エアハンドリングユニットについての概要、用途、原理などをご説明します。また、エアハンドリングユニットのメーカー12社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。エアハンドリングユニット関連企業の2023年11月注目ランキングは1位:木村工機株式会社、2位:ダイキン工業株式会社、3位:新晃工業株式会社となっています。
エアハンドリングユニットは、大型の商業施設やオフィス、学校などの特定の大型施設に設置される空調設備です。設備の機能は、一般の家庭でも使われているエアコンと同様です。しかし、中央管理方式によって一元的に制御されているのが、一般的なエアコンとの違いになります。
また、エアハンドリングユニットは、エアコンと違って各部屋に室内機を取り付ける必要が無いため、エアハンドリングユニットだけのメンテナンスで済むといったメリットがあります。逆に、故障すると施設全体で空調が効かなくなるというリスクが発生してしまうため、分散させたりバックアップを用意する対策が必要です。
エアハンドリングユニットは、特定の用途に利用される面積がある以下のような施設に設置されます。ただし、学校施設に関しては「学校教育法第1条」が関係してくるため、教育法の定めるところによります。特定用途に該当しない場合は、この限りではありません。
・3000平方メートル以上 「オフィス」「百貨店」「興行場」「研究所」
・8000平方メートル以上 「学校施設」「研修所」「旅館」
特定用途に利用される面積とは特定建築物や建築物基準法で定義されており、建築物衛生法によって定められています。これは延べ面積を指しており、建物の床面積の合計値です。床面積の合計値は、敷地面積とは異なるため、建物に各階数がある場合には、その全ての床面積の合計値ということになります。
このような特定建築物では「温度」「相対湿度」「一酸化炭素の含有量」「二酸化炭素の含有量」「浮遊粉じんの量」「ホルムアルデヒドの量」「気流」の室内環境を一定の基準で管理することが建築物衛生法で義務付けられています。
また、引火性の高い物質や揮発性のガスを扱っている産業施設では防爆仕様のエアハンドリングユニットが使用されています。
エアハンドリングユニットの設置を検討する際には、建築物衛生法や衛生管理基準と求める環境を照らし合わせる必要があります。
空気調和設備を設置している場合の空気環境の基準と機械換気設備を設置している場合の空気環境の基準では、必要な設備や維持する環境が異なります。
建築物衛生法で規定されている建築物環境衛生管理基準では、以下のように定められています。
空気調和設備とは「エアフィルタ」「電気集じん等」を用いて外から取り入れた空気などを浄化することで「温度」「湿度」「流量」を調節して供給することができる「機器」及び「附属設備の総体」を指します。すなわち「浄化」「温度」「湿度」「流量の調節」の4つの機能を備えた設備のことです。
機械換気設備とは「外から取り入れた空気などを浄化して、その流量を調節することで供給を行う設備」を指します。すなわち、空気調和設備のもつ機能のうち「温度調節」及び「湿度調節」の機能を欠く設備のことです。
以上のことから、エアハンドリングユニットの設置を検討する際には、上記のどちらに属する設備であるかを考慮しなければなりません。また、空気調和設備に該当している場合には、病原体による空気の汚染を防止するために衛生上で必要な措置を取らなければなりません。該当する項目の例としては「冷却塔や冷却水の設備清掃」や「加湿装置の点検、清掃」などが挙げられます。
エアハンドリングユニットは「フィルター」「送風機」「熱交換器」「加熱装置」または「冷水コイル」によって構成されています。
これらのパーツは金属ケースに収められ、専用の機械室に設置されます。
一般的なエアコンとは異なり、冷媒にはガスではなく水を使用します。エアハンドリングユニットでは、各室内からの環気と共に外気を取り込むことで室内の空気を新鮮に保ちます。そして、外気も一緒に取り込むことで室内外の温度差を減らして必要のないエネルギーを使わないようにしています。その後に、取り込んだ空気をフィルターなどを通して浄化します。浄化された空気は、冷房なら冷水コイル、暖房なら温水コイルによって温度の調整がされて各部屋に給気することで、この循環を繰り返します。
このようにエアハンドリングユニット自体が熱交換を行っているため、地下などに設置してしまえば室外機を各部屋に取り付ける必要がありません。そのため、建物の限られたスペースを有効的に活用することが可能になります。
エアハンドリングユニットは、設置する施設ごとに必要な機能や衛生管理基準の範囲が異なるため、空気清浄機能や加湿機能などのオプションを製造メーカーに受注生産という形で注文しています。
参考文献
https://gyoumuaircon.com/2019/11/27/%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A6%E3%83%8B%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%A8%E3%81%AF/
