ネットワーク関連機器

ネットワーク関連機器とは

ネットワーク関連機器とは、ネットワーク通信に用いられる機器をさします。

日常使っているネットワークは、複雑な機械的処理を行っています。例えば、私たちがメールを送る際には、メールのデジタルデータを電気信号へと変換し、MACアドレスで宛先を判断して送付経路をの管理と選択を行い、セキュリティー認証を行い、通信を成立させて相手方へデジタルデータを渡し、相手の端末で処理して表示される仕組みとなっています。

各階層に、それぞれ異なるネットワーク関連機器が活用されています。

ネットワーク関連機器の種類

主要なネットワーク関連機器は下記の通りです。

1. メディアコンバータ

UTPケーブルから光ファイバにデジタル信号媒体を切り替える設備です。

2. VDSLモデム

VDSLモデムは、電話回線 (メタル) 内を通って来るインターネットなどのアナログ信号をデジタル信号に変換します。

3. VPNルータ

VPNルータとは、VPN機能を搭載したルータです。このルータは、パブリックネットワーク内でも周囲から傍受できないプライベートなネットワークを仲介します。結果、外部からでも自宅や会社のネットワークにアクセスできるようになります。

4. M2Mルータ

M2Mルータとは、機械と機械がIPネットワークを介して相互に通信するためのルータです。定点観測やエネルギーデータ収集など、厳しい耐環境性能が要求される場所での使用が多いのが特長です。

5. SHDSLモデム

電話回線を利用して、長距離・高速・安定にデジタルデータ通信を行う伝送装置です。

6. サーバーラック

通信を仲介したり、送られてきたデジタルデータを処理(表示・保存)するためにはコンピュータハードが必要になります。これをサーバーと呼ぶのですが、そのサーバーを格納するラックをサーバーラックと呼びます。

7. KVMエクステンダ

キーボード、モニタ、マウスのコンピュータとの接続距離を延ばすためのケーブルです。通常これらの設備とPC間の接続距離が5m~10mを超えるとその情報伝達精度が落ちて、反応が悪くなります。その対策に使用するケーブルです。

8. サーバーブレード

ブレードサーバーは、CPUやメモリ、HDDなど一般的なPC部品を小さな筐体に収めて、シャーシやエンクロージャーと呼ばれるケースに収めるタイプのサーバーです。

9. ESIM

SIMとは、GSMやW-CDMAなどの方式で通信している端末で使われる、加入者を特定するためのID番号が記録されたICカードです。中でも、ESIM (Embedded SIMの略) は組み込みタイプのSIMをさします。

10. パワーオーバーイーサネット

Ethernetと呼ばれる規格に沿った通信ケーブルを通じて電気を供給する技術です。

11. NFC

NFCとは近距離無線通信で「Near Field Communication」の略です。Suica、PASMOなどのかざすことで機能するシステムはこの技術を応用しています。

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