メーカー 10社
製品 12点

温熱治療器
メーカー10社【2025年】

温熱治療器についての概要、用途、原理などをご説明します。また、温熱治療器のメーカー10社一覧や企業ランキングも掲載しております。温熱治療器関連企業の2025年2月注目ランキングは1位:株式会社デンケン、2位:伊藤超短波株式会社、3位:西川株式会社となっています。

温熱治療器とは？
温熱治療器のメーカー10社
温熱治療器12製品
温熱治療器の価格・相場

温熱治療器とは

温熱治療器とは、電気を用いて熱を発生させ、熱刺激を用いて治療する家庭用医療機器です。

身体表面を加温して温熱効果を与えると、体表の血管が拡張し、血行促進効果が得られます。期待される効果は、疲労回復や神経痛、筋肉痛の緩解、胃腸の働きを活発にするなどです。手持ち型の小型製品や、マット型の大型の製品などの形状があり、小さいものは温灸器と呼ばれることもあります。また、製品の中には電位治療器や低周波治療器の機能を併せ持った製品も数多くあります。　

温熱治療器の使用用途

温熱治療器の主な使用用途は、家庭において温熱治療を行うことです。主に下記のような効能を期待して使用されます。

血行促進
疲労回復
胃腸の働きを活発にする
神経痛や筋肉痛の緩和
筋肉の凝りをほぐす

マット型の大型の製品は、上に横になって肩・腰・足をはじめとして全身に効果を得ることを期待して使用されます。小型の製品は、手に持って患部に当てる、もしくは、面状の製品では足などを上に載せる、などの使用方法でピンポイントの効果を期待して使用される製品です。

温熱治療器の原理

1. 温熱療法の原理

温熱療法とは、「熱、電磁波、超音波などを用い、身体に熱エネルギーを加えることで、循環の改善や疼痛の軽減、リラクゼーションなどの生理的反応を引き起こす治療法である」と定義されています。主に下記の3種類に分類されます。

乾熱式 (乾式) : 赤外線治療、ホットパックなど
湿熱式 (湿式) : 温泉療法、ホットパック、パラフィン浴など
転換熱: 極超短波治療器、超音波治療器など

家庭用の温熱治療器では、主に遠赤外線による乾式の温熱療法を行うことが可能です。

2. 温熱治療器の動作機構

家庭用の温熱治療器には、主にカーボン発熱体やカーボン製面状発熱体が使用されます。遠赤外線の温熱効果により、患部を温めることが可能です。その他では、温水チューブの配管を張り巡らせることで加熱を行うマット状の製品もあります。

マットカバー生地は、繊維に特殊セラミックや火山灰を利用した素材を練り込むことにより、遠赤外線放出効果を高めている場合があります。また、特殊セラミックは身体から出る遠赤外線を吸収し再放出をすることが可能です。保温性にも優れた効果を発揮します。

3. 温熱治療器の使用禁忌・併用禁忌

温熱治療器は、医療機器であるため、使用上の注意に従う必要があります。次のような人及び部位には、使用することができません。

糖尿病などによる高度な末梢循環障害による知覚障害のある人
重度な血行障害のある部位
中程度以上の重い浮腫のある部位
血友病などの出血性素因の高い人
心臓病と診断され、日常の過激な運動を制限されている人
温度感覚喪失が認められる人
6才以下の乳幼児
皮膚に異常 (感染症、創傷など) のある人
その他、医師が不適当と認めた人

また、医療機器とは基本的に併用禁忌であり、下記に特に注意することが必要です。

ペースメーカー、植込み型除細動器などの電磁障害の影響を受けやすい体内植込み型医用電気機器
心電計などの装着形の医用電気機器
その他他の医療機器

温熱治療器の種類

1. 概要

冒頭に記述した通り、温熱治療器には、主に手持ち型の小型製品や、マット型の大型の製品などの形状の種類があります。タイマーによる使用時間設定や、温度コントロールなど、機器ごとに異なる付加機能があります。例えば、マット状の大型の製品の一部では、部分的にヒーターのon/offを切り替えて使うことが可能です。温水チューブ式の製品では、冷水に切り替えて暑い季節にも使用可能なものもあります。

また、低周波治療器や電位治療器の機能を合わせ持った製品もあります。

2. 電位・温熱治療器

電位治療器とは、人体を交流又は直流電界に置く、もしくは絶縁状態に置いて電位を与えて治療する家庭用の機器です。頭痛、肩こり、不眠症や慢性疼痛の改善に効果があるとされます。温熱治療器の中には、電位治療器の機能を合わせ持つことで、効果を高めている機器があります。

主な動作モードは、電位・温熱の別を手動で設定するものの他、タイマーで自動的に交互に切り替わるようになっているものなどです。

温熱治療器のカタログ1件を掲載中