ボルテージデテクタについての概要、用途、原理などをご説明します。また、ボルテージデテクタのメーカー19社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。ボルテージデテクタ関連企業の2022年4月注目ランキングは1位:新日本無線株式会社、2位:リコー電子デバイス株式会社、3位:旭化成エレクトロニクス株式会社となっています。
ボルテージディテクタ(別名:電源監視IC、リセットICとも言います)とは主に電子機器などの内部にかかる電圧を監視・管理するための装置で電圧が機器ごとに設定された電圧のしきい値を下回った場合や一定以上の電圧に達したことを監視・検出することが可能で、電子機器を安全に使用するために必要不可欠な装置です。
パワーオンリセット信号や異常を検知した際に電子機器内のCPUの暴走を防ぐためにリセット信号を発することで予め電子機器の誤作動などを防ぐことができます。
ボルテージディテクタはありとあらゆる電子機器の内部に搭載されており、我々の身の回りにある身近な電子機器(パソコン・スマートフォン・カーナビゲーション)などにも搭載されています。
ほとんどの電子機器にはマイクロコントローラ(マイコン、MCU)が搭載されています。
マイコンに通常最低動作電圧というものが設定されておりこの電圧を下回った電圧が供給されたり、電源電圧が不安定な場合、マイコンが誤作動を起こしてしまい、電子機器の他の部位にも誤作動・故障などを引き起こすことがあるので、ボルテージディテクタは非常に重要な装置です。
ボルテージディテクタはマイコンの安全な起動だけではなく、様々な使い方ができます。
ひとつは電池・バッテリーの使用時間を延ばすことができます。
電池やバッテリーは残量が少なくなるにつれ、電圧が弱くなり電子機器の最低動作電圧を下回ることがありその結果マイコン・電子機器に誤作動・故障が生じてしまいます。
それを未然に防ぐためにバッテリー電圧が急に低下する前にリセット信号と発することで電子機器の動作をコントロールすることが可能です。
さらに検出電圧がより精度の高いものを用いればバッテリーの寿命を長持ちさせることができます。
マイコンにはリセット機能が内蔵されているものもありますが、車載機器や産業機器など大きな電子機器の場合、それだけでは安全とはいえずボルテージディテクタを併用する場合もあります。
さらに車載機器の場合において、過電圧を監視・検出するためにボルテージディテクタは使用されます。
動作中に何らかの過電圧がかかった場合、併用したボルテージディテクタをマイコンからの独立機構として使用すればより高精度・安全に過電圧を検知し、機器の誤作動・故障を未然に防ぐことが可能です。
参考文献
https://www.ablic.com/jp/semicon/products/power-management-ic/voltage-detector-reset-ic/intro/
https://www.n-redc.co.jp/ja/products/reset-voltage-detector/introduction/
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2022年4月の注目ランキングベスト10
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 新日本無線株式会社 | 15% |
2 | リコー電子デバイス株式会社 | 11.3% |
3 | 旭化成エレクトロニクス株式会社 | 7.5% |
4 | オン・セミコンダクター | 7.5% |
5 | Maxim Integrated | 7.5% |
6 | ローム株式会社 | 5% |
7 | アナログ・デバイセズ株式会社 | 5% |
8 | 日本テキサス・インスツルメンツ合同会社 | 5% |
9 | ミツミ電機株式会社 | 5% |
10 | Advanced Monolithic Systems Inc. | 3.8% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2022年4月のボルテージデテクタページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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