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パワートランジスタ
【2021年版】パワートランジスタ メーカー3社一覧
パワートランジスタのメーカー3社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
パワートランジスタとは
パワートランジスタは、動作時の許容電力が1W以上のトランジスタのことをいい、大きな電流を用いて駆動する電気機器に使用されています。パワートランジスタの主な役割は、電流の増幅、スイッチング、交流の整流になります。扱う電流が大きいため、動作時の発熱が大きく、ケースに耐熱の金属が使用されていることや、放熱用のフィンが付随している製品もあります。パワートランジスタの中でもいくつかの種類があり、バイポーラパワートランジスタ、MOSFET、IGBTなどが代表的です。
パワートランジスタの使用用途
パワートランジスタは、動作に大きな電流が必要な電気機器のスイッチングや電流の増幅に使用されます。使用先としては、エアコンや冷蔵庫、洗濯機などの家電製品、太陽光発電、電気自動車などが代表的なものになります。パワートランジスタの選定の際には、許容電流や電圧、動作時の生成熱、サイズなどを考慮する必要があります。また、高精度に動作する必要がある製品であれば、スイッチングの速度なども考慮が必要です。
パワートランジスタの原理
パワートランジスタの動作原理を、バイポーラトランジスタ、MOSFET、IGBTに分けて説明します。
- バイポーラトランジスタ
バイポーラトランジスタは、N型半導体とP型半導体を3層で接合している構造のトランジスタです。バイポーラトランジスタを構成している半導体からは、それぞれの半導体から端子が出ており、ベース、エミッタ、コレクタといいます。エミッタとコレクタに電圧を印加した状態で、ベースに電流が流れると、エミッタとコレクタ間に大きな電流が流れます。
- MOSFET
MOSFETは、バイポーラトランジスタと同じような構造を持ちますが、端子の名前がソース、ドレイン、ゲートと変わります。ゲートに電圧を印加すると、ソースとドレイン間に電流が流れます。高速でのスイッチングが可能なトランジスタのため、素早い制御が必要な製品に使用されます。
- IGBT
IGBTは、上記2つのトランジスタと同様な構造で、端子は先ほど紹介したバイポーラトランジスタと同じ名称を使用します。基本的な動作原理についても、バイポーラトランジスタと同じですが、MOSFETの様な高速のスイッチングが特徴になります。
参考文献
https://www.rohm.co.jp/electronics-basics/transistors/tr_what2
https://www.rohm.co.jp/products/power-transistors
https://article.murata.com/ja-jp/article/what-is-transistor
パワートランジスタのメーカー情報
パワートランジスタのメーカーランキング
社員数の規模
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1 ローム株式会社
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2 ルネサスエレクトロニクス株式会社
設立年の新しい会社
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1 ルネサスエレクトロニクス株式会社
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2 ローム株式会社
歴史のある会社
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1 ローム株式会社
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2 ルネサスエレクトロニクス株式会社
パワートランジスタのメーカー3社一覧
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創業: 1958年
従業員数: 22,516人
本社: 京都府
会社URL
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創業: 2002年
従業員数: 18,958人
本社: 東京都
会社URL
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