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蒸留装置のメーカー38社一覧や企業ランキングを掲載中!蒸留装置関連企業の2025年5月注目ランキングは1位:泉株式会社、2位:日東精工アナリテック株式会社、3位:防長商事株式会社となっています。 蒸留装置の概要、用途、原理もチェック!
蒸留装置とは、沸点の違いにより混合物から単一成分を取り出す装置です。
実験室レベルの蒸留は、何度も蒸発と凝縮を繰り返して分離を行いますが、工業レベルでは蒸留塔とよばれる連続的に蒸留が可能な装置が用いられています。酒類の蒸留では、一度蒸発と凝縮をするだけの単蒸留と呼ばれる蒸留方法が使用されます。
2025年5月の注目ランキングベスト10
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 泉株式会社 |
9.5%
|
2 | 日東精工アナリテック株式会社 |
8.0%
|
3 | 防長商事株式会社 |
6.5%
|
4 | 株式会社相互理化学硝子製作所 |
5.5%
|
5 | 株式会社大塚製作所 |
5.0%
|
6 | 中央化工機株式会社 |
4.5%
|
7 | 柴田科学株式会社 |
4.5%
|
8 | 株式会社クライミング |
4.0%
|
9 | 日本化学機械製造株式会社 |
4.0%
|
10 | 株式会社本村製作所 |
3.5%
|
項目別
使用用途
#化学合成 #食品加工 #大学研究 #廃液処理処理量 L/H
0 - 20 20 - 40 40 - 60 60 - 100電源 VA
1,000 - 3,000 3,000 - 6,000消費電力 W
0 - 200 200 - 500 500 - 1,000 1,000 - 2,000 2,000 - 3,000 3,000 - 5,000冷却水の使用量 L/min
10 - 2013 点の製品がみつかりました
13 点の製品
コーベックス株式会社
210人以上が見ています
最新の閲覧: 1日前
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88.7時間 返答時間
廃溶剤の排出量が月2t以下の少ない用途の場合に適しています。常圧タイプは装置に廃液の入った一斗缶ごと装置にセットすれば、後は温度...
コーベックス株式会社
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最新の閲覧: 1日前
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廃溶剤ドラムから、回収液ドラムまで自動給液/自動送液ができる装置です。液の移し替え等が不要となります。ハンドリングは、各ドラムに...
コーベックス株式会社
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真空方式は、沸点150℃以上の炭化水素系溶剤の回収に適しています。低温処理の為、常圧蒸留における高温処理時の熱分解や、酸化劣化によ...
コーベックス株式会社
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真空減圧下での低温処理は、含まれる不純物の熱分解が抑えられるため、精度の良い再生液が回収できます。 廃液の入ったドラム...
コーベックス株式会社
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廃浴剤から固形物が発生しない、主に機械部品洗浄分野における廃油処理に適する装置です。適用溶剤は主に第2・第3石油類となります。 ...
ゼオテック・オブ・エコロジー株式会社
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「真空蒸留減容装置」〜零 (ZERO) は真空状態 にした廃液を低温で加熱・蒸留し蒸発した水分を冷却し、水として回収・再利用します。 蒸...
オガワ精機株式会社
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返信の比較的早い企業
4.3 会社レビュー
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標準品質の酸を高品質に蒸留 ■実験に使用した酸を蒸留することで再利用が可能となります。 ・必要な量の高品質の酸を毎日蒸留可能。 誰...
オガワ精機株式会社
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返信の比較的早い企業
4.3 会社レビュー
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簡単な操作で酸を高品質に蒸留 ■実験に使用した酸を蒸留することで再利用が可能となります。 ・必要な量の高品質の酸※を毎日蒸留可能。...
富士ハイテック株式会社
190人以上が見ています
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洗浄液の消耗量が少なく、ほぼノーメンテナンス 特徴 ■水蒸気による間接加熱 電気ヒーターにて水を加熱し、加熱された水 (水蒸気) にて...
富士ハイテック株式会社
270人以上が見ています
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100.0% 返答率
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ハッチ式扉で槽内の掃除が簡単 特徴 ■ハッチ式扉のため槽内簡単に掃除が出来ます ピッチ・フラックス・ワックス・ウレタン等蒸留後槽内...
富士ハイテック株式会社
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ハッチ式扉で槽内の掃除が簡単 特徴 ■ハッチ式扉のため槽内簡単に掃除が出来ます ピッチ・フラックス・ワックス・ウレタン等蒸留後槽内...
富士ハイテック株式会社
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水分の混入が少ない半密閉構造 ■特徴 ・間接加熱方式 ※間接加熱のため液分解が起こりにくい。 ・半密閉構造 ※水分の混入が少ない。 ...
