ダストシールのメーカー6社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
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ダストシールとは外部からの粉じんの侵入を防ぎ、パッキンや軸受を保護します。ダストシールという名前の通り、「ダスト=ゴミ、ホコリ、粉じん」を「シール=封じる、密閉する、内部の侵入を防ぐ」ものです。別名で「パッキン」と呼ばれることもあります。用途に応じてパッキンの規格や、組み合わせを変えることでシリンダを守り、低温(−30℃)から高温(80℃)まで問題なく使用できます。ダストシールは装置の一番外側で内部を守るために使われるため定期的に交換することが必要となります。
ダストシールの使用用途はモーターの保護になります。ダストシールはシリンダ(空気圧、あるいは油圧)、電動アクチュエータのようなモーター部に使用されます。アクチュエータは目的に沿うようにモーターに機能部品を組み込んだ製品で、駆動装置と駆動エネルギーを作用する作用実行部があるため産業革命以降発展してきました。ダストシールは実験室用途からバイク、車、船舶など工業用用途で幅広く使用されます。多くははめ込み式なので装着方向を間違えないように気をつける必要があります。
ダストシールはニトリルゴムやウレタンゴム、場合によってはフッ素ゴムで成形されています。ニトリルゴムは安価で汎用性が高いのですが、耐候性、特に直射日光に弱く日光の当たるところで使用すると劣化が激しい欠点があります。ウレタンゴムは合成ゴムの中では一番耐摩耗性に優れているためよく使われます。また、機械強度が大きく弾性力が高くエネルギー吸収力が高いため激しい動きを伴う工業用品に使用される傾向があります。フッ素ゴムは薬品に強く熱に強い特徴があるので、油圧シリンダや、屋外用途で使われます。
ダストシールは金型でプレス成形して製造します。ゴム原料と硬化剤、あるいは配合剤を練り合わせ、コンパウンドと呼ばれるゴム材料を作成します。ゴム材料を金型に流し込み、熱と圧力をかけ、硫黄による架橋反応、加硫と成形を同時に行います。成形されたダストシールを金型から取り出しバリを取りを行います。さらに加熱して二次加硫を行うことで製造します。
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