動粘度計についての概要、用途、原理などをご説明します。また、動粘度計のメーカー11社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。動粘度計関連企業の2022年4月注目ランキングは1位:株式会社エー・アンド・デイ、2位:柴田科学株式会社、3位:株式会社離合社となっています。
動粘度計とは粘度をその物体の密度で割った動粘度を計測する装置のことです。粘度計には大きく分けると回転式粘度計、落球式粘度計、毛細管粘度計がありますが、動粘度は主に毛細管粘度計で測定されます。非常に細い毛細管に液体を流し、一定の場所まで流れ落ちる時間を計測することで動粘度が計算できるのです。安価で比較的高い精度で計測することができる装置ですが、毛細管の部分を綺麗に洗浄し十分に乾燥させておく必要があります。
動粘度計は様々な物質の動粘度を計測するために使用されます。動粘度はその物質の扱いやすさや性質を決定する重要なパラメーターであり、検品や製品開発の面で役立てられます。例えば、食品です。飲料水は粘度によって飲みやすさが変わります。また、クリーム状の食品は粘度によって扱いやすさや口溶けなどが変わってくるのです。また、石油製品や高分子製品、インクなどの塗料の検品にも用いられます。これらは適した粘度でなければ適した特性を発揮しないからです。
動粘度計は粘性物質が流れ落ちる時間から動粘度を計測しています。ここではその原理から特徴までご紹介してきます。
主に動粘度計として用いられるのは毛細管粘度計と呼ばれる装置です。構造は単純で試料が溜まる部分と細い毛細管でできています。粘性のある試料がこの毛細管を流れ落ちる時間を計測することで、動粘度を算出しているのです。測定する試料に応じて形状は様々で毛細管の長さや内径は変わります。
メリットとしては価格が安いことです。他の粘度計に比べて構造が簡単と言うこともあり、安価で古くから使われている粘度計です。また、比較的精度が高く十分に物質の性質を見極めることができます。一方で、測定時には必ず毛細管の洗浄を行わなければならない点がデメリットです。毛細管無いに他の物質が付着していると正しく測定することができないため、測定ごとに十分に洗浄して乾燥させる必要があります。また、毛細管が非常に細いためこの作業は難しく、業者に依頼することになります。
参考文献
https://www.sibata.co.jp/downloads/pdf/manual/M026110-_07.pdf
https://www.atago.net/japanese/new/databook-viscosity_kind.php
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2022年4月の注目ランキングベスト10
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 株式会社エー・アンド・デイ | 25% |
2 | 柴田科学株式会社 | 13.9% |
3 | 株式会社離合社 | 11.1% |
4 | ビスコテック株式会社 | 11.1% |
5 | ディテック株式会社 | 11.1% |
6 | ジャパンコントロールス株式会社 | 8.3% |
7 | 株式会社アントンパール・ジャパン | 8.3% |
8 | 株式会社高尾製作所 | 2.8% |
9 | 極東貿易株式会社 | 2.8% |
10 | 三洋貿易株式会社 | 2.8% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2022年4月の動粘度計ページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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