マルチプレクサについての概要、用途、原理などをご説明します。また、マルチプレクサのメーカー10社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。マルチプレクサ関連企業の2022年6月注目ランキングは1位:ビデオトロン株式会社、2位:八洲産業株式会社、3位:オムロン株式会社となっています。
マルチプレクサは、回路内の信号を制御するために使われるICです。マルチプレクサは略語としてMUXと表されることがあります。
マルチプレクサは、入力が複数あり出力が1chあります。マルチプレクサの制御端子で複数の入力から1つの入力を選び、出力信号に接続を行います。また、マルチプレクサとは逆の構成で、複数の出力と1つの入力ラインを備えて切り替えるものをデマルチプレクサといいます。
マルチプレクサとデマルチプレクサを一つの装置内でセットで使う場合もあり、その場合全体としてマルチプレクサと呼ぶこともあります。
マルチプレクサは複数本のデータを1本のデータラインにまとめることから、通信分野などで多く使われます。音声信号の転送や通信システム、電話ネットワークなどです。
またマルチプレクサは、アナログ回路,ディジタル回路のどちらでも使われます。マルチプレクサは、複数の入力から1chを選び出力するため、MUXの後段の信号ライン数を削減することができ、MUX後段の回路規模を小さくすることができます。そのため、常にデータラインで通信を行う必要がない複数チャンネルある信号について、回路規模を小さくし簡易化するために用いられることもあります。
マルチプレクサは複数の入力から1chを選び出力します。
ディジタル回路で用いられるマルチプレクサは、論理素子の組み合わせ回路により、回路を実現することができます。組み合わせ回路とは、入力信号が決まれば、それに対する出力信号が一意に決まる論理回路のことです。ディジタルマルチプレクサもAND回路やOR回路、NOT回路の組み合わせで形成することができます。
また、アナログマルチプレクサも同様に複数の入力ラインを共通の出力ラインに選択的に接続します。マルチプレクサを使用した標準的なアプリケーションとしては、複数のセンサのアナログ出力をマルチプレクサに接続し、出力部にADCなどを接続し、アナログ出力を連続的にデジタルに変換します。このように構成することで、複数のセンサのアナログ出力をシリアル的にディジタル出力として作り出すことができます。
複数のセンサごとにADCを用意する必要がなくなり、全体の部品数が削減されるほか、設計コストも削減できます。
参考文献
https://contents.zaikostore.com/semiconductor/5479/
https://www.digikey.jp/ja/articles/save-space-cost-power-using-analog-multiplexers-switches
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2022年6月の注目ランキングベスト4
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | ビデオトロン株式会社 | 25% |
2 | 八洲産業株式会社 | 25% |
3 | オムロン株式会社 | 25% |
4 | ローム株式会社 | 25% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2022年6月のマルチプレクサページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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