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クロスバイスについての概要、用途、原理などをご説明します。また、クロスバイスのメーカー4社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。クロスバイス関連企業の2024年11月注目ランキングは1位:藤原産業株式会社、2位:株式会社エスコとなっています。
画像出典元: Amazon
クロスバイスとは、加工対象を強く固定し、X軸方向およびY軸方向に移動させるために使用される工具です。
そのほか、「クロススライドバイス」「クロススライディングバイス」「2軸スライドクロスバイス」「クロスフラットテーブルバイス」「クロスフラットベンチバイス」「X-Yバイス」「2ウェイX-Yベンチクランプ」など、さまざまな名称で呼ばれています。
単なるバイスとの違いは、固定した材料を動かせる点にあります。製品によっては0.001mmレベルの精度で、正確に前後左右の位置調整が可能です。しかし、クロスバイスは、X軸方向とY軸方向の調整にかぎられているため、上下方向の調整はできません。そのため、使用用途に合った高さのものを選ぶ必要があります。
クロスバイスは、材料に穴をあけるボール盤などに取り付けて使用するのが一般的です。固定した材料を、X軸方向とY軸方向に自由自在に動かせるため、複数の穴をあける際などに、その都度材料を取り外して位置を変える必要がありません。
ハンドルを回せば簡単に位置調整ができるため、加工作業を効率的に行えます。また、ボール盤にエンドミルを取り付けて、クロスバイスで材料を移動させながら削れば、簡易フライス盤として切削加工もできます。
しかし、基本的にボール盤は、材料に対して垂直方向に穴をあけるための機械です。フライス盤に比べて剛性が弱く、水平方向に負荷がかかる設計にはなっていません。
そのため、水平方向に強い負荷がかかるとテーブルが傾いたり、ドリルチャックが外れてしまう危険性があります。また、振動も大きくなるので、精度の高い切削加工はできません。特に硬い材料の切削加工は強い負荷がかかりやすく、注意が必要です。
クロスバイスは、加工対象を固定するクランプ部、X軸方向の位置調整をする摺動部、Y軸方向の位置調整をする摺動部の3点で構成されています。上段はクランプ部、中段はX軸方向の摺動部、下段はY軸方向の摺動部になっており、それぞれにハンドルがついています。ハンドルはレバータイプのものが多いです。
クランプ部のハンドルは左側、X軸方向の摺動部のハンドルは右側、Y軸方向の摺動部のハンドルは手前側に位置し、作業しやすいようになっています。X軸方向およびY軸方向の摺動部のハンドルには目盛りがついており、前後左右の正確な位置調整をサポートします。
クロスバイスを選ぶ際のポイントは、以下の4点です。
クロスバイスは、小型のものから大型のものまで、さまざまなサイズの製品があります。取り付けるボール盤や、加工したいもののサイズに合わせて選ぶのがポイントです。
クロスバイスは、前後左右の位置調整はできますが、上下の高さ調整はできません。そのため、ボール盤に取り付ける際は、実際に加工可能な高さであるかを事前に確かめる必要があります。
クロスバイスは、位置調整の精度が0.1mm単位や0.001mm単位など、製品によって幅があります。一般的に精度が高くなれば、価格も高くなります。
DIYレベルの精度で良ければ安価な製品でもかまいません。しかし、精密部品の加工レベルを求めるのであれば、高価なものを選ぶ必要があります。
クロスバイスで位置調整できる移動幅は、100mmから200mm程度まで製品によって違います。大きい材料を広範囲に加工したいのであれば、移動幅の大きいものを購入したほうが、効率的な加工作業が可能です。
しかし、一般的に移動幅が大きくなるほど価格も高くなります。予算が合わない場合は、移動幅が小さい製品でも、材料を取り外して位置調整し直すことでカバーできます。
クロスバイスの口が広いほど固定できる材料は大きくなり、口が深いほど厚い材料を固定できます。加工する材料に合った口の広さや深さの製品を選ぶと、使い勝手が良いです。
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
2024年11月の注目ランキングベスト2
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 藤原産業株式会社 |
66.7%
|
2 | 株式会社エスコ |
33.3%
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注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2024年11月のクロスバイスページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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