バンドソーのメーカー11社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
バンドソーは、帯状のノコギリ刃をモーターやその他の駆動メカニズムに連動させ回転させて物を切断する工具です。
通常電動でノコギリ刃が一定方向に回転するため、一般のノコギリの利用に比べ切断面がきれいな上、スムーズに操作できることが特徴です。
木材、金属などさまざまな素材の切断に広く利用されています。
卓上横型、卓上縦型、ポータブルタイプ、キャスター付きなどの種類があり、大きさも用途によってさまざまに選択可能です。
木工、金属加工、建設および土木現場などさまざまな分野において、材料や建材の切断に広く用いられています。
卓上横型は、金属製パイプ、角材、板、丸棒などの切断に適しています。
卓上縦型は、曲線に沿った切断や細かな部位の切断、比較的柔らかい材料の切断に適しています。
ポータブルタイプはほとんどが充電式で、高所や取り外しのできない材料の切断、上を向いた状態での作業などに適しています。
キャスター付きは通常大型で、大口径パイプや大きな材料の切断に適しています。
帯状のノコギリ刃をモーターなどの駆動システムに接続し回転させることで、材料を切断する工具をバンドソーと呼びます。
卓上横型および卓上縦型は、回転するノコギリ刃と駆動系からなる切断部と、材料を固定するステージとが組み合わさった構造になっています。
ポータブルタイプは持ち運びができる小型軽量の充電式になっています。
このような携帯のことなる数種類から、切断するものの材質と大きさ、および作業環境によりタイプを選んで使用します。
工具の切断能力は通常、切断可能なパイプの直径で表示されます。
また材料により、ノコギリ刃の材質と刃形状を適切に選択して使用します。
ノコギリを使い手で材料を切断する場合と異なり、バンドソーはノコ刃が一定方向に回転して切断するため、切断時に必要な力も比較的小さく、切断面がきれいなことが特長です。
さらに材料によってノコ刃の回転数を調節し、火花の飛散がない、必要以上に切子が周囲に拡散しない等々、適切な利用環境を設定できます。
参考文献
https://www.bildy.jp/mag/bandsaw-guide/
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
薬師鋸加工所の特殊超硬バンドソーは、加工・切断可能な材料の幅広さが特徴で、積層段ボールや硬質木材、カーボンブロックなど大柄材料の加工にも適応しています。
超硬チップが帯鋸に取り付けられていることにより、丸鋸では切断できなかった材料の加工が可能です。
大型材料から必要サイズの切断が可能なため、生産の合理化と製造コストの大幅な削減に貢献します。
超硬化素材のため耐久性に優れ、精度の高い安定した加工が可能です。
秋山機械のA16は鮪や鰹の二次加工をはじめ、サク取りや切り身などの仕上げ加工、肉やカニなどの食材切断など幅広い食品加工に適したバンドソーです。
帯鋸刃は回転式のハンドルで容易に着脱でき、注油やグリスアップ不要のためメンテナンス性に優れています。
モーターはドライブと直結しているため、パワーのロスがなく静音性が高いことが特徴です。
省スペースなマシン設計に加えて本体がステンレス製のため、耐摩耗性や耐久性に優れています。
アオキバンドソーのバンドソーは回転の円滑性が特徴で、入念な研磨仕上げが施された真円の鋸車により、振動のないスムーズなカット作業が可能です。
刃の荒さにより、木工や金切、ドライアイスの切断など様々な対象物のカットが可能です。
主軸には特殊鋼が採用されているため鋸刃の振れや折れのリスクが少なく、耐久性にも優れています。
フレームには振動を吸収する鋳物が使用されているため、剛板フレームと比較すると回転音が小さいことが特徴です。
HIKOKIのコードレスロータリバンドソーは、本体の重量は3.5 kgというコンパクトさに加え、直径83 mmの材料の切断が可能なクラス最大スペックのバンドソーです。
機体の重心付近にハンドルがあるため、ブレの少ない安定したカットを行えるバランス設計になっています。
オートモードにより作業者の負荷に応じた帯鋸周速の自動切り替えが可能です。
周速は切断対象の材料に合わせて無段階で設定できるため、帯鋸の持久性にも優れています。
大東精機のGAⅣシリーズは、光電センサーが搭載されたムク材用全自動バンドソーマシンです。
センサーにより材料上端の検出と鋸ブラシの位置調整が行われるため、スムーズかつ高精度な加工が可能です。
材料先端の自動検出機能が搭載されているため、材料をセットし切断を開始すると1個目から正寸での切断することができます。
バイステーブルの溝はスライドバーで塞がれているため、切断後の端材や短い製品が落下しません。