チャッキバルブのメーカー13社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
バルブは液体を流したり止めたりするために用いられます。その中でもチャッキバルブは流体の流れを一定方向に保ち、逆流を防止するために用いられます。逆止弁とも呼ばれます。
正流方向では弁が開くような形を取り、流体が邪魔される事無く流れる構造になっています。反対に逆流方向では弁が自動で閉まるような形を取り、流体がこれ以上流れるのを防ぐ構造になっています。
主にスイングチャッキ、リフトチャッキ、ウエハチャッキ、ボールチャッキの4種類に分類されます。
流体の逆流を防止することから、ポンプ吐出側に取り付けてポンプが停止した際に逆流するのを防止したり、液体配管の立ち上がり部分に取り付けることで自重により液体が落ちてこないようにしたりする役割で用いられます。また異種液体の混合防止にも活用されます。
上記の通り、配管トラブルを解決するために非常に有用な機器として用いられます。ただし注意としてチャッキバルブ周辺でウォーターハンマーが発生したりミネラル分の固化で弁体が開閉しなくなったりと別のトラブルが発生する可能性があるため、使用時には配管系統を確認する必要があります。
スイングチャッキバルブは円盤状のジスクの片端を蝶番の様にし、逆方向から液体が流れてきたときにジスクが閉まる構造になっています。圧力損失が低く耐久力が低いことが特徴です。
リフトチャッキバルブはグローブバルブのような構造となっています。逆方向から液体が流れてきたときにリフト弁が降りてきて閉まる構造になっています。耐久性が高いですが水平に設置しないといけないなど用途が限られています。
ウエハチャッキバルブは非常に薄型で軽量な構造をしていることが特徴です。2枚の半円型の蝶番で構成されています。逆方向から液体が流れてきたときにスイングチャッキバルブの様に蓋が閉まる構造になっています。
ボールチャッキバルブは正流方向に液が流れるとボールが押し上げられて配管流路が形成される構造になっています。反対に逆流時はボールが降りてきて閉まる構造になっています。弁体が固定されておらず、異物混入しやすい系でも使用できます。
参考文献
https://www.apiste.co.jp/column/detail/id=4600#h2_2
https://www.kitz-valvesearch.com/kiso/type_checkvalve.html
https://www.ishizaki.biz/smolensky/data/news/vol036.pdf
社員数の規模
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