小型ACモーターのメーカー10社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
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小型ACモータは、交流で動作する小型のモータで、電気で駆動する製品や設備において広く用いられているモータになります。商用の電源に接続することで、定速で回転し続けます。小型ACモータの中でも、正確な回転やトルクが出力できるスピードコントロールモータやサーボモータ、逆回転にも対応しているレシーブルモータなど、様々な種類の小型ACモータが発売されています。また、3相の電源を使用して、高トルク、高回転数で駆動するモータもあります。
小型ACモータは、電気で駆動する製品の多くで使用されています。家電製品、設備機器、ロボット、コンベアなど、使用される製品は多岐に渡ります。小型ACモータの選定の際には、回転数やトルク、寿命、電力、サイズ、回転数やトルクの出力精度、応答時間などを考慮する必要があります。小型ACモータは、製品の内部に内蔵することが大半であるため、接合方法や、配線などをCADなどで確認した状態で、購入すべきです。
小型ACモータの動作原理を説明します。小型ACモータは、回転軸、回転軸に接続された永久磁石、軸を支えるためのベアリング、磁石を取り囲むように設置されたコイルなどで構成されています。スピードコントロールモータでは、スピードコントローラが内蔵されており、回転速度のコントロールを行います。サーボモータでは、制御装置やロータリーエンコーダが内蔵されており、正確な回転を行います。
動作時は、コイルによって発生する磁界によって、永久磁石が受ける引力や斥力を利用します。磁石の回転する方向にコイルから力が加わるように、コイルに適切な電流を流し、コイルから発生する磁界を変化させます。交流電流が一定の大きさ、周波数で供給されるため、常に一定の回転数とトルクを得ることができることが特徴です。単相の電源で使用する場合は、インバーターを設置することで、周波数の位相をずらすことによってモータを操作させることができます。構造上、電流を流しても回転しない位置が生じる可能性があるため、停止位置の工夫などがされています。
参考文献
https://www.orientalmotor.co.jp/tech/webseminar/ac_kiso_1_4/
https://www.orientalmotor.co.jp/om/knowledge/uroko_ac/ac01.htm
社員数の規模
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歴史のある会社