水糸

水糸とは

水糸

水糸は、建築工事の際に水平線を示すために使用されています。

水糸は釘に引っ掛けて使用するのが一番やりやすい方法です。水糸を引っ掛けた釘をブロックやコンクリートに浅く打ち込んで固定します。他に、板に巻きつけたりして使用する場合もあります。水糸を使用することで、分かりづらい空中の2点の間の直線を可視化することができます。なにもない空間でも見やすいように、イエローやピンクなど比較的カラフルな色が多いです。

水糸の材質や太さなどは様々な種類があります。

水糸の使用用途

水糸は、水平線を知る用途で使用されているので、レンガやブロックを積む外構工事や、型枠を作る工事、土木工事、測定などでよく利用されています。水平線や平行を確認するには、対象の木材やレンガのギリギリの近くで水糸を張るほうが見やすいですが、水糸がたるまないように、かつ他の木材等に触れないように張ることが重要です。他の木材等に触れてしまうと水糸がずれてしまいます。

DIYにおいても水糸を利用してできる真っ直ぐな線を利用して水平や平行を見るために使われています。

水糸の原理

水糸の材質には合成繊維と天然繊維があります。

合成繊維にはポリエステルポリエチレンナイロンポリプロピレンがあります。合成繊維は耐水性が高いです。ナイロンは幅広い用途で使用されています。ポリエステルは伸びにくくて丈夫という性質があります。ポリプロピレンはポリエステルよりさらにです。

天然繊維には綿や絹があります。水には強くありませんが、タコ糸などの代用にしたり、他の用途に応用が利きます。

水糸は作業に合わせて付けたり外したりする作業を繰り返します。そのため水糸の結び方は、外しやすく丈夫な結びにすることが大切です。わっかを作って釘にかけたり、釘に巻きつける方法が簡単です。板に水糸をぐるぐる巻きにして固定する場合もあります。

細い水糸は、太い水糸よりも結びやすく、糸が軽いのでたるみにくい特徴があります。ただ、細い分空間で見えづらく、切れやすいというデメリットがあります。場合によっては手で切れる細い水糸のほうが使いやすいこともあります。太い水糸のほうは丈夫なので手ではなかなか切れません。

水糸のその他情報

水糸の由来

水糸という言葉を知っているかたはいらっしゃると思いますが、なぜ水糸と呼ばれるのか、その由来を知る人は多くないと思います。

何も知らいない人が水糸と聞くと、釣りに使用する糸のことかと誤解するかもしれません。

少し道にそれますが、ここで水糸と呼ばれる由来について解説します。

新しく建造物を建てるときに地鎮祭が終わると職人による基礎工事に入ります。

このとき配筋検査と呼ばれる、鉄筋コンクリートの鉄筋が正しく配置されているかどうか確認します。この検査を実施していないと、耐久性や強度に悪影響があるか分からず、最悪の場合は建造物を支える土台に問題が発生します。

配筋検査では、建造物の正確な位置だしのため、水盛・遣方(みずもり・やりかた)という作業を実施します。建造物の位置と基準になる高さを決めるのが水盛、板を定規替わりに設置することを遣方と呼びます。

この水盛は、昔木で作った桶に水を張って水平かどうか測定したことに由来しており、水平線かどうかを示すときに使用される糸も、水糸と呼ばれるようになりました。

水糸からレーザーへ変換

近年では水糸の代わりに、レーザー水糸器と呼ばれるものが使用されています。

レーザー水糸器はその名前の通り、水糸を張る代わりにレーザー光を出して水平かどうか計測します。レーザー水糸器を使用するメリットは以下のような項目があります。

1. 計測誤差の解消

水糸は手作業で張るため、どうしてもたるんだりして誤差が生じやすかったです。レーザーは直線上に出るため誤差の問題が解消されました。

2. 計測作業のスピードUP

レーザーの角度を調節し、対象物にレーザー光を当てるだけなので、水糸比較すると大幅なスピードUPとなります。

3. 1人での計測作業

水糸では最低2人必要でしたが、レーザー水糸器は1人でも計測可能なため、作業の効率化につながります。

以上のようにレーザー水糸器には様々なメリットがあります。しかし従来の水糸も安価で、柔軟な使い方もできるので、今後とも現場では両立して使用されていくと考えます。

絶縁テープ

絶縁テープとは

絶縁テープ

絶縁テープは、電気の絶縁性のあるテープのことで、様々な材質があります。絶縁テープは大きく分けて低電圧用と600V以上の高電圧用に分かれます。また、耐オゾン性や、耐候性、耐水性があるテープもあります。材質によって絶縁耐性や、耐熱性が異なりますので、使用する箇所で要求される性能を満たすテープを選択しましょう。

