AC軸流ファンについての概要、用途、原理などをご説明します。また、AC軸流ファンのメーカー17社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。AC軸流ファン関連企業の2022年4月注目ランキングは1位:日本電産サーボ株式会社、2位:山洋電気株式会社、3位:株式会社廣澤精機製作所となっています。
AC軸流ファンとは、機器内に発生した熱を外部に排出する目的や、反対に機器外の環境熱を内部に給気する目的で、機器内の温度を制御するための機器です。
一般的に機器の稼働や駆動をさせることで発熱する電子部品の熱処理を放置すると、機器内の電子部品は最悪の場合、故障や破損する恐れがあります。この機器内で発生した熱を直線的に給気や排気をすることで機器内の冷却効果を得るため、交流電源を使用したAC軸流ファンが使用されています。
一般的に機器の稼働や駆動をさせることで発熱する電子部品などの熱処理を放置すると、機器内の温度上昇によって、機器内の電子部品などは最悪の場合、故障や破損する恐れがあるため、交流電源を使用したAC軸流ファンが利用されています。
主な使用用途としては、制御盤や計測機器、自動販売機や冷蔵のショーケースなどの機器内の機器内のコンデンサやIC電子部品などを換気・冷却し、機器を長期的に使用するための用途で利用されています。
AC軸流ファンは、回転速度制御が可能なDC軸流ファンとは異なり、交流電源の周波数によって羽根の回転速度が固定されるのが一般的ですが、交流を直流に変える機能を持った特殊なACDCファンもあります。
一般的なAC軸流ファンの構造は、AC軸流ファンの中央に交流電源で駆動するブラシレスモータに対して、冷却するための羽根状の樹脂製や金属製クーリングファンが取り付けられ、このファン前方から吸気し、後方に排気されることで機器内部を冷却する構造です。
また、ファンの性能には冷却対象の発熱量に対する必要風量が最も重要であり、さまざまな環境下でファンによる冷却に対応するため、ファンの並列運転や直列運転、大型タイプや二重反転ファンなどを用いて必要風量を稼ぐこともできます。
一方、ファンを使用することによって冷却対象の機器内に埃などが長期間流入し続けることで電子部品の故障や破損を招く恐れがあるため、この場合には、ファン前方の吸気側にフィルターを設けることで、機器内へ埃や異物の流入を防ぐこともできます。
AC軸流ファンとDC軸流ファンの違いはファンの駆動電源の違いです。DC軸流ファンのDCはDirect Currentの略で、直流電源駆動のファンです。またそれに対して、AC軸流ファンのACはAlternating Currentの略で、交流電源で駆動するファンをさします。直流とは、プラスもしくはマイナスが一定の電源のことでその向きや大きさが変わりないことです。また交流とは一定時間でプラスとマイナスが入れ替わる電源のことで、周期的に電気の流れる向きが変化していることをさします。
AC軸流ファンは交流電源の周波数によって、ファン(羽根)の回転速度が一定になるのに対して、DC軸流ファンはモーターの回路により回転速度を変えることができます。ACファンの中には、AC電源でDCファンと同じ動作を行うACDCファンもあります。
軸流ファンはファンを使って風を送る方向が軸方向にあるファンで、ターボファンの中で最も効率がよく、発熱体の冷却用途として幅広く使用されています。抵抗物による風量の増減が比較的少ないことが、軸流ファンの特徴です。軸流ファンのほか、風を送る方向が異なる遠心ファン、斜流ファンなどがあります。遠心ファンとは軸流ファンと直交するように風を起こすファンで、遠心方向に風が起こります。また斜流ファンは、軸流ファンと遠心ファンの間のようなファンで、羽根の形状によって、軸方向から吸気し、軸の斜め方向に圧力が加わることで、排気方向を変えて送風するファンです。小型・軽量になることが特徴です。
軸流ファンで代表的なファンモーターは、プロペラファンです。翼状のプロペラをケーシング内に置き、回転させることで、回転軸方向に風を発生させます。風の流れが回転軸方向になるためコンパクトな構造になります。遠心ファンで代表的なファンモーターは、ブロワです。ブロワは円筒状に配した前向きの羽根の遠心力によって回転軸にほぼ垂直な向きに風の流れを作ります。
参考文献
https://www.sanyodenki.com/archive/document/product/cooling/technical_material_jp.pdf
