アスファルトルーフィングのメーカー11社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
アスファルトルーフィングとは、防水シートの一種です。板紙にアスファルトをしみこませたもので、建築用の防水材料となります。
ビルや住宅の屋根や壁面に使用され、屋根や壁面材で防ぐことができない「雨水」が侵入することを防ぎます。
建築物にとって「雨漏り」は脅威です。木材であればそこから腐食が始まり、コンクリートであっても、小さな亀裂から侵入した雨水でコンクリートの鉄筋部にダメージを与えることもあります。
アスファルトルーフィングは表からは見えませんが、建築物を守る大切な役割を果たしています。
アスファルトルーフィングの使用用途は、建築物全般です。
屋根部材だけでは、雨水を完全に防ぐことはできません。
住宅で言えば、屋根下地が出来上がった時点でアスファルトルーフィングを隙間なく、タッカーと呼ばれる大型のホッチキスで施工していきます。アスファルトルーフィングを施工したうえで、屋根部材を取り付けていきます。
屋根部材とアスファルトルーフィングの二つが機能することで雨漏りが防げると思っておいてください。
なので、「屋根部材に異常はないが、雨漏りはしている。」といった場合、アスファルトルーフィングが経年劣化等で破損している可能性が高いです。壁面においても全く同じ事が言えます。
アスファルトルーフィングの類似品に、改質アスファルトルーフィングや高分子系ルーフィングといったものも存在します。
その中でアスファルトルーフィングは最も一般的に使用されています。さらに他のルーフィングシートに比べて比較的価格が安いです。
ただし、性能は劣ります。
アスファルトルーフィングの寿命は一般的に10年程度だと言われているので、アスファルトルーフィングの張替え作業が必要になってくるかもしれません。
改質アスファルトルーフィングであれば、アスファルトルーフィングの寿命、防水性、耐久性をそれぞれ向上させたものになります。
高分子系ルーフィングであれば、合成繊維が主に原料となり、使用する環境や素材に合わせて様々な種類が存在します。適切に組み合わせて使用する事で、アスファルトルーフィングより高いパフォーマンスを発揮できます。
今後の活躍が期待できるのは、改質アスファルトルーフィングや高分子系ルーフィングだと言えるでしょう。
ルーフィングには以下の通り、様々な種類があります。
ルーフィングを選定する際に重要なポイントは、屋根材よりも寿命の長いルーフィングを選定することです。
ルーフィングよりも屋根材の方が寿命が長い場合は、屋根材がまだ使用できるにも関わらず屋根材を取り外す必要があります。瓦のような取り外し可能な屋根材であれば再利用可能ですが、再利用ができない屋根材の場合は屋根材ごと新調する必要があります。
そのため、屋根の状態や入居期間を考慮したうえで、適切なルーフィングを選定するようにしましょう。
参考文献
https://tajima.jp/pdf/juken/p-color-m_201711_02.pdf
http://aspdiv.jwma.or.jp/jutaku/pdf/kikaku_04s-04.pdf
https://www.krkroof.net/publication/pdf/krk_seat2017_06.pdf
http://www.yaneyasan13.net/blog/49228.html
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