絶縁テープとしてのビニールテープは、低圧の電源であれば絶縁性があるので、電気コード等の簡単な補修に使用できます。

絶縁テープの使用用途

絶縁テープは絶縁性があるので、むき出しの電線を扱う際に、電線を保護する用途で使用されています。とくに電線を扱う電気工事の際によく利用されていますが、感電を防ぐために家庭でも使用できます。

他には車載ハーネスの結束用や、トランス、コイルなどの巻き止め、電力ケーブルや通信ケーブルの接続部などにも絶縁テープが使用される場合があります。

耐熱性の高い絶縁テープは、パソコンのHDDやSSDを取り換える際に使用する用途もあります。

絶縁テープの原理

絶縁テープは、種類が多く、テープの材質によって性能が異なります。また、粘着剤の性質によっても耐性が異なります。例えば、ゴム系の粘着剤は熱に弱く、ベタベタになりやすいです。アクリル系の粘着剤は中程度の耐熱性を備えています。シリコーン系の粘着剤はとくに耐熱性が高いです。

  • ビニールテープ
    絶縁用途のビニールテープを使用します。塩化ビニルにゴムの接着剤が塗布されています。カラーバリエーションが豊富なので、色分けして使うことができます。600V以下の低電圧で使用します。熱には強くありません。
  • アセテートテープ
    アセテートクロスにアクリル系の粘着剤が塗布されています。耐熱性があり、90℃程度まで使用可能です。
  • 自己融着テープ
    ブチルゴム等が主成分の自己融着タイプで、耐水性、耐湿性が高く、機械や工具の絶縁に使用されます。
  • ガラスクロステープ
    ガラスクロスにアクリル系の粘着剤が塗布されています。耐熱性が高く、180℃程度まで耐えることができます。

絶縁テープのその他情報

絶縁テープの巻き方

ここでは筒状の物体に絶縁テープを巻く方法を説明します。

1. 絶縁テープを貼りつける開始点を決めたら、引っ張りながら貼っていきます。
2. 筒に巻き付けた際、一周する際に絶縁テープ同士が被る部分を絶縁テープの半分程度が重なるように、位置を調節しながら巻きます。これにより、絶縁性能と粘着力が保たれます。
3. 形状が凸凹であったり尖った部分を有する箇所は、絶縁テープが破れないようにあらかじめ別のものでカバーしてから、絶縁テープを巻くようにします。
4. 円錐形の物体に絶縁テープを巻く際は、直径の小さい部分から大きい部分へ向かって巻くとスムーズに巻けます。

 

絶縁テープは手で千切ることができるアセートタイプは別として、ハサミやカッターなど切断する道具を使うことを推奨します。手で無理に千切ろうとすると、テープが必要以上に伸びて接着力が低下することに加え、必要な形状から外れる恐れがあります。よって、絶縁テープを使用する際は、切断する道具を持っていくか、事前に必要分量を切った状態で、接着面にのぞみましょう。ある程度多めの数量を切っておき、仮の貼り場所に貼り付けておけば、スムーズに作業が進みます。

絶縁テープは経年による劣化・変化に耐久性があるといわれていますが、高度な耐久性でいうと、工業用のものが格段に上質になります。また、補修用として使用する際は、耐久性があると言われていても、直射日光を浴びる場所や、風雨を受ける場所、温度変化の激しい場所などでは、経年に限りがあります。

絶縁テープには、剥がれにくくする巻き方もあります。例えば、絶縁テープの切断面をハサミなどの道具で剥がれにくくする形状に綺麗に切り取る方法であったり、一気に巻くことより、粘着力がより保持できるような巻き方に工夫をする使い方などが挙げられます。

絶縁テープとビニールテープの違い

「絶縁テープ」とは、電気を絶縁するテープの総称です。 一方、「ビニールテープ」とは、「絶縁テープ」というテープ類の中の一種で、「ポリ塩化ビニル」という素材のテープのことを差します。
大分類として「絶縁テープ」があり、さらに絶縁テープの分類の中に「ビニールテープ」というものがあるということです。

「絶縁テープ」には、ポリ塩化ビニルを使った「ビニールテープ」の他に「布」「ゴム」「ガラス」といった素材とするテープもあります。 使用用途や環境・条件によってテープの耐久性、使用電圧の大きさ、使用環境の温度などによって使い分けされます。

参考文献
https://tape-omakase-navi.com/column/post-605/
https://kurashi-no.jp/I0013989
https://www.olive-hitomawashi.com/lifestyle/2020/08/post-1296.html
https://g2015graman.top/archives/20507.html