https://www.fa.omron.co.jp/data_pdf/commentary/axialfan_tg_j_3_3.pdf
https://techcompass.sanyodenki.com/jp/training/cooling/fan_basic/008/index.html
https://fan-blower-soufuuki.com/handbook1_1/handbook1_9
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2022年4月の注目ランキングベスト10
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 日本電産サーボ株式会社 | 12.1% |
2 | 山洋電気株式会社 | 11.3% |
3 | 株式会社廣澤精機製作所 | 9.9% |
4 | オリエンタルモーター株式会社 | 7.8% |
5 | 株式会社エスコ | 6.4% |
6 | ミネベアミツミ株式会社 | 5.7% |
7 | 日本ブロアー株式会社 | 5.7% |
8 | オムロン株式会社 | 5.7% |
9 | サンオン株式会社 | 5% |
10 | 正栄株式会社 | 5% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2022年4月のAC軸流ファンページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
この60-2シリーズには3タイプあり、標準型と防湿型とオイルミスト型があり、それぞれ3型式ずつ存在しています。
3タイプにおいて共通の仕様が、モーター形式が単相クマトリ誘導電動機、絶縁階級がA種類105℃・E種120℃、軸受が2ボールベアリング、使用電圧範囲が定格円圧±10%以内の電圧変動で連続運転は定格電圧以下、保護方式はインピーダンスプロテクト、騒音測定は機器表面(吸光口中心線上)より1.5mの位置などといった仕様になります。
なお異なる仕様としては、使用環境で標準型及びオイルミスト型は-10~+70℃/RH35~85%で防湿型が-10~+70/RH35~95%、また保存環境で標準型及びオイルミスト型は-30~+80℃/RH20~85%で防湿型が-30~+80/RH20~95%といった仕様になります。
この60-3シリーズには3タイプあり、標準型と防湿型とオイルミスト型があるが、標準型のみ4型式で防湿型とオイルミスと型は3型式ずつ存在しています。
3タイプにおいて共通の仕様が、モーター形式が単相クマトリ誘導電動機、絶縁階級がA種類105℃・E種120℃、軸受が2ボールベアリング、使用電圧範囲が定格円圧±10%以内の電圧変動で連続運転は定格電圧以下、保護方式はインピーダンスプロテクト、騒音測定は機器表面(吸光口中心線上)より1.5mの位置などといった仕様になります。
なお異なる仕様としては、使用環境で標準型及びオイルミスト型は-10~+70℃/RH35~85%で防湿型が-10~+70/RH35~95%、また保存環境で標準型及びオイルミスト型は-30~+80℃/RH20~85%で防湿型が-30~+80/RH20~95%といった仕様になります。
また、標準型には防湿型とオイルミスト型には存在しない、電圧が200VAC、入力が8/7W仕様の型式があります。
このMAシリーズの中でもφ172mm MA55B3は、定格電圧が100V(±10%)、入力電力が32/28W、電流が400/310mA、拘束電流が620/600mAとこのMAシリーズの中でも高めな仕様となっております。
また、最大風量は5.5/6.5m/min・194/229CFM、最大静圧は152/186Pa・0.61/0.75inH2O、騒音は50/55dB、回転速度は2850/3400t/min、周波数は50/60Hzといった標準仕様になっております。
規格はUCP、モータはコンデンサ進相型インダクションモータを使用したサーマルプロテクト保護方式を採用しております。
また、ACファン用プラグコードとしては、T2P1、T2P2、D2P1、UL2P1、UL2P2の5つのタイプに適合します。
この109-033ULは、定格電圧が115V、入力電力が4/3.5W、電流が0.04/0.04A、束縛電流が0.04/0.04A、回転速度が1500/1500min、最大風量が0.43/0.43m3/min・15.2/15.2CFM、最大静圧が8.8/8.8Pa・0.035/0.035inchH2O、音圧レベルが24/24dB(A)といった仕様となっています。
