【2021年版】分散剤 メーカー14社一覧

分散剤のメーカー14社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。


目次


分散剤とは

分散剤とは、塗料中に含まれる成分を安定して存在させるために添加する材料です。

構造的は界面活性剤であり、親水基と疎水基を含んでいます。親水基の成分によりアニオン系、カチオン系、非イオン系に分類されます。

他にも分子数の違いにより、高分子型と低分子型にも分けることができます。高分子型と低分子型では分散させる仕組みが異なるため、目的に合わせて使い分けることが重要です。

顔料の分散を始めとして、エマルジョンの作製や濡れ性の向上にも用いられています。

分散剤の使用用途

分散剤が使われる目的として、濡れ性の向上、吸着、分散性の向上があります。

  • 濡れ性の向上
    基材に液体を塗布した時、組み合わせによっては濡れ性が悪くはじいてしまうことがあります。

はじきの原因は表面張力であり、液体ができるだけ基材に触れないようする力を持ちます。分散剤を加えることで表面張力が減少し、液体が基材上に広がりやすくなります。

  • 吸着
    塗料中の成分を吸着し、分裂させる役割を持ちます。この作用を利用してエマルジョンが作られます。
  • 分散性の向上
    塗料中の成分は、放置していると凝集することがあります。分散剤を加えることで、電荷反発や立体障害反発により、凝集を防ぎます。

分散剤の機能を生かして製紙、塗料、繊維など各方面で使われています。

分散剤の原理

分散機能の発現には、電荷反発と立体障害反発があります。

  • 電荷反発
    塗料中の粒子は帯電しており、溶媒と異なる電荷をもっています。分散剤を加えることで、より電荷の力を強くさせることができます。

帯電した粒子の間には凝集する力(引力)と反発する力(斥力)が働きます。分散剤により引力と斥力のバランスが保たれ、分散安定化に繋がります。

濃度が高い場合、電荷反発による安定化が難しいため、立体障害反発による安定化が使われます。

  • 立体障害反発
    分子数を増やした分散剤を用いることで、粒子同士の凝集を防ぎます。

分子数が増えると、嵩高い構造になります。嵩高くなることにより粒子同士が近づきにくくなるので、分散安定化に繋がります。

有機溶剤を分散溶媒として用いる場合、水系に比べて電荷反発の力が弱くなります。そのため立体障害反発による分散が用いられます。

立体障害反発効果を発現する分散剤には、ポリアクリル酸系やポリビニルアルコールなどがあります。

参考文献

https://www.jstage.jst.go.jp/article/shikizai1937/78/3/78_141/_pdf
https://www.sannopco.co.jp/products/function/function2.php
https://www.toagosei.co.jp/products/polymer/acryl/dispersant.html
https://www.tetsutani.co.jp/wp-content/uploads/2015/12/21.pdf

分散剤のメーカー情報

分散剤のメーカーランキング

社員数の規模

  1. 1 大塚化学株式会社
  2. 2 理研ビタミン株式会社
  3. 3 巴工業株式会社

設立年の新しい会社

  1. 1 株式会社分散材料研究所
  2. 2 トーヨーカラー株式会社
  3. 3 サンノプコ株式会社

歴史のある会社

  1. 1 共栄社化学株式会社
  2. 2 大塚化学株式会社
  3. 3 楠本化成株式会社

分散剤のメーカー14社一覧


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