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ブロックインキュベーターについての概要、用途、原理などをご説明します。また、ブロックインキュベーターのメーカー23社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。
ブロックインキュベーターとは、主に試料の加熱・保温・冷却を行うための装置です。
温度制御された金属ブロックに試料チューブなどを挿入して使用します。PCRやELISAなど、分子生物学実験における様々なアプリケーションに利用されています。
ブロックインキュベーターは、マイクロプロセッサによる精密な温度制御機能を備えており、設定温度を正確に維持することができます。これにより、実験の再現性を高めることができます。-5℃から100℃までの幅広い温度範囲に対応した機種が多く、様々な実験に対応できます
また、アルミブロックの高い熱伝導率により、試料を迅速に加熱・冷却することができます。そして、0.2mLのマイクロチューブから50mLのチューブ、マイクロプレート、PCRプレートなど、様々な種類の試料に対応するブロックが用意されています。
ブロックインキュベーターは、様々な分野で幅広く使用されています。
1.DNA/RNAの処理
遺伝子工学実験において、DNAやRNAの増幅、切断、修飾などの反応に用いられます。 ブロックインキュベーターは、これらの反応に必要な温度を正確に維持することで、反応効率を高め、再現性のある結果を得るのに役立ちます。
2.酵素反応
制限酵素処理やライゲーションなど、様々な酵素反応に利用されます。 酵素はそれぞれ至適温度が異なるため、ブロックインキュベーターを用いることで、最適な温度で反応を行うことができます。これにより、酵素活性を最大限に引き出し、反応効率を高めることができます。
1.タンパク質の変性・反応
タンパク質の変性や酵素反応など、様々な生化学実験に利用されます。 タンパク質は熱に不安定なため、ブロックインキュベーターを用いることで、温度を正確に制御し、タンパク質の変性を防ぐことができます。
2.免疫学的アッセイ
ELISAなどの免疫学的アッセイに利用されます。 ELISAは、抗原抗体反応を利用して特定のタンパク質を検出する手法であり、ブロックインキュベーターを用いることで、反応に必要な温度を正確に維持することができます。
サンプルの保存
試薬やサンプルを一定温度で保存するために使用されます。 ブロックインキュベーターは、試料の劣化を防ぎ、品質を維持するのに役立ちます。
参考文献
https://www.kakengeneqs.co.jp/bio/block_incubator
https://www.ikedarika.co.jp/catalog/category/product/detail.html?pdid1=102409
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
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