https://www.m-system.co.jp/products/ba/ba05_index03.html
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2023年11月の注目ランキングベスト10
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 木村工機株式会社 |
18.5%
|
2 | ダイキン工業株式会社 |
15.6%
|
3 | 新晃工業株式会社 |
11.2%
|
4 | 三菱重工冷熱株式会社 |
10.7%
|
5 | 昭和鉄工株式会社 |
9.3%
|
6 | クボタ空調株式会社 |
7.8%
|
7 | 日本電化工機株式会社 |
6.3%
|
8 | 正和工業株式会社 |
4.9%
|
9 | 株式会社エム・システム技研 |
4.9%
|
10 | シュナイダーエレクトリック |
4.4%
|
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2023年11月のエアハンドリングユニットページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
BA・省エネ監視システム用コンポーネントリモート制御・監視システム BA3シリーズ BACnet専用インテリジェントコントローラの、AHU(エアハンドリングユニット)は、環境基準を十分に適合した、快適な居住空間を導くため、各室内からの還気と同時に外気を吸引し、浄化をした後で、熱処理を行って、空調のために、空気を各室内に給気しています。
その構造は、エアフィルタや、空気熱交換器と、加湿器及び、送風機を金属のケーシングに収めたユニットの構造をしていて、通常は専用の機械室の内部に設置されています。
AHUの制御方式には、制御される対象となる、空間及び用途に応じて、様々な種類が用意されています。
コンパクト エアハンドリングユニットである、UAVZ-CSは、業界トップクラスの静圧効率を誇り、プラグファンを保有し、小型化と、省エネ及び、低騒音など、あらゆる面から改良を達成しました。
独自の「3次元翼」及び、「ディフューザー」を採用し、静圧効率を大幅に向上し、ディフューザーを搭載することによって、風速を均一化して、それによって最大風速の低減を達成し、動圧から静圧への変換効率を向上させました。
また、ファクトリーマウントでは、現場における制御機器取付を、メーカーの工場で行うことによって、現場工事工数を削減し、ファクトリーセットでは、空調ゾーン単位の接続試験に加えて、設定値の書き込みを行うことによって、製品の品質向上及び現場試運転工数を削減しています。
ユニットエアハンたて形型式:CVは、ベーシックなタイプでありながら、非常に豊富なサイズ及び多彩なシステムへの拡張を図ることができる、エアハンドリングユニットです。
この製品の特徴としては、まずスタンダードなタイプの、エアハンドリングユニットであり、ワイドレンジなサイズ及び、豊富な空調機能を選択することが可能です。
そして、屋外タイプだけでなく、還風機付タイプもしくは、全熱交換機を組込んだタイプ、などにも対応することが可能です。
ユニット型エアハン TUCシリーズは、高層化、そして大規模化してくオフィスビルだけでなく、工場などにおける特殊な空調と、多様化していく空調のニーズに対して、様々な規模及び条件に、対応することが可能なセントラル方式の空調機器となっています。
これをベースに、種々のオプションを追加することによって、目的に適したエアハンドリングユニットの選定をすることが可能になります。
TUCは、ベースとなっているユニット型のエアハンで、風量(CMH)が、横型であると1,670〜97,500で、縦型であると1,670〜39,540であり、TUC-RFは還気ファンを組込まれたユニット型のエアハンであり、風量(CMH)が1,670〜79,400で、TUC-HRは全熱交が組込まれたユニット型のエアハンであり、風量(CMH)が2,300〜77,000となっています。
コンパクト エアハンドリングユニットである、UAVZ-CSは、業界トップクラスの静圧効率を誇り、プラグファンを保有し、小型化と、省エネ及び、低騒音など、あらゆる面から改良を達成しました。
独自の「3次元翼」及び、「ディフューザー」を採用し、静圧効率を大幅に向上し、ディフューザーを搭載することによって、風速を均一化して、それによって最大風速の低減を達成し、動圧から静圧への変換効率を向上させました。
また、ファクトリーマウントでは、現場における制御機器取付を、メーカーの工場で行うことによって、現場工事工数を削減し、ファクトリーセットでは、空調ゾーン単位の接続試験に加えて、設定値の書き込みを行うことによって、製品の品質向上及び現場試運転工数を削減しています。