ホットプレスのメーカー12社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
ホットプレスは高温に熱した材料に高圧力をかけることで加工等を行う装置のことです。
高温にすることで金属材料が柔らかくなりそこに高圧力をかけると塑性加工、すなわち欲しい形状に加工することができますので広く使用されています。
加圧は基本的に一方向のみの単軸型となりますが、様々な方向から加圧できる多軸型もあり用途に合わせて選択されます。温度も数百度からセラミックスの処理には2,000℃以上の高温のホットプレスが使用されています。
ホットプレスは大きく分けて二種類あり、一つ目は接合用ホットプレスで金属や複合材料などを接合し成形する際に使用されます。こちらは温度が比較的低く数百度程度での使用となります。
もう一つが焼結用ホットプレスでこちらはセラミックスや金属酸化膜基板などを作る際に使用されます。酸化アルミニウムに代表されるセラミックスや金属酸化膜基板などは高温での処理が必要であり、また酸化アルミニウムの粉体を高い圧力で押し固めることで非常に硬いセラミックスが得られます。
ホットプレスの加圧ですが、こちらは油圧で行われます。圧力は1MPa、すなわち大気圧の10倍程度から70MPaという大きな圧力まで機器により幅広く選択できます。単軸の場合はワークに一方向から押し付けられて加工されます。しかし、材料によっては一方向のみではなく複数の方向からの圧力があった方が良く、この場合は多軸型と言いますが一方向ではなく数方向から圧力を加えます。
ヒーターは高温の場合は2,500℃程度まで加熱できますが、このような高温を得るために黒鉛ヒーターによる抵抗加熱が行われます。
単純なホットプレスは二つの平らな板を加熱して、その間にシート状の素材を置いてプレスする仕組みの装置で、樹脂シートなどの制作に使用されます。
高温に昇温して使用されますので出来立ての製品は非常に高温になっていて粗熱が取れるまで動かせない場合がありますが、このような場合は冷却システムを搭載して処理時間の短縮が行われます。
参考文献
https://www.ihi.co.jp/ims/products/hotpress/index.html
https://www.jutem.co.jp/service/%E3%83%9B%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9/
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