給水テープ

給水テープとは

給水テープは、不織布でできており水を吸い込むテープです。吸水テープ、水やりテープと記載されている場合もあります。

植木鉢の給水に使用されることが多いです。また、窓枠等に結露した水を給水テープに吸わせておくと、時間が経つにつれて蒸発していき、乾かすことができます。床や壁を濡らさずに済むので結露によるシミや汚れ、カビ等を防ぐことが出来ます。キッチン廻りで結露しやすい場所があれば、給水テープは窓枠と同様に、壁の保護に役立ちます。最近ではカラフルな柄がある製品も販売されています。

給水テープの使用用途

給水テープは、余分な水分を吸収する用途で使用されています。最近では、底面給水鉢に使用されています。ペットボトル等に水を入れ、給水テープを差し込み、もう片側の給水テープの端を植木鉢に差し込むことで、植木に給水することができます。

また、窓ガラスの結露を吸い取る用途でも使用されます。結露を給水テープで吸水すると、窓枠や壁、床の汚れや傷みを軽減することができます。エアコンの吹き出し口に張り付けて結露を防止することもできます。

給水テープの原理

給水テープはシンプルな仕組みで、ポリエステル製の吸水性と発散性の高い不織布が使用されています。フェルトが使用されている場合もあります。裏面にシールがついている製品とついていない製品があります。

底面給水型の植木鉢に給水テープを差し込んで、植木鉢に給水します。しばらく家を留守にするときや、植木鉢に水がやれない時に便利です。給水テープが水分を吸いすぎて、水分過多で悪玉のバクテリアが繁殖して根腐れしたりカビたりする場合があるので注意が必要です。

結露防止の用途では、窓ガラスの一番下の部分に給水テープを1列分張り付けます。給水テープが水分を吸い取ってくれるので、床や壁に水分が染み出ししたり溜まることがなく、木材のカビや汚れ、シミを防止することができます。給水テープは粘着剤が劣化するので、1年ほどで張り替えます。また、給水テープが吸い込んだ水分が多すぎると、テープ自身にカビが生えたり、悪臭の要因になったりします。気になったときは、テープを張り替えたり、量を足したりして調節します。

吸水テープのその他情報

吸水テープを貼る場所

水を吸い込んくれる吸水テープですが、適切な場所に貼らなければ、その効果は半減します。

吸水テープを貼る場所は一般家庭でしたら、主に窓ガラスだと思います。冬場などガラス面に結露した水分によりカビなどが発生するのを抑制する目的で使用するでしょう。

この場合、吸水テープを貼る場所は窓ガラスの下部になります。結露により下に流れ出した水分を吸収できるようにします。これで窓の端に発生するカビを抑制できます。

吸収テープの吸水量は1メートルあたり30グラムなので、大容量であり、結露しやい北側の窓ガラスや、日陰になりやすい方角のガラスでも結露した水分を十分に吸収します。

ただし、いくら大容量に吸収するテープでも限界があります。例えば日中は日当たりが良い場所の窓ガラスなら、あまり問題ない状況ですが、それ以外の場所ですと吸収量の限界は早くおとずれます。

限界を超えた吸水テープをそのまま貼っておくとテープ自体にカビが発生したり、悪臭を放ったりする場合もあるので、吸収テープ自体が乾きずらくなったと感じたら交換したほうがよいです。

吸水テープの剥がし方

上記項目で限界を超えた吸水テープは剥がさないと有害であることを解説しました。しかし交換するのは良いとして、吸水テープをきれいに剥がすにはどうしたらよいか悩むと思います。

もしテープの跡は残ったりすると、そこからカビなどが発生するかもしれませんので、なんとかきれいに剥がしたいと考えるでしょう。

そこで跡が残らない吸水テープの剥がし方を紹介します。

1. シールはがしスプレーを使用する

百均などで売っているシールはがしスプレーを吹き付けて剥がす方法です。手に入りやすいので、簡単に剥がすことができとても便利です。

ただし貼られている吸水テープの状態によっては、スプレーで吹き付けて剥がしてもテープの跡が残る場合がありますので、その場合はプラスチックのヘラなどでテープ跡を削るように剥がしましょう。

2. 台所洗剤とお湯を使用する

家の中であるものを使用する場合は、台所洗剤とお湯を使用すると剥がせます。

洗剤を溶かしたお湯をスポンジにつけて、吸水テープを湿らせます。しばらく(10~20分程度)放置すると、きれに剥がすことができます。

ただし、この場合でもテープ跡が残る場合もありますので、残渣物はプラスチックのヘラで削るとよいでしょう。 

刈払機

刈払機とは

刈払機

刈払機とは、草や枝を刈るための機械です。

動力として、エンジンやバッテリーが使用されます。庭先の手入れから、林業等における下草の刈り払いまで幅広く使えます。ショルダーベルトが付いており、ハンドルを握った状態で先端の刃を動かして作業するタイプが主流です。

