芝浦機械株式会社
東洋機械金属株式会社
宇部興産機械株式会社

【2021年版】ダイキャストマシン3選 / メーカー3社一覧

ダイキャストマシンのメーカー3社・14製品を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。


目次


ダイキャストマシンとは

ダイキャストマシン

ダイキャストマシンとは、金型を使用して鋳造を行う装置の一種で、同じ金型を何度も使いまわして鋳造できるため、高精度で同じ形の製品を効率的に製造できるという特長があります。

他の鋳造方式では、製造後の表面状態を改善するためにいくつもの研磨工程を挟む必要があります。一方、ダイキャストマシンを用いた鋳造方法では、鋳造製品の表面が非常に滑らかであるという特長があるため、その後の工程を省略できるという利点もあります。

ダイキャストマシンの使用用途

溶融金属の鋳造に使われますが、そのほとんどがアルミ合金を用いたパーツなどの製造です。

はじめにダイキャストマシンと接続できる適切な金型を設計しておくことで、複雑な形状をした小型の自動車パーツや、大きなものでは航空機のパーツなども正確に連続的に製造することができます。

また、同じものを大量にかつ高精度で生産できるという点を生かして、テレビやパソコン、カメラなどの電子機器の細かなパーツの作製にも多く使われています。

ダイキャストマシンの原理

まず、製造したい製品の金型を作製します。この金型は一般的に2分割できるようになっており、内部の空洞の一方がダイキャストマシンにつながるように作製されます。

この金型をダイキャストマシンに接続すると、ダイキャストマシン側のみに空洞ができ、そこを通して溶湯と呼ばれるアルミ合金などを溶融した液体金属を流し込みます。この際、液体を流し込むには一定以上の圧力が必要なため、油圧などを利用したピストンを使用します。

溶湯が流し込まれた金型には大きな内部圧力がかかるため、そのままでは溶湯が金型の隙間から漏れ出してしまいます。それを防ぐために金型同士は大きな力で密着させる必要があるため、鋳造中ダイキャストマシンは常に高圧力で金型を双方から押さえつけています。これを型締めと呼んでいます。

溶湯が入った金型をそのまま冷却すると、金型の形で凝固したパーツができあがります。最後に、金型を分離させてパーツを取り出すとダイキャストマシンを用いた製造工程は終了です。

ダイキャストマシンの種類

ダイキャストマシンは、2つの種類に分類されます。

  • ホットチャンバー方式ダイキャストマシンとは
    溶湯を注入する射出部と溶湯保管炉が一体となっており、射出部が常時熱せられていることから名前がつきました。射出部が常時熱せられているため、安全や部品耐久性の観点より溶解温度の低い材料の鋳造に使用されます。溶湯の注入が時間の無駄なく行われるため製造にかかる時間は最適化されています。
  • コールドチャンバー方式ダイキャストマシンとは
    溶湯を注入する射出部と溶湯の保管路が分離されており、射出部が常時熱せられていないことから名前がつきました。溶湯保管炉が独立しているため、溶解温度の高い材料の鋳造に使用されます。一つの製品をつくるごとに溶湯の注入を行う必要があり製造にかかる時間は長い傾向にあります。

ダイキャストマシンの金型

ダイキャストマシンの金型は主に3つの役割を持っています。
1つ目の役割は、形状の決定です。製品は金型に沿って製造させるため、製品の大まな形や細かな形状、小さな溝や穴まで全て金型によって決まります。金型の形状出しの精度は、製品の品質にそのまま直結します。

その上、製品形状や一度に何個製品を製造するかによって、溶湯を流し込むゲートの位置や金型内での溶湯の流れを考慮した設計行う必要があります。その他、金型が邪魔をして製品の取り出しが行えない場合は、金型を斜めに移動させる機構の追加や油圧シリンダの押し出しによって製品を取り出します。

2つ目の役割は、温度変化です。ダイキャスト製品は溶湯を冷やして固めることによって製造されます。金型はこの急激な温度変化に対応し、更に長い寿命を持つ必要があります。

製品の品質を左右する金型はダイキャストマシンにとって大変重要な部品です。加えて、金型の作成は数ヶ月という時間を要し、金型作成にかかるコストは製造業において大きな割合を占めます。もしも量産中に金型の不具合や損傷が発生した場合には、生産を止める必要があり、生産能力の著しい低下とともに金型のメンテナンスにかかる費用も別途発生します。

参考文献
http://diecasting.or.jp/diecast/pdf/book/die_casting1.pdf
https://engineer-education.com/production-engineering-38_die-casting-basic/#i-7

ダイキャストマシンのメーカー情報

ダイキャストマシンのメーカー3社一覧


ダイキャストマシンのメーカーランキング

社員数の規模

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歴史のある会社

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ダイキャストマシン3選

DC-R Series

芝浦機械株式会社 DC-R Series 画像出典: 芝浦機械株式会社公式サイト

特徴

DC-Rシリーズは、超高速油圧サーボ射出、電動型締機構を搭載したダイキャストマシンです。

IoT対応で、品質管理項目の拡張なども可能で、トレーサビリティシステムの強化や遠隔地からのメンテナンスを行うことができます。

充填抵抗に負けない射出能力と重点サージを低減する射出能力を両立したマルチインジェクション機構、短時間充填と短時間昇圧機構を搭載することで、今までにない高速性を実現します。

消費電力の削減により、省エネ、環境対応が可能です。

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Dsf・elecastシリーズ

東洋機械金属株式会社 Dsf・elecastシリーズ 画像出典: 東洋機械金属株式会社公式サイト

特徴

DsF・elecastシリーズは、電動サーボシステムを採用することで、複合動作の繰り返し運転を可能にしたスマートダイキャストマシンです。

射出、型開閉、押出等、すべての動作を完全電動化しており、繰り返し安定性と停止精度の向上を実現しています。

マシン動作に作動油と冷却水が不要になったことで、油圧ACCの搭載が不要で、装置の高さ削減を実現しています。

80%の消費電力削減する、省エネ設計を採用しています。

東洋機械金属株式会社の会社概要

  • 会社所在地: 兵庫県明石市二見町福里523-1
  • URL: www.toyo-mm.co.jp/
  • 創業: 1925年
  • 従業員数: 749人

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スクイズキャスティング

宇部興産機械株式会社 スクイズキャスティング 画像出典: 宇部興産機械株式会社公式サイト

特徴

HVSC、VSCシリーズは、特許取得の傾転ドッキング射出機構を採用することで、充填率の向上と保温性を向上させたダイキャストマシンです。

溶湯の保温性が高いことで、超低速鋳造が可能で、ホイール等の熱処理が必要な部品や、エンジンブロックなどのFRM品の鋳造を可能にします。

空気の巻き込みが少ないため、巣の無い鋳造が可能で、伸び、引張り強度の向上を実現するので、溶接製品や熱処理製品の耐圧、機密部品の作製に適しています。

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ダイキャストマシンの14製品一覧

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