全てのカテゴリ
閲覧履歴
バイポーラトランジスタについての概要、用途、原理などをご説明します。また、バイポーラトランジスタのメーカー21社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。バイポーラトランジスタ関連企業の2024年10月注目ランキングは1位:Taiwan Semiconductor Japan Ltd.、2位:株式会社エルムテクノロジー、3位:ルネサスエレクトロニクス株式会社となっています。
バイポーラトランジスタ (英: Bipolar Transistor) とは、3端子の半導体素子のことです。
接合型トランジスタとも言われ、N型とP型の半導体がP-N-PまたはN-P-Nの接合構造を持ちます。電界効果トランジスタ (英: Field Effect Transistor) が正孔もしくは自由電子のどちらかがキャリアとして動作するユニポーラトランジスタとは異なり、正孔と自由電子両方が動作に関与することからバイポーラトランジスタと呼ばれています。
バイポーラトランジスタの主な機能は、増幅とスイッチングの2つです。
微小な信号を充分大きなレベルにする増幅回路において、特に高い増幅率を求める場合には、ユニポーラトランジスタよりバイポーラトランジスタを使った方がより有利です。高い周波数での動作もバイポーラトランジスタの方が優れています。
例えば、高い周波数成分を含むスイッチングノイズを抑制する必要がある電源レギュレータ回路において、バイポーラトランジスタを採用した回路とFETによる回路とではノイズ除去比等の特性に顕著な差異が見られます。
IC化することが難しい少量生産品や高周波領域の増幅回路では未だバイポーラトランジスタも使われていますが、電流駆動であることから、電圧駆動のユニポーラトランジスタと比べると消費電力が大きくなります。電池駆動等低消費電流が求められる製品、ポータブル機器等には使いにくい面があります。
一方、スイッチング回路は電流のON/OFF制御を目的としますが、スイッチング速度および小型化の面でユニポーラトランジスタの方が優れているため、この用途での応用は少ないです。
半導体はP型とN型に分類することができます。P型半導体は電子が足りない状態である正孔で満たされており、N型半導体は電子が余剰で自由電子で満たされています。
トランジスタはP型とN型半導体を組み合わせたものですが、バイポーラトランジスタの場合、P型N型P型の3つの領域から成るものとN型P型N型の3つの領域から成るものがあります。
前者をPNPトランジスタ、後者をNPNトランジスタと言います。3つの領域は各々、エミッタ、ベース、コレクタであり、各々電極が接続されていてその電極を通して電圧を印加するとともに信号電流が流れます。また、ベースは極めて薄く作られていることが特徴です。
バイポーラトランジスタの動作原理を、N型半導体でP型半導体を挟んだ構造であるNPN型トランジスタを例にして説明します。
エミッタを基準電圧 (0V) に接続しコレクタをVCC (例えば+5V) に接続した状態で、ベースにプラスの電圧を加えてベース電流Ibをエミッタに流すと、β×Ibの電流Icがコレクタからエミッタに流れます。これがトランジスタによる増幅の原理であり、バイポーラトランジスタでは電流増幅が基本です。βは電流増幅率と呼ばれ、通常100~200程度の値になります。PNP型トランジスタでは、印加する電圧の向きや電流の方向が逆ですが、増幅の原理は同じです。
スイッチング動作では、ベース電流Ibに大きな電流を流すことで、コレクタに接続された負荷に十分な電流を流すことができます。また、ベース電流を0Aにすると負荷には電流が流れません。ベース電流Ibを流す/流さないことにより負荷に流れる電流をON/OFFする、スイッチング動作を実現します。
1993年以前は、JIS規格によって半導体部品の型名のつけ方が規定されていました。従って型名からトランジスタの用途がある程度判断することができます。バイポーラトランジスタでは頭から3文字は次の様に規定されていました。
実際の型名は、例えば2SA372Y などと上記3文字以降も数字とアルファベットが続きます。数字は11から始まる番号で、2~4桁から成りますが、登録順に振られたもので意味はありません。最後のアルファベットは増幅率のランク分けなどを意味します。
このJIS規格は1993年に廃止されましたが、その後を継いだ社団法人 電子情報技術産業協会の規格「個別半導体デバイスの型名」でも継続して採用されています。