車輪とハンドルが付いている手押し式もありますが、ここではハンドルを握って刈払を行うものについて記載しています。刈払機の取り扱いについては、「刈払機取扱作業者」となる国家資格が存在します。

個人が小型刈払機を使用する場合、本資格は不要ですが、業務として刈り払いする際は必要です。

刈払機の使用用途

刈払機は、家庭の雑草の刈り取りをはじめ、田畑のあぜ草、山林の下草刈りや笹刈など幅広い範囲に使用されています。用途に応じて、エンジンの排気量や動力、刃の種類が異なります。近年は、小型で安価なモデルが販売されるようになり、一般家庭などでも気軽に所有できるようになりました。

手軽に作業が行えるようになった反面、怪我・事故の危険性もあるため、使用には十分な注意が必要です。刃そのものとの接触による怪我や、飛び石による事故 (怪我・飛び石による車のガラスの破損など) を防ぐため、安全に対する知識と装備は必須です。

刈払機の仕様もより安全に作業ができるように改良されており、ハンドルを離すと刃の回転が止まる製品が多くなりました。

刈払機の原理

刈払機は、動力・ハンドルの形状によって異なる製品が展開されています。しかし、動力の種類やハンドルの形状に関わらず、動力は刃を回転させるために使用されます。動力で回転させた刃で、所定のものを切断させる作業が一般的です。

より高速で大型の刃になれば、一度に多くの草などを刈り取ることができます。同時に、より大きな動力を必要とするため本体重量が増加し、相応の体力も必要になります。動力と回転刃の間にはクラッチがあり、作業に負荷がかかったときや低回転のときには、刃への動力は遮断されます。

また、刈り取るものや周囲の状況に合わせて装着する刃を変えることができます。刃を付け替えれば、さまざまな状況でも対応すること可能です。

刈払機の種類

1. 動力による分類

動力には主にエンジン式・コード式・充電式が用いられます。

エンジン式
エンジン式はパワーが強く本格的な作業に向いていますが、手入れ・取扱いが難しいです。また、エンジン音が大きいため、市街地での騒音に注意が必要です。

軽量で取り扱い易い2ストロークエンジンが主流ですが、環境への配慮や騒音軽減ができる4ストロークエンジンも用いられます。

コード式
コード式は騒音が小さく、住宅地でも気兼ねなく使えます。また、燃料・充電切れの心配がありません。

しかし、電源が作業する領域に必要になるため、電源コードが届く範囲でしか使用できない他、作業中にコードを切ってしまわないよう注意が必要です。

充電式
充電式はコード式同様に、静かなので住宅地でも使用できます。バッテリーの容量が小さければ軽いので扱いやすいく、庭の手入れに向いています。

しかし、連続作業時間が短いことが欠点です。大きなバッテリー容量を持つものではある程度長く作業ができますが、重量が増加し、また多くの初期費用がかかります。

2. ハンドルの形状よる分類

ハンドルの種類には、主に両手ハンドル・ループハンドル  (2グリップハンドル) ・背負い式があります。

両手ハンドル
U字型のハンドルを両手で握って使用します。左右に動かしやすいので、平坦な場所での作業に向いているのが特徴です。単純な構造で幅多く用いられています。

ループハンドル (2グリップハンドル)
刈払機自体を持ち上げる必要がありますが、傾斜地での使用に向いています。持ち上げて作業するため、刃の角度を正確に調節できるほか小さな動きが可能です。また、小回りが効くので狭い場所での作業も得意です。

背負い式
本体を背負って、ハンドルを手に持ち操作できます。背負い式の利点は、傾斜地の作業にも適していることです。重量のある原動力部を背負うため疲れにくく、長時間の作業に向いています。排気量が大きいタイプを中心に展開されています。

参考文献
https://www.komeri.com/contents/event/15_bushcutter/
https://www.monotaro.com/s/pages/productinfo/karibarai/
https://www.monotaro.com/s/pages/productinfo/brushcutter/

給油ポンプ

給油ポンプとは

給油ポンプ

給油ポンプは、灯油や軽油、重油、原油をタンクやドラム缶から別の容器に移す際に使用されています。手動で汲みだす製品は、電力が必要ないので災害時でも使用できます。電動では乾電池式と電源式があり、汲みだすスピードが早いです。タンクの底に残っている灯油等を汲みだす場合は電動では汲みにくいことがあります。

製品によって適する油の粘度が異なるので、適した製品を使用します。

給油管の長さは製品によって様々な長さがあるので用途に応じて使いやすい長さを選びます。

給油ポンプの使用用途

給油ポンプは、主に灯油や軽油等の油の入れ替えに利用されています。石油ストーブ等の給油などで家庭でも広く使用されています。

水の入れ替えに利用することができる給油ポンプもありますが、記載されていない場合は内部が錆びてしまうことがあるので注意が必要です。また、飲料水用途には適さない製品が多いです。

