無振動ドリルのメーカー1社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
無振動ドリルとは、ドリルを打撃にすることによって、穴あけ加工を行うのではなく、ピット部分の回転によって穴あけ加工をすることができる切削工具のことです。
通常のドリル打撃による施工では、壁に打撃を与えることで作業するので、振動や衝撃が強く騒音が発生していましたが、無振動ドリルは加工時に打撃を必要としないので、振動や衝撃による音を低減させることが出来、これらの問題を解消することが出来ます。
また、騒音だけでなく、母材に衝撃を与えないので欠けや削れなどが起こりにくいというメリットもあります。
ここで、無振動ドリルの使用用途について説明します。
無振動ドリルは、作業時に振動や衝撃による騒音を発生しないので、人がいる建物などで作業を行う際にとても有効です。
打撃ドリルによる穴あけ加工は、打撃による振動や衝撃とそれに付随する騒音が問題となって、近隣環境に与える影響をふまえて、作業時間や作業する曜日を考慮する必要があり、まして、人がいる同一建物で作業する場合には、理解と協力を求める必要があり、事前打ち合わせなどが必要でしたが、無振動ドリルは打撃や衝撃による騒音が発生しないので、作業時の躯体伝播音が低減され、人がいながらでも施工することが容易になりました。
そのため具体的には、オフィスビルやマンションや病院などの建物において、コンクリートの壁面や床面などにドリルで穴あけ加工を行う場合に多く用いられています。
続いて、無振動ドリルの原理について説明します。
無振動ドリルは、打撃などの衝撃を与えるのではなく、ダイヤモンドなどの硬度の高い材質からできたドリル先端のピット部分を高速に回転させることで穴あけ加工を行うため、振動が発生しません。
そのためピットの大きさを変えることで加工したい孔の大きさを変えることが出来ます。
また、ピットを高速回転させると摩擦が発生するため、それに伴って発熱したり焼けが起きたりすることを防ぐために水やガスなどを作業時に吹き付けることで冷却を行うことや、ピットを押し付ける力を弱めるためにゴムなどの材質でできたプッシュ部分を取り付けてることを行っています。
参考文献
https://wis.max-ltd.co.jp/kikouhin/product_catalog.html?product_code=PK90020
http://www.goei-dia.co.jp/images/new/05_35/mizusumashiG1.pdf
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社