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避雷器のメーカー48社一覧や企業ランキングを掲載中!避雷器関連企業の2025年4月注目ランキングは1位:株式会社サンコーシヤ、2位:横河電機株式会社、3位:音羽電機工業株式会社となっています。 避雷器の概要、用途、原理もチェック!
避雷器とは、雷害から電子機器を守るための装置です。
落雷などによって過渡的に生じた過電圧を制限し、余計な電流を分流することによって、電子機器を保護するのが避雷器の役割です。サージ防護デバイス (英: Surge Protective Device) とも呼ばれ「SPD」と省略されます。
私たちが使用する電子機器には、適切な電圧で使用されなければなりません。しかし、電子機器が使用されている建物などが落雷を受けると「雷サージ」として、電子機器は過電圧を受けます。過大な電圧はサージ電圧と呼ばれ、電子機器には本来あってはならないレベルの高電圧が瞬間的に印加され、ダメージを与えます。
避雷器は、落雷時やスイッチ開閉時に発生する瞬間的な異常電圧を抑制し、電気機器に異常電圧が印加されないよう保護する機器のことです。避雷器と似た言葉で「避雷針」というものもありますが、避雷針は落雷から建物や人身を守るものであって、避雷針を設置しただけでは電気機器を守ることはできません。
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2025年4月の注目ランキングベスト10
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 株式会社サンコーシヤ |
19.4%
|
2 | 横河電機株式会社 |
19.4%
|
3 | 音羽電機工業株式会社 |
12.9%
|
4 | 株式会社東芝 |
8.1%
|
5 | 渡辺電機工業株式会社 |
4.8%
|
6 | 富士電機機器制御株式会社 |
4.8%
|
7 | パナソニック株式会社 |
4.8%
|
8 | 東洋計器株式会社 |
4.8%
|
9 | 鶴賀電機株式会社 |
3.2%
|
10 | 富士電機テクニカ株式会社 |
3.2%
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3 点の製品がみつかりました
3 点の製品
音羽電機工業株式会社
540人以上が見ています
最新の閲覧: 21分前
100.0% 返答率
39.8時間 返答時間
■特長 1.盤内取り付け容易 JIS協約形配線用遮断器 2極寸法の幅 50mm 2,劣化時も安心機能付き ・自動切り離し装置内蔵 ・SPD機能表示付...
音羽電機工業株式会社
550人以上が見ています
最新の閲覧: 23分前
100.0% 返答率
39.8時間 返答時間
■特長 1.応答性に優れ、無続流 ・応答速度:3nsec以下 ・最大放電電流 (Imax) は、20kA、40kA (8/20μs) 、雷サージ、開閉サージから電源...
音羽電機工業株式会社
590人以上が見ています
最新の閲覧: 52分前
100.0% 返答率
39.8時間 返答時間
■特長 1.効率化・コンパクト化 各SPDを組み合わせた一体型で、配線工数が削減でき、作業時間が大幅に短縮 2プラグインタイプ SPD本体の...
避雷器とは、雷害から電子機器を守るための装置です。
落雷などによって過渡的に生じた過電圧を制限し、余計な電流を分流することによって、電子機器を保護するのが避雷器の役割です。サージ防護デバイス (英: Surge Protective Device) とも呼ばれ「SPD」と省略されます。
私たちが使用する電子機器には、適切な電圧で使用されなければなりません。しかし、電子機器が使用されている建物などが落雷を受けると「雷サージ」として、電子機器は過電圧を受けます。過大な電圧はサージ電圧と呼ばれ、電子機器には本来あってはならないレベルの高電圧が瞬間的に印加され、ダメージを与えます。
避雷器は、落雷時やスイッチ開閉時に発生する瞬間的な異常電圧を抑制し、電気機器に異常電圧が印加されないよう保護する機器のことです。避雷器と似た言葉で「避雷針」というものもありますが、避雷針は落雷から建物や人身を守るものであって、避雷針を設置しただけでは電気機器を守ることはできません。
避雷器は、架空電線からの引込口に使用されます。特に高電圧架空電線からの引込口は、国が定める電気設備技術基準で、避雷器の設置が義務づけられています。
ビルや多くの電子機器を扱う建物でも、避雷器が設置されています。建物全体の雷害対策の1つとして、避雷器は主電源引込盤、各フロアに設置されている分電盤、そして各電子機器に設置されています。大切な電子機器を雷害から保護するためには、設置場所に応じて複数の避雷器を使うことが大切です。
避雷器の原理は、電子機器が使用される電圧では絶縁体として働き、過大な電圧が生じると余分な電流を流すことができる非線形抵抗の働きを利用したものです。避雷器には放電ギャップと呼ばれる隙間と、電圧が電流と比例しない非線形抵抗で構成されます。
電源線に電気機器が接続されているとき、避雷器は電気機器と並列になるよう、電源線と接地との間に設置します。印加される電圧が通常レベルのときは、避雷器の中の非線形抵抗は高抵抗であり、さらに気中ギャップがあるため電流は流れず、避雷器は電気を通さない絶縁物と同じ存在です。
しかし、雷サージや開閉サージなどで異常電圧が発生した場合、気中ギャップに電圧が印加され、非線形抵抗は瞬時に低抵抗になってサージ電流を接地側に流し、電気機器へ過電圧がかかることを阻止します。放電後は、非線形抵抗は再び高抵抗になり、電源電圧からの続流は流れません。避雷器の動作開始電圧は、電気機器の使用電圧よりも高く、電気機器の耐電圧よりも低い位置が望ましいです。
避雷器が動作した後、残留電圧が発生する場合もあり、避雷器の選定にはこの残留電圧を考慮しなければなりません。なお、非線形抵抗には、金属酸化物バリスタ (MOV) 、アバランシェブレークダイオード、サージ防護サイリスタなどの半導体素子、ガス入り放電管などが使われます。
避雷器には大きく2種類あります。電源用避雷器と、通信・回専用避雷器です。さらに、それぞれの避雷器には、使われる用途によって区分けがあります。IEC (International Electrotechinical Commission: 国際電気標準会議) によって規格化されており、JISもIECに準じて規格化しています。
電源用避雷器の分類を定めているのは、IEC 61643-1 / JIS C5381-1 「低圧配電システムに接続するサージ防護デバイスの所要性能及び試験方法」」です。クラスⅠ〜Ⅲに分けられており、避雷器の設置場所によって使い分けます。
通信・回線用避雷器を分類しているのはIEC 61643-21 / JIS C5381-21 「通信及び信号回線に接続するサージ防護デバイスの所要性能及び試験方法」です。この規格では、通信・回線用避雷器を10のカテゴリに分けています。電源用避雷器とは異なり、カテゴリは機器の設置場所によって使い分けるのではなく、1つの避雷器に対してさまざまな試験方法が行えるようになっています。
参考文献
https://www.m-system.co.jp/mstoday/plan/mame/2010-2011/1101/index.html