参考文献
https://detail-infomation.com/bipolar-transistor/x
https://jeea.or.jp/course/contents/02106/
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
2024年10月の注目ランキングベスト10
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | Taiwan Semiconductor Japan Ltd. |
13.3%
|
2 | 株式会社エルムテクノロジー |
8.8%
|
3 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 |
7.1%
|
4 | 株式会社東芝 |
6.2%
|
5 | ミツミ電機株式会社 |
6.2%
|
6 | サンケン電気株式会社 |
6.2%
|
7 | イサハヤ電子株式会社 |
6.2%
|
8 | オン・セミコンダクター株式会社 |
5.3%
|
9 | 株式会社KEC |
5.3%
|
10 | ローム株式会社 |
5.3%
|
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2024年10月のバイポーラトランジスタページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
製品の閲覧数をもとに算出したランキング
電話番号不要
何社からも電話がかかってくる心配はありません
まとめて見積もり
複数社に何度も同じ内容を記入する必要はありません
返答率96%以上
96%以上の方がメーカーから返答を受け取っています
返答時間が24時間以内の企業の中での注目ランキング
電話番号不要
何社からも電話がかかってくる心配はありません
まとめて見積もり
複数社に何度も同じ内容を記入する必要はありません
返答率96%以上
96%以上の方がメーカーから返答を受け取っています
11 点の製品がみつかりました
インフィニオンテクノロジーズジャパン株式会社
460人以上が見ています
最新の閲覧: 1時間前
返信の比較的早い企業
100.0% 返答率
22.0時間 返答時間
IGBTディスクリート、プレスパック、パワーモジュール、そして様々な電圧/電流クラスのスタックソリューションまで多種多様なデバイスを提供しています。こ...
4種類の品番
インフィニオンテクノロジーズジャパン株式会社
190人以上が見ています
最新の閲覧: 1時間前
返信の比較的早い企業
100.0% 返答率
22.0時間 返答時間
■インフィニオンの車載および産業用アプリケーション向けのローサイドおよびハイサイドスマートパワースイッチの包括的かつ革新的なポートフォリオ スマート...
2種類の品番
株式会社三社電機製作所
170人以上が見ています
最新の閲覧: 1時間前
返信の比較的早い企業
100.0% 返答率
22.9時間 返答時間
■特長 MOSFETを高耐圧化するためにはドリフト層を厚くする必要があり、オン抵抗が高くなるという弱点があります。IGBTは裏面側P層からホール (正孔) をN-層に...
2種類の品番
株式会社タイワン・セミコンダクター
40人以上が見ています
最新の閲覧: 17時間前
株式会社タイワン・セミコンダクター
40人以上が見ています
最新の閲覧: 1日前
イサハヤ電子株式会社
10人以上が見ています
最新の閲覧: 10時間前
■概要 2SA1363は、樹脂封止形シリコンPNPエピタキシァル形トランジスタです。コレクタ損失が大きく、特にコレクタ電流が大きく設計、製造されていますので、...
Metoreeに登録されているバイポーラトランジスタが含まれるカタログ一覧です。無料で各社カタログを一括でダウンロードできるので、製品比較時に各社サイトで毎回情報を登録する手間を短縮することができます。
カタログを企業ごとに探す
ロームの小信号ディスクリートデバイス ロングセラー品は、長きにわたり市場でご愛顧いただき、総出荷数600億個以上、業界トップクラス*の供給実績を誇る製品...
2023年11月6日
2023年12月18日
バイポーラトランジスタのカタログ2件分をまとめてダウンロードできます!お迷いの方は便利な無料の一括ダウンロード機能をご利用ください。
企業
ローム株式会社 インフィニオンテクノロジーズジャパン株式会社