静電気対策手袋についての概要、用途、原理などをご説明します。また、静電気対策手袋のメーカー9社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。静電気対策手袋関連企業の2023年1月注目ランキングは1位:ショーワグローブ株式会社、2位:ハナキゴム株式会社、3位:タニムラ株式会社となっています。
静電気対策手袋(静電気防止手袋)とは、その名の通り静電気を逃しやすく、帯電対策がされている手袋です。
静電気はさまざまな製造工程で発生します。発生した静電気は爆発や火災などの重大事故につながる恐れがあり、安全上の対策が必須です。他にも電子部品の回路が破損するなどの影響があり、品質管理の点においても静電気の防止は重要な課題です。
静電気対策手袋には静電気対策として、静電性の材料が使われています。静電性の材料としては、銅によってコーティングされた化学繊維やカーボン繊維、導電性を付与した樹脂などが挙げられます。
前述のように、静電気は事故や品質低下の一因となります。そのため静電気対策手袋は、電子部品や粉体製品など、静電気の発生を特に嫌う製造現場に適しています。
静電気による事故や災害のうち約20%は、作業者および作業者が身につけているものに由来する静電気が原因で発生するといわれています。この作業者由来の静電気対策としては、導電性の床・マット、帯電防止靴、帯電防止服を導入するのが一般的です。
製造現場での作業の際、手は製品に最も接触する部位といえるでしょう。上記の対策に加え、静電気対策手袋で手の帯電防止も併せて行うと、静電気発生のリスクを効果的に抑えることができます。
静電気による事故や災害で代表的なのは、爆発および火災です。石油精製業、化学工業では特に数多くの事故事例が報告されています。
石油精製業や化学工業の製造現場は、可燃性の液体や溶剤などが多量に存在しているのが特徴です。これらは小さいエネルギーでも容易に着火し、静電気のわずかな放電でも着火源となってしまうため、静電気による爆発や火災が発生しやすくなります。
可燃性粉体、特に粒子径数十µm以下のものを扱う現場も、静電気による爆発や火災が発生しやすい場所の1つです。
一般に、粉体は粒子径が小さいほど着火に必要な最小エネルギーが小さくなります。静電気放電のエネルギーは最大でも数mJと小さいため、粒子径の大きい従来の粉末が、静電気程度の放電で着火することはほとんどありません。しかし粒子径数十µm以下の微粉体は、最小数mJのエネルギーで着火するものも多く、静電気放電でも爆発や火災の危険性が高くなります。
これらの爆発や火災を防止するには、事故原因の多くを占める、作業者由来の静電気対策が効果的です。静電気対策手袋などを利用し、人体の帯電電位を100V以下に抑えると、静電気の発生を防止できます。導電性があるタイプの手袋を用いれば、作業者だけでなく、作業者を介して金属製工具の接地を行うことも可能です。
参考文献
http://www.powder-coating.or.jp/pc/2017sp/02.pdf
https://www.jstage.jst.go.jp/article/sptj1978/39/1/39_1_28/_pdf/-char/ja
https://www.showaglove.co.jp/business/solution/statistic
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2023年1月の注目ランキングベスト9
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | ショーワグローブ株式会社 |
22.7%
|
2 | ハナキゴム株式会社 |
13.6%
|
3 | タニムラ株式会社 |
13.6%
|
4 | 産研科学株式会社 |
9.1%
|
5 | Karmor株式会社 |
9.1%
|
6 | 株式会社エム・シー・シー |
9.1%
|
7 | ダイヤゴム株式会社 |
9.1%
|
8 | サンワサプライ株式会社 |
9.1%
|
9 | KDD株式会社 |
4.5%
|
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2023年1月の静電気対策手袋ページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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