サーモモジュールのメーカー20社・77製品を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
サーモモジュールとは、熱電素子の一種である電子部品のひとつであり、ペルティエ素子や熱電クーラーとも呼ばれます。
各種の冷却装置に使用されている半導体素子で、サーモモジュールに流れる電流の方向をクイック変換することによって、対象物の温度制御管理を高精度に、かつ素早く加熱・排熱させることができます。これは、電流が流れるとペルティエ効果が起きることによるもので、工業用としてのみでなく、身近な日常生活用品にも取り入れられている素子です。
この素子は一般に、クリーンな素子として幅広い分野で活用されています。
例えば計測・分析分野においては、分光光度計やガス分析装置の除湿に、光学分野ではプロジェクターや監視カメラの冷却などに用いられています。
また、小型・軽量・フロン不要といった特徴を有しており、民生分野ではコンピュータCPUの冷却やエアコン、空気清浄機、ドライヤー、クーラーボックスなど、生産コストの低減や高い信頼性を期待できることから身近な家電民生品にも採用されています。
サーモモジュールは、2種類の金属の接合部分に直流電流を流すことによって生じる、片方の金属からもう一方の金属へと熱が移動する“ペルティエ効果”を活かしたものです。サーモモジュールに直接電流を流すと、素子の両面に温度差が生じます。この時低温側で吸熱、高温側で発熱作用が起こることにより、熱が低温側から高温側へと押し上げられます。
さらに、電流の極性を変化させることによってポンピングする熱方向を変え、また、与える電流の大きさを変化させることによって熱量の大きさも変えることが可能になります。このペルティエ効果を利用して、冷却・加熱・温度制御を容易に行うことができる仕組みです。
近年最も採用されている熱電半導体素子は、「N」および「P」特性を明確に持つブロック、もしくは適切にドープされたビスマステルライドの合金を溶接したものです。材料に方向性があることが特徴です。この方向性があることで、電流が各NおよびPエレメントを介して上下の基板間を交互に往復しながら熱を一方向に移動させます。これにより、N材料のもつ余分な電子とP材料の不足電子に差が生じることで、熱エネルギーを移動させるという原理です。
参考文献
https://www.yhtc.jp/%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%83%81%E3%82%A7-%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%A2%E3%83%A2%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AB-tec/
https://www.z-max.jp/peltier/about/
http://ferrotec-global.com/tech_2_2.php?lang=ja
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
自社工場にて生産した高品質・高性能を備えた高信頼性製品です。
当社が開発した独自のヒートショック緩和構造(GL構造)で長寿命化を実現しました。
また、素子単体だけでなく使いやすく設計されたユニットも供給したします。
我々はペルチェ素子の専門メーカーであり、応用商品も開発し、技術的なサポートも可能です。
冷蔵庫やワインセラーなどの民生分野、血液検査装置やPCRなどの医療・理化学分野、
その他では半導体、自動車、通信、産業設備、光学、分析、食品分野など採用実績は多岐に渡ります。また、最近ではウェアラブル冷却機器に採用され、注目の製品となっております。