半固定抵抗器についての概要、用途、原理などをご説明します。また、半固定抵抗器のメーカー19社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。半固定抵抗器関連企業の2024年3月注目ランキングは1位:帝国通信工業株式会社、2位:北陸電気工業株式会社、3位:ニデックコンポーネンツ株式会社となっています。
半固定抵抗器は、抵抗値を変更することができる可変抵抗器の一種で、一度抵抗値を設定した後は長期間固定される抵抗器です。
電子機器内で回路の抵抗値を調節し、他の電子部品の個体差によるばらつきを調整する(トリムする)役割を持つことから、トリマ抵抗器またはトリマポテンショメータとも呼ばれます。
半固定抵抗器の抵抗値の調節は、ドライバでつまみを回転させて行います。上から回すタイプと横から回すタイプがあり、また単回転と多回転のつまみがあります。
半固定抵抗器は、通信機器、計測器、医療用機器、オーディオビジュアル機器、オフィス用事務機器、一般的な電子機器などさまざまな製品で、機器製造後のタイミング調整、温度調整、ディスプレイの明るさ調整などの用途に使われています。
通常は、一度設定した後はエンドユーザの目に触れることなく、固定抵抗器として動作しますが、メンテナンスの際に再調整が必要になることもあります。
半固定抵抗器は、回路基板の微調整に有効であることから、趣味の電子工作などでもよく使われます。
半固定抵抗器の原理は単純です。抵抗体の両端の端子(1番端子と3番端子)に電圧をかけたとき、抵抗体上を移動する接点(摺動子またはワイパ)の物理的な位置によって、摺動子につながる2番端子と1番端子(または3番端子)との間の抵抗を変化させます。
半固定抵抗器には、大きい電圧を下げて必要な電圧を得る電圧調整の役割と、抵抗値を調整して電流値を変える電流調整の役割があります。
電圧調整に使うときは、半固定抵抗器を3端子素子として使用します。1番端子と3番端子の間に電圧をかけ、2番端子から分圧した電圧を取り出します。
電流調整の使うときは、半固定抵抗器を2端子素子のように使い、1番端子と2番端子の間に電圧をかけて電流を調整します。ただし、使用しない3番端子はオープンにせず、2番端子と接続するのが安全な使い方です。
半固定抵抗器の両端間の抵抗と全抵抗値と呼びます。全抵抗値が小さいと、可変範囲が狭くなります。一方、全抵抗値が大きいと、可変範囲が大きくなる反面、設定精度が甘くなります。一般的には、全抵抗の半分の可変範囲で調整ができるように、半固定抵抗器を選定します。
参考文献
https://go.alpsalpine.jp/l/506151/2020-02-20/33dk7t
https://jp.rs-online.com/web/generalDisplay.html?id=ideas-and-advice/trimmer-resistors-guide
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
2024年3月の注目ランキングベスト10
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
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1 | 帝国通信工業株式会社 |
22.7%
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2 | 北陸電気工業株式会社 |
18.2%
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3 | ニデックコンポーネンツ株式会社 |
18.2%
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4 | グローバル電子株式会社 |
9.1%
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5 | 東京コスモス電機株式会社 |
9.1%
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6 | 株式会社イチネンMTM |
4.5%
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7 | ボーンズ株式会社 |
4.5%
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8 | Song Huei Electric Co.,Ltd. |
4.5%
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9 | ホーザン株式会社 |
4.5%
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10 | タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 |
4.5%
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注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2024年3月の半固定抵抗器ページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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