高圧検相器についての概要、用途、原理などをご説明します。また、高圧検相器のメーカー6社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。高圧検相器関連企業の2023年1月注目ランキングは1位:長谷川電機工業株式会社、2位:中部精機株式会社、3位:日置電機株式会社となっています。
高圧電圧(交流600V以上)電路の相回転が逆相か正相かを確認するための装置です。
高電圧に近接する作業の離隔距離は労働安全衛生規則によって定められています。高圧検電器についても同様に30cm以上の離隔距離が取れるように全長が長くとられています。
また、主にケーブル系統に対して使用されることが多く、2本のケーブルを検相できるように二本の検電器を繋いだような形状となっています。
低圧の検相器では3相を同時に挟み込んで相回転を確認するものが多いのに対し、高圧検相器は利便性から2相の相回転を確認する形状となっています。
高圧電圧系統は一般に二次側に変圧器や電動機が接続されていることが多く、相回転を逆にして回転させた場合、接続された電動機が逆回転するため、電動機の負荷となるポンプやファン等を故障させる可能性があります。産業用の回転機器は高価な場合が多いため、多大な損失を発生させます。
配線の繋ぎ変え作業等を実施した後には、高圧検相器を使用することで上記事故を未然に防ぐことができます。
また、設備の新規設置工事を実施した際にも、設計通りの相回転となるかを高圧検相器で確認することができます。
検相器は大きく分けて接触式検相器と非接触式検相器の2つに分類されます。一般に高圧検相器は非接触式が使われます。
接触式検相器は3相の非絶縁部分(端子台等)に直接接続して電源電圧を測定し、その位相差から直接相回転を確認する仕組みとなっています。200Vや400Vの低圧三相回路でしか使用されません。
現在は低圧、高圧問わず非接触式検相器が主流であり、高圧では非接触式のものしか市販されていません。原理としては静電誘導作用を利用しています。検相器内部は高抵抗となっており、人体を介して大地に接地しているため、閉回路を形成します。電路から誘起される電圧をその閉回路で検知し、2相の誘起電圧の位相差を検知します。
低圧の検相器は一般に3相の相回転を確認できるように3本のクランプで構成されますが、高圧検相器は離隔距離をとる必要があり、検相器本体が大きいため2相の位相差を検知する構造となっています。3相のうち2相ずつ3回測定を行う必要があります。
参考文献
HIOKI 検相器の使い方 https://www.hioki.co.jp/jp/products/listUse/?category=45
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2023年1月の注目ランキングベスト6
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 長谷川電機工業株式会社 | 22.6% |
2 | 中部精機株式会社 | 19.4% |
3 | 日置電機株式会社 | 19.4% |
4 | マルチ計測器株式会社 | 16.1% |
5 | 共立電気計器株式会社 | 12.9% |
6 | 三和電気計器株式会社 | 9.7% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2023年1月の高圧検相器ページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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