シートパッキンのメーカー14社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
シートパッキンはシーリング材の一種であり、水回りなどの配管接続時のシーリング材として使用されます。シートパッキンはOリングなどのガスケットの一種なのですが、Oリングとは形状や材質、シール方法、耐久性などが異なります。
シートパッキンにも種類があって、スリーシートパッキンとジョイントシートがあります。シートパッキンにはもともと形状が切り出されたものもありますが、はシート状の原料を必要に応じて切り取って目的に合わせたパッキンを自分で作ることも可能になっていることも特徴としてあります。
シートパッキンは水や油などの配管のシーリングに使用されますが、種類によっては使用できない箇所もあります。
スリーシートパッキンはパッキンとなるシート材料に接着剤をしみ込ませて作られており、配管を工具で締め付けて加圧することで接着剤がしみだして密着性を高めます。これにより接合面に隙間が無くなりますので液体のリークも無くなります。さらに、油類に対して耐性を持っていますので油のパイプラインにも使用できますが、接着剤を使用していますので高温や高圧などには耐えられません。
ジョイントシートパッキンはシート材にゴムを添加することで高温や高圧にも耐えられるように開発されたものですが、接着剤を使用していないために加圧による変形で接合面の隙間を無くします。
ゴム製のOリングがパッキンとして有名ですが、Oリングは柔らかいので締め付けを行い加圧することでその形状が変化して密着性を高め隙間を無くしリークを抑えます。ただし、ゴム製ですので加圧しすぎると破損したり、耐久性に難があったり高温で使用できなかったり幾つかの欠点があります。この欠点を補うパッキンがシートパッキンです。
スリーシートは加圧によりシート材は押しつぶされますが、接着剤により密着性を高めてリークを抑えます。シート材の変形ではなく接着剤を使用していますので漏洩防止効果が持続します。一方で使い捨てですので一度使用するともう使用できません。また、接合部には接着剤が残りますので次に使用する際にはまずは接着剤を綺麗に除去する必要があります。他にもシート状ですので接合部が並行でなく少しでも傾いていると接着剤が付かずにシールできません。
そのOリングとスリーシートの中間的な役割を持ったのがジョイントシートです。ジョイントシートは形状変化でシールする上に高耐久性を持ちますが、一方でこちらもシート状ですので接合部が少しでも傾いているとシールできません。
シーリング材も多種多様で状況に合わせて適切に選択する必要があります。
参考文献
https://www.monotaro.com/s/c-112238/
https://yanasess.com/01sozai/threesheet.html
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社