ネットワーク抵抗器についての概要、用途、原理などをご説明します。また、ネットワーク抵抗器のメーカー29社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。ネットワーク抵抗器関連企業の2024年2月注目ランキングは1位:福島双羽電機株式会社、2位:タクマン電子株式会社、3位:進工業株式会社となっています。
ネットワーク抵抗器は、一つの抵抗器を複数個連結させた複合部品です。主に電気電子回路にて用いられており、ネットワーク抵抗器を一つ使用するだけで複数個の抵抗器の役割を担うことができる素子となっております。
一つの抵抗器を複数個使用する必要がある場合に、ネットワーク抵抗器を使用することで、回路の高集積化やコスト削減に役立ちます。部品の形状は、ジャンパー線の足がついているディスクリート部品を連結させたリードタイプ、表面実装用のチップ部品を連結させた面実装タイプの両方があります。
電気電子回路において、同抵抗値の抵抗器が複数個必要になる時などに用いられます。例えば、基板上で同じ構成の回路が複数存在する場合、同じ抵抗値の抵抗器を複数個配置すると、基板の面積が多く必要となってしまいます。そのような時にネットワーク抵抗を用いることで、実装面積の削減が可能になり基板のサイズ縮小、高集積化を実現できます。また、同じ抵抗器を10個購入するのに比べ、抵抗器が10個接続されたネットワーク抵抗器を購入するほうが、コストが安く済むというメリットも考えられます。
ネットワーク抵抗器は、一般に用いられるものでは抵抗器が複数個並列に接続された素子となっております。厚膜抵抗を用いるリードタイプでは、抵抗の役割を持つ厚被膜が並列に並べられており、各抵抗の片側に共通の電極がついていて、その逆側が素子の端子としてリード線に接続された構造となっております。さらに、外側がガラスコーティングで絶縁され、その外側が外装樹脂で覆われている構造により一つの素子を成します。
また、分圧抵抗の役割を成す素子も存在します。分圧抵抗として用いられるものは、直列に接続された二つの抵抗器の間から端子が出ています。
例えば、10Vの電圧を1/2の5Vに降圧したい時などに分圧機能を持つネットワーク抵抗器を用いることで、一つの素子を使用するのみで5V電圧を生成することができます。その他、抵抗値がすべて同じではなく2倍、4倍、8倍・・の抵抗値を持つ素子もあります。そのような素子をラダー回路等に用いることで、大幅な高集積化、コスト削減が可能になります。
参考文献
http://www.sanadakoa.co.jp/product_J/pdf/resistors/mr.pdf
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
2024年2月の注目ランキングベスト10
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 福島双羽電機株式会社 |
17.9%
|
2 | タクマン電子株式会社 |
10.3%
|
3 | 進工業株式会社 |
7.7%
|
4 | アイエイエム電子株式会社 |
7.7%
|
5 | ヌヴォトンテクノロジージャパン株式会社 |
7.7%
|
6 | 太陽社電気株式会社 |
5.1%
|
7 | 北陸電気工業株式会社 |
5.1%
|
8 | 真田KOA株式会社 |
5.1%
|
9 | Walsin Technology Corporation |
2.6%
|
10 | NIC Components Corp. |
2.6%
|
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2024年2月のネットワーク抵抗器ページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社