に大別されます。
固定相として極性の低い化合物が用いられたカラムの事です。このようなカラムにおいては、極性の低い化合物は固定相である低極性の液相に強く保持されるため、移動速度が遅くなり、その結果として高い分離能が得られます。そのため、無極性の化合物の分析に適したカラムであるといえます。また、無極性カラムは、高極性カラムより耐熱性が高く、一般的には350℃程度まで使用可能です。
固定相として極性の高い化合物が用いられたカラムの事です。このようなカラムにおいては、極性の高い化合物が強く保持されるため、その移動速度が遅くなり、結果として高い分離能が得られます。そのため、高極性の化合物を分析に適したカラムであるといえます。また、高極性カラムは耐熱性が低く、一般的には250℃程度が上限のため注意が必要です。
極性の高い有機低分子化合物は揮発性に乏しいため、ガスクロマトグラフを用いた分離・分析は一般的には困難です。ただし、対象化合物の構造によっては、化学的手法により揮発性化合物へと誘導体化する事が可能であり、その場合はガスクロマトグラフィーでの分離も可能となります。そのため、高速液体クロマトグラフィーでは分離が困難な化合物の分離・分析にこのような誘導体化のテクニックは広く用いられています。そのような例としては、水酸基を多く持つ化合物である糖類、オリゴ糖類のTMS化と、それに続くGC分析が挙げられます。
検出器は、ガスクロマトグラフのカラムで分離した成分を検出するものであり、目的によって使い分けられています。
送り込まれる空気と水素により形成される水素炎で有機化合物を燃焼させ、イオン化された化合物を検出します。ほとんど全ての有機化合物を検出可能であり、その感度も極めて高いという特徴があります。
キャリアガスと対象成分との間で生じる熱伝導度の差に基づくフィラメントの温度変化を読み取ることで成分を検出します。非破壊的に無機成分、有機成分の両方を検出可能です。
燃焼により元素から発生する固有の波長の光が光電子増倍管により増幅されその強さが電気信号に変換されることで各成分を検出します。硫黄化合物、リン化合物、有機スズ化合物が検出対象となります。
硫黄化合物から変換された化学種（主にSO）がオゾンにより励起され、その後基底状態に戻る際に生じる光を光電子増倍管によって測定することにより、硫黄成分の検出を行うものです。
有機窒素化合物の測定に適した検出器です。水素炎中にはルビジウム塩があり、これにリンや窒素を含む化合物が入るとイオン化しCN-やPO-が生成され、これらのイオンを検出します。
有機ハロゲン化合物、有機金属化合物、ニトロ化合物のような新電子性の高い化合物の選択的検出に用いられます。コレクタに捕集されるイオン電流を一定にするための電圧値の変化を読み取ることで成分を検出します。
ガスクロマトグラフ質量分析計は、ガスクロマトグラフと質量分析装置をインターフェースで介して結合した装置です。 まず、複数の成分を含む試料はまずガスクロマトグラフで単一成分に分離され、次に質量分析装置で個々の成分のMSスペクトルを測定することで成分の定性を行い、イオンのスペクトル強度から定量を行うものです。
ガスクロマトグラフ質量分析計は、各種油の組成分析や、有機溶剤の定性分析、各種材料から発生するガスや熱分解発生ガス種の定性・定量分析、大気中、水中などのVOC (揮発性有機化合物) 分析などに適しています。