本シリーズでは、周波数が50/60Hz、仕様温度範囲が-30~+60、期待寿命が25000/60℃(56000/40℃)と共通仕様となっております。
材質は、フレームがアルミニウムで羽根が樹脂、モータ構造はくま取りモータ、モータ保護機能は拘束時焼損保護機能を採用、質量は410gといった製品になっております。
この109-040ULは、定格電圧が100V、入力電力が10/9W、電流が0.13/0.11A、束縛電流が0.16/0.14A、回転速度が2650/3100min、最大風量が0.85/1.0m3/min・30.0/35.3CFM、最大静圧が24.5/35.3Pa・0.098/0.142inchH2O、音圧レベルが40/44dB(A)といった仕様となっています。
本シリーズでは、周波数が50/60Hz、仕様温度範囲が-30~+60、期待寿命が25000/60℃(56000/40℃)と共通仕様となっております。
材質は、フレームがアルミニウムで羽根が樹脂、モータ構造はくま取りモータ、モータ保護機能は拘束時焼損保護機能を採用、質量は410gといった製品になっております。
本製品は、60mm角以上の一般的な軸流ファンで、100V系、200V系があり、50Hz・60Hzで性能が若干異なり、豊富なバリエーションがあるため、最適な仕様を選ぶことができます。
この60mm×28mm厚(109シリーズ)には、109-180と109-183の2種類あり、それぞれで異なる仕様になっています。
共通の仕様としては、周波数が50/60Hz、入力電力が5/4W、電流が0.06/0.05A、回転数が2250/2700min-1、最大風量が0.27/0.33m3/min、最大静圧が11.8/18.6Pa、音圧レベルが24/26といった仕様になります。
一方、109-180と109-183でそれぞれ異なる仕様としては、定格電圧が前者は100Vで後者は115V、拘束電流が前者は0.07/0.06Aで後者が0.06/0.05Aといったところになります。
このT2800シリーズは、AC軸流用のファンで羽根が樹脂タイプ、モーター種類は単相くまとりタイプのものになります。
こちらは、一般的な産業機器の機器組み込み用として設計されており、取り付け穴の寸法が14タイプもあるシリーズになります。
設置環境については、屋内設置専用で使用周囲温度は-10℃~+70℃・RH85%以下、爆発性や揮発性のガスがない場所で、直射日光が当たらないような環境が必要です。
他にも、雨・水滴・油及びその他の液体がかからない場所で過度の振動や衝撃の掛からないかつ電磁ノイズの影響が少ない環境が必要になります。
06030PB 【旧2412PS】の一般的な仕様は、くまとりコイル型のインダクションモータを用いた構造で、インピーダンスプロテクトのモーター保護を採用しております。
絶縁抵抗はDC500Vメガにて100MΩ以上で、絶縁耐圧はAC1800V 3s、許容環境温度の範囲は、-10℃~+70℃、寿命は25℃100000時間(故障率10%)となります。
本シリーズの型式は06030PB-A0L-AAと06030PB-A1L-AA-の2タイプあり、異なる仕様が、定格電圧は前者が100Vで後者が115V、定格電流は前者が0.08/0.07で後者が0.07/0.06、定格入力は前者が6.0/5.0で後者が4.5/4.0といったところになります。
なお材料は型式に関わらず同様で、ケーシングはアルミニウム、インペラーはプラスチック、軸受はボールベアリング、リード線はUL3266・AWG22となっています。
R89F-Mは、電源電圧を統一することで設計工数を削減することを実現したACフリー入力軸流ファンになります。
こちらは、長寿命で交換工数の削減を可能にし、AC100-240Vといったフリー電圧入力分の品揃え、フィンガーガードやプラグコード、取り付けネジなどのセット形式で用意されている製品になります。
CEマーキング適合かつUL規格やCSAなどの各種規格も認証済みの製品になります。
本シリーズは3タイプあり、サイズが92×38mmが2タイプでそれぞれ速度が高速と低速で分かれるタイプと、サイズ異なる120×38でかつ高速のタイプが存在します。
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