株式会社コスモテック
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■フレンドリー CT-AQ25H 水溶性廃液処理装置フレンドリーに処理能力を25L/hに拡大したCT-AQ25Hが登場しました。環境保護/安全性/経済性...
蒸留装置とは、沸点の違いにより混合物から単一成分を取り出す装置です。
実験室レベルの蒸留は、何度も蒸発と凝縮を繰り返して分離を行いますが、工業レベルでは蒸留塔とよばれる連続的に蒸留が可能な装置が用いられています。酒類の蒸留では、一度蒸発と凝縮をするだけの単蒸留と呼ばれる蒸留方法が使用されます。
蒸留装置はさまざまな産業分野で使用されています。以下にそのいくつかの使用用途を紹介します。
原油はさまざまな成分から成り立っていますが、それらを分離するために蒸留装置が使われます。異なる沸点を持つ成分は、蒸留装置によって分離され、異なる製品として利用されます。
アルコールの製造でも蒸留装置は重要な役割を果たします。発酵によって得られた液体を蒸留して、アルコールを高濃度で得ることができます。
製薬業界では、有効成分を抽出したり、不純物を取り除いたりするために蒸留装置が使われます。これにより、薬品の品質を確保できます。
蒸留装置の構成要素は、蒸留塔、凝縮器、蒸発缶、流量調整弁などです。蒸発缶で蒸留対象の液体を蒸発させ、蒸留塔に送られます。蒸留塔では連続的に蒸留を行い、分離した液体は再び蒸発缶へ輸送され、分離した気体は凝縮器へ輸送されます。凝縮器では冷却水などによって冷却され、分離された気体が液化されて分離されます。
蒸留塔の構造は、棚段塔と充填塔の2つです。棚段塔は内部がトレイと呼ばれる棚段で仕切られており、各段で気体と液体が接触するようになっており、分離が行われます。充填塔は内部に充填物が上側が不規則に、下側が規則正しく詰められています。充填物により液体の表面積が大きくなることで、気体と液体がより接触しやすくなり蒸留の効率が高まります。また、圧力損失が棚段式に比べて少ないことが特徴です。
蒸留装置の選定の際には、蒸留対象物の沸点や融点に十分対応できるかどうかの強度、蒸留対象物への耐久性があるか、サイズや蒸留速度などを考慮する必要があります。
蒸留装置は実験室レベルでは、フラスコとバーナー、冷却管の構成になっていますが、工業レベルではその規模が大きくなります。処理量が多く、目的の純度まで精製する必要があるため、フラスコを何段も重ねたような蒸留塔で連続蒸留を行います。
蒸留装置では目的生成物を得るために、蒸留塔の低沸点成分、高沸点成分の中でキーになる成分を決めて、蒸留塔を設計しているので、その成分の沸点が制御温度です。蒸留装置で処理する流体の組成によっては、腐食などに強い材質を選定する必要があります。費用面から材質のクオリティーを落とす場合は、防食用のケミカルを注入するなど対策を取らなければければなりません。
蒸留装置は実験室レベルのものであれば、ガラス器具で組み立てます。装置構成は、原料を仕込むフラスコ、蒸気を冷却する冷却管、温度計、ヒーター (バーナー) 、保温剤、低沸点成分を受け入れるビーカーです。また、攪拌混合が必要であれば、スターラーを設置します。
蒸留操作では、フラスコに仕込んだ原料を温めるために、ヒーターの温度を設定します。バーナーを使用するのであれば、火炎を出して温度計を確認しながら調整を行います。
冷却管への水の導入は、フラスコから遠い側の導入口から流し入れます。これは、向流の方が並流より同じ冷却管の大きさで効率的に冷却できるからです。実験室スケールの装置の場合、外気の温度の影響を受けやすいので、蒸気が通る配管部分の保温も重要です。
蒸留装置を設計する上で、温度計の測定位置は重要です。塔内の気液のどの部分を測定しているかによって、温度が異なるたため、ヒーター制御につなぐ温度計の測定位置が異なると、蒸留塔そのものの分離に影響してきます。
また、コンデンサー (冷却器) に流す冷却水の温度にも注意が必要です。冷却水に海水を使用する場合は、夏場は目的温度まで冷却できなくなる恐れがあります。そのため、冷却装置で温度コントロールされた冷却水を利用するのが理想的です。
参考文献
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kakyoshi/66/6/66_300/_pdf
https://www.kce.co.jp/tec-info/distillation/distillation-facility.html
https://www.nikkaki.co.jp/products/about_plant
https://www.kiriyama.co.jp/dcms_media/other/