また、緊急時に給油ポンプを使用して自動車に給油する場合がありますが、ガソリン用と記載されている製品を使用します。

給油ポンプの原理

給油ポンプは大きく分けて電動タイプと手動タイプがあります。いずれも吸入口を油のタンクに差し込み、給油口を移し替える容器に差して、空気圧の変化を利用して移し替えます。

電動タイプは力が一切必要ないので、早く給油できます。電動タイプには自動停止機能がついているものがほとんどなので、あふれさせることなく給油ができます。電源式と乾電池式があり、乾電池式の場合は、途中で電池が切れてしまわないよう注意します。

手動タイプでは加圧式と手回し式、蛇腹があります。加圧式では、油の入っているドラム缶に給油ポンプを取り付け、上から押して、缶の中の空気に圧力を加えて汲みだします。力を入れてから汲みだされるまでに時間差があるので、やりすぎてあふれさせないよう注意が必要です。手回し式では、ハンドルを回して吸引力が強いので粘度の高い油に使用することができます。蛇腹の製品は、給油ポンプの蛇腹を押して蛇腹内の空気圧を変化させることで給油します。

いずれも給油管が長すぎると、逆流してしまうことがあるので、放置しないようにします。

参考文献

https://iecolle.com/P00OCWKOWV/

分岐ケーブル

分岐ケーブルとは

分岐ケーブルは、各種の電線を分岐させるケーブルです。電源用の分岐ケーブルには、ソケットやコンセントがついています。照明用の分岐ケーブルには分岐数分の口金がついています。他にも、モニターやディスプレイ、パソコン、太陽電池、ヘッドホン、マイク用の分岐ケーブルもあります。

分岐ケーブルは多種あり、それぞれプラグの形状が異なりますので、用途に合わせて選択する必要があります。また、使用したい場所に合わせてケーブル間の長さや分岐の数などを選ぶことができます。

分岐ケーブルの使用用途

分岐ケーブルは、電線を分岐させる用途で使用されています。電源コードの両端が防水仕様のものや、防水プラグがついているものは、屋外でも使用することができます。そのため、道路工事などの表示灯に電源をつなぐ用途としても利用されます。

照明用分岐ケーブルは、分岐の先端が照明用の口金になっていて、照明器具と接続できます。使用したい照明器具の個数などに合わせて、ケーブルの長さや形状を選択することができます。

パソコンやモニターといった電子機器を複数使用する際に、同期させる用途としても利用されています。

分岐ケーブルの原理

分岐ケーブルは、一つの電線を分岐させています。電線は三相や二相の場合があり、電線内部には色分けされた電線が収まっています。それぞれの電線が分岐数に分けられて分岐スリーブで固定されています。外側は絶縁処理されて保護されています。

太陽電池用の分岐ケーブルは、並列に並んだソーラーパネルをつなぐことができます。定格電圧、電流がありますのでオーバーしないよう注意する必要があります。

パソコン等の電子機器の分岐ケーブルは種類が多いです。モニター類、ファン類、イヤホン類のコネクタを分岐させて、複数の機器を制御することができます。

スマホやタブレットのイヤホンやヘッドセットの2つの4極端子を一般的なパソコンのステレオ端子につなぐことができます。スマートフォンの音声録音等にも便利です。分岐ケーブルのコネクタには、メスが1つ、オスが2つに分岐しているタイプやオスが1つでメスが2つに分岐しているタイプ、全てオスや全てメスとあります。

参考文献

https://jp.misumi-ec.com/vona2/el_wire/E1426000000/E1426020000/

http://www.f-elecom.com/product/power_dist_01.htm

数取器

数取器とは

数取器

数取器 (英: Tally counter) とは、度数計とも呼ばれる道具で、数量を迅速に数え上げるための計測器です。

ボタンを1回押すとカウントされ、計測した数量は数字で表示されます。機械式と液晶にデジタル表示ができる電子式があり、一般的な桁数は4~5桁です。

台などにビスで取り付けるタイプや分類計数に便利な2~10連式まで可能な多連式、暗い場所でも数字が見やすいバックライト付タイプ、カウント音付、指に取り付けるタイプなど種類はさまざまで、用途により見やすさと使いやすさを考慮して選ぶことができます。

数取器の使用用途

数取器は機械、量産、加工、開発、印刷、スポーツ分野などで、数量計測の目的で使用されます。

使用例は以下の通りです。

  • 駅や劇場、デパートなどの交通量や入場者の計数、データ集計
  • 土木資材の個数計り
  • 商品積載、倉庫、生産現場での在庫管理
  • 果樹園の棚数をカウント
  • 加工部品の数量チェック
  • 開発繰り返しテスト
  • 電磁コイルの巻き数をカウント
  • 印刷機械の仕上がり個数集計
  • 商品積載、倉庫で数量計測
  • 筋トレなどのカウント

数取器の原理

数取器は加算ボタンとリセットつまみで操作するようになっており、数字の表示窓の上にある加算ボタンを押すと1つずつ加算され、0000から9999まで4桁の数字を計測します。9999以上の数字は左側に1つずつ数取器をつなぎ、2連式から10連式までの多連式を作る事で、1億以上の数字まで計測できます。

数取器の種類

1. 機械式数取器

加算ボタンを押すたびに計数機構に力が伝わり、数字のドラムが動くラチェット機構を採用しています。加算ボタンの中には4本の長さの異なるツメがあり、数字ドラムには数字の文字盤のすぐ横にそれぞれのツメに引っかかる溝がついています。 大きい桁の数字にいくほど、溝の深さが大きくなる構造です。

加算ボタンを押したときは、内蔵のバネによって最も溝の深い加算ボタンの溝が引っ張られながら数字のドラムが動き桁上げを行う仕組みです。機械式数取器は機能面で大きな差はありませんが、形や重さなど使いやすさは少しずつ異なります。

2. 電子式数取器

乾電池で作動し、電子式押しボタンとワンタッチゼロボタンなどで構成されています。液晶パネルを使ってマイナスの数値を表示できるもの、複数の数字を同時に表示できるもの、過去の計測値を記録しておくメモリー機能があるもの、パソコン接続が可能なものなどがあります。

3.電子式数取器

機械式数取器に比べて重量が軽いので、多連式を使用する時軽量化できるメリットがあります。また、押しボタンを軽く押すだけで加算される電子式数取器は、非加算現象が起こるケースがあり、加算時に音が出るようになっている製品も多いです。

数取器の選び方

1. 測定範囲の選定

測定したい対象物のサイズに合った数取器を選ぶことが重要です。測定範囲が広すぎると精度が低下し、逆に狭すぎると測定できない場合があります。対象物の最大サイズを考慮して、適切な範囲を選ぶ必要があります。

2. 精度の確認

数取器の精度は非常に重要です。測定において正確な数値が求められる場合、高精度なモデルを選択します。精度はモデルによって異なり、通常、小数点以下の桁数で表されるため、用途に応じて適切な精度と表示される桁数を選択する必要があります。高精度であればあるほど費用も高くなるため、予算との兼ね合いも検討が必要です。

3. 耐久性と機能

数取器は耐久性が求められる測定器具であるため、堅牢な材質で作られたモデルを選ぶことが重要です。また、防水や防塵機能、自動オフ機能やデータ保存機能など、作業環境や用途に必要な機能が備わっているか考慮する必要があります。

4. 扱いやすさ

操作が簡単で使いやすい数取器を選びます。読み取りが容易で、ディスプレイが見やすいかどうかも重要です。ユーザーインターフェースが分かりやすいモデルを選択すると、正確な測定がスムーズに行えます。

参考文献
https://www.shinwasokutei.co.jp/?post_type=products&s=%E6%95%B0%E5%8F%96%E5%99%A8
https://www.line.co.jp/product/tally/

単水栓

単水栓とは

単水栓

単水栓は、一般的に広く利用されている水栓です。ハンドルを右に回転させることで、水量を調節して出すことができます。単水栓は水かお湯のどちらか一方を出す水栓で、両方を出すことはできません。お湯と水を混合して出す場合には混合栓が使用されます。

シンプルな構造の単水栓は、意外といろいろな種類があります。種類によって吐水口を可動できる範囲が異なったり、吐水口の位置が異なります。厨房用など用途に応じて使いやすいものを選択します。

単水栓の使用用途

単水栓はシンプルな蛇口の構造なので、水栓が設置されている場所であればどこでも広く利用されています。構造が単純で修理が行いやすいという利点があり、特に公共の場所でよく見かけます。学校や図書館、プールといった施設、公園など屋内外で蛇口用途として使用されています。飲食店の厨房も単水栓が使用されている場所が多いです。

昔は家庭のキッチンや洗面所でも単水栓がありましたが、最近は混合栓が多いです。洗濯機の水栓には単水栓が使われます。

単水栓の原理

単水栓は、ハンドル、ハンドル上部のカラービス、カバーナット、スピンドル、水栓コマ、吐水口に分かれます。
ハンドル根本からの水漏れは、カバーナットの内部のパッキンの劣化原因が考えられます。水栓コマからの水漏れには、パッキンの劣化の場合が多いです。パッキンのみの交換か、水栓コマを交換します。内部にはもっと多くの部品が使用されています。

単水栓の種類は様々ですが、取り付け方で分けると、壁に取り付ける横付きと台に取り付ける立て付きがあります。

横付きの種類

横水栓は最も一般的な水栓です。万能ホーム水栓は、吐水口を360°回転させることができます。自在水栓は、横方向に動かすことができ、厨房などで使用されています。カップリング付き水栓は、ホースがつなぎやすいようにカップリングがついています。家庭では洗濯機につなぐことが多いです。

立て付きの種類

立水栓は洗面台などに使用されます。プッシュ式で自動で停止する機能がついているタイプや自動で作動するのセンサー付きの自動水栓もあります。

点検鏡

点検鏡とは

点検鏡

点検鏡 (英: Inspection Mirror) とは、目の届かない狭い場所や裏側などを鏡に反射させて確認するための工具です。

棒状の持ち手の先端に鏡が付いており、鏡の形状は丸型や四角型などがあります。主に視覚検査や診察、点検作業などで利用されることが多いです。鏡部分は主にガラスが使用されますが、錆や熱に強いステンレスや軽くて割れにくいアクリル樹脂製などの製品も販売されています。

観察対象の微細な部分や詳細な特徴を拡大し、視覚的に確認するのに非常に役立ちます。これにより、不良部分や欠陥、微細な変化を検出することが可能です。

点検鏡の使用用途

点検鏡はさまざまな使用用途で利用されます。以下は点検鏡の主な使用用途です。

1. 医療

口腔鏡は歯科医師や口腔外科医が口内の診断に使用します。口腔内の歯や歯肉、粘膜などを拡大して観察し、異常や疾患を特定することが可能です。デジタル画像やビデオと組み合わせて記録することもあります。

また、検眼鏡は眼科医が眼底の観察に使用します。瞳孔拡張剤を使用して瞳孔を広げ、網膜などを観察することが可能です。眼科疾患や糖尿病網膜症の診断に役立ちます。

2. 輸送車両

自動車点検鏡はエンジンの部品やブレーキ、車体の点検に使用されます。整備士が不良部分を特定し、車の安全性と信頼性を確保する際に使用する器具です。また、航空機点検鏡は航空機のエンジンや燃料系統などの点検に使用され、運航安全性を確保するために欠陥や損傷を検出します。

3. 空調機

空調機の室外機・室内機と配管をロウ付けする際に、点検鏡を使用することも多いです。点検鏡を使用して配管を点検し、欠陥がないことを確認します。これにより、空調機の冷媒漏れを防止し、系外へ流出することを防ぐことが可能です。

4. 宝飾品

宝石点検鏡は宝石の鑑定に使用されます。宝石の内部や外部の欠陥やカットの質を確認し、宝石の真贋や品質を評価することが可能です。また、ジュエリー製造では、微細な金属部品や宝石の取り付けや彫刻などの作業に点検鏡が使用されます。

点検鏡の原理

点検鏡は見えにくい観察対象を見るための器具です。光学レンズや反射鏡を使用して光を集め、反射または屈折させて観察者に視界を提供します。

また、反射鏡も組み込まれています。反射鏡が光線を反射し観察者に向けることで、視野を提供する仕組みです。点検鏡によって、観察対象物の裏側などを確認できるようになります。

一般的に使用が最も多い鏡の素材はガラスです。ただし、軽くて割れにくいアクリル樹脂や、ゴミやチリを嫌う箇所や高温環境に適した割れないステンレスが使用される場合もあります。用途に応じて、さまざまな製品を選択することが可能です。

また、点検鏡には照明装置が組み込まれていることがあり、観察対象を明るく照らす役割を果たします。明るい照明は観察対象をより詳細に観察するのに役立つオプションです。

点検鏡の選び方

点検鏡を選ぶ際に、考慮すべき要因はいくつかあります。以下は点検鏡の選定要素一例です。

1. 鏡のサイズ

鏡の直径や面積は点検鏡の性能に影響する指標です。大きな鏡は観察対象を広範囲に拡大して大きな視野を提供しますが、小さな鏡は細かい作業や狭いスペースでの点検に適しています。

鏡サイズを選ぶ際には、観察対象の大きさや詳細さに合わせて選択することが重要です。

2. 鏡の材質

鏡の材質は耐久性などに影響を与える指標です。一般的にガラス製の鏡はクリアな視野と高い反射率を提供します。プラスチック製の鏡は軽量で耐衝撃性がありますが、光学性能が劣ることがあります。

3. 照明

点検鏡には照明装置が組み込まれていることがあります。照明は観察対象を明るく照らし、詳細な観察が可能です。特に暗い場所や狭いスペースでの作業には照明が重要です。

4. アンテナサイズ

点検鏡のアンテナサイズとは、持ち手部分の大きさを示す指標です。操作性と使いやすさに影響を与えます。

持ち手が十分に大きい場合は握りやすく、長時間の使用に適しています。一方、持ち手が小さい場合、細かい作業や狭いスペースでの点検に有利です。持ち手の形状や質感も考慮し、作業時の快適さを確保することが重要です。

参考文献
http://www.ullman.jp/category/mirrors.html
https://www.shinwasokutei.co.jp/products_category/15/

安全ミラー

安全ミラーとは

安全ミラー

安全ミラー(Safety Mirror)は、カーブミラー、ガレージミラー、道路反射鏡とも呼ばれるもので、建物や塀などがある見通しの悪い場所や車、自転車、歩行者の通りの多い道路やカーブ、駐車場の出入り口などに設置する鏡です。

壁面や壁の上、ポール、柱などに取り付けるだけでより広い範囲を確認できるようになります。

クリップで固定する簡単なタイプ、本格的なポールタイプ、耐熱、耐衝撃性に優れたタイプ、デザインがおしゃれで景観や自然にマッチしたタイプまで幅広いラインナップがあるので、設置場所に合わせて選択することができます。

安全ミラーの使用用途

安全ミラーは道路、駐車場、工場、倉庫、交差点、店舗、病院など様々な場所で視界確保、安全のために使用されています。

使用例は以下の通りです。

  • トンネル入口の対向車確認
  • マンション外塀や住居地の見通しの悪い場所、私道での死角確認
  • 駐車場出入り口、道路の出入れ口
  • 工事現場周囲など衝突危険場所
  • 構内の死角での衝突防止
  • 倉庫内、フォークリフト通路の安全確認用
  • 通路直行部の人同士の衝突防止用
  • T字路の衝突防止
  • エレベーター前や介護施設での衝突防止用

安全ミラーの原理

一般的に安全ミラーの素材はガラス、反射率や耐候性に優れたアクリル樹脂、耐熱性や耐衝撃性に優れたステンレス、割れにくいポリカーボネート樹脂、などが良く使われます。

有機ガラスのポリカーボネイト製の安全ミラーは軽いので、超強力マグネットを使って取り付けやすくしたり、フレキシブルアームを付けたりして、角度を簡単に変えることができます。

その他、ポリエチレンテレフタレート樹脂シートで作られた安全ミラーは、シート状で両面テープで貼り付けられます。

潜熱型蓄熱材が内蔵されて昼間の太陽熱を蓄熱し、夜間に放熱するものや、プリントヒーターとサーモスタットなどが内蔵されて必要に応じて鏡面の曇りや氷結を防げる安全ミラーもあります。

アクリル素材は軽量で、錆びにくいので海岸道路でも使えます。また、防滴効果や超親水化効果を得るために特殊なコート液でコーティングをしたものもあります。

安全ミラーを設置する際は路面までの高さは1.8~2.5m、上下方向の取付角度は、鉛直軸に対して5~15°程度、下方に傾けて設置します。

工場用安全ミラーを選ぶポイント

工場は車両が多く出入りする施設です。中には、化学薬品などの危険物を運搬する車両も存在します。公道と同様に、交通事故を防止するために安全ミラーを設置する工場が増えています。

安全ミラーにも材質、大きさなどの違いはさまざまです。工場に設置する安全ミラー選びのポイントを知り、交通事故を防止しましょう。

安全ミラーの鏡面材質は、ステンレス製がおすすめです。耐候性、耐久性などに優れ、屋外への設置に向いています。また、万が一に車両が衝突しても、鏡面が割れない材質です。

工場に設置するには、大型車両や重機が出入りする可能性も考える必要があります。鏡面直径φ600mmが人気で、一般的に設置される安全ミラーです。大型車両の出入りが多い工場には、鏡面直径φ800mmの安全ミラーがおすすめです。特殊な大型車両ともなると、鏡面直径φ1000mmの安全ミラーを選ぶ必要があります。

工場に設置する安全ミラーの鏡面材質は、ステンレス製が丈夫で長持ちするためおすすめです。サイズは大きいほど視認性が高く、安全です。しかし、費用を抑えるためにも、工場を出入りする車両の大きさに合わせて選択すると、無駄なく安全ミラーを設置できます。

安全ミラーを個人宅へ設置する方法

安全ミラーを道路に設置するためには、道路を所轄する道路管理者への申請、許可が必要です。国道には国土交通省、県道には県庁、市町村道には市町村の役所に申請します。厳しい設置基準に合格し、許可が降りた場合にのみ安全ミラーが設置できます。

個人で安全ミラーを設置する条件は、自宅の敷地内であればありません。設置する目