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ナイロンコーティング
【2021年版】ナイロンコーティング メーカー4社一覧
ナイロンコーティングのメーカー4社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
ナイロンコーティングとは
ナイロンコーティングとは、結晶性の熱可塑性樹脂の1つであるナイロンをパウダー状に加工して母材にコーティングする技術です。ナイロンにも数多くの種類が存在しますが、一般的には優れた特性を有するナイロン11が広く使われています。ナイロン11は石油由来のナイロン12とは異なり、ヒマシ油を原料とした植物由来であり有害な物質を含まない特徴を持ちます。ナイロンコーティングを施すことで、高い耐熱性や耐摩耗性、耐衝撃性、耐候性、密着性を得ることができます。
ナイロンコーティングの使用用途
ナイロンコーティングは、自動車や家電、農業機器、医療機器、生活資材などあらゆる分野で利用されています。このように幅広い分野で使用されている理由の1つが多くの特性を付与できることです。具体的には、母材との密着性が高いことから耐衝撃性や耐候性に優れることや高い電気絶縁性や耐海水性を有することなどが挙げられます。また、1cm以下の小さな製品から数mサイズの大きな製品までコーティング可能です。ただ、耐酸性は低く酸性環境下では使用できないため注意が必要です。
ナイロンコーティングの特徴
はじめにナイロンコーティングのメリット・デメリットを紹介します。
- メリット
ナイロンコーティングのメリットは、母材に高い耐熱性や耐摩耗性、耐衝撃性、耐海水性、耐候性などを付与できる点です。またナイロン11は植物由来かつ安全性に優れるため、食品衛生法にも適用できます。そのため飲料水向けの排水管などにも利用可能とされ、衛生的な表面処理方法の1つとして知られています。
- デメリット
ナイロンコーティングのデメリットは、酸性の薬剤を使用できない点です。そのため酸性条件下での使用を想定している場合は注意が必要です。ただ、酸性以外の薬品には高い耐性を有しているため、用途の幅は広がります。
次にコーティング方法について説明します。ナイロンコーティングは主に流動浸漬法、静電粉体塗装法、ミニコート法のいずれかの方法で行われます。
- 流動浸漬法
ナイロンのパウダーを多孔質の隔壁をもつ浸漬槽に入れ、その底面から不活性ガスを封入します。これにより生じる圧力でパウダーを浮かせ、そこに加熱した母材を浸漬させます。これにより均一なコーティングが可能になります。
- 静電粉体塗装法
クーロン電気を利用したコーティング方法で、流動浸漬法より薄い塗膜を形成できます。
- ミニコート法
加熱した母材をナイロン樹脂槽の中に浸漬させることでコーティングします。ただし、大きな製品のコーティングはできないため注意が必要です。
参考文献
http://www.ryushin.jp/resin/
http://www.nakata-coating.co.jp/powder/powder-nylon11.html
http://f-minoru.co.jp/resin/nylon.html
ナイロンコーティングのメーカー情報
ナイロンコーティングのメーカーランキング
社員数の規模
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1 クリエイト株式会社
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2 シンワ工業株式会社
設立年の新しい会社
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1 株式会社ネオテック
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2 シンワ工業株式会社
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3 イワタ工業株式会社
歴史のある会社
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1 クリエイト株式会社
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2 イワタ工業株式会社
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3 シンワ工業株式会社
ナイロンコーティングのメーカー4社一覧
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創業: 1967年
従業員数: 150人
本社: 東京都
会社URL
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創業: 1916年
従業員数: 529人
本社: 大阪府
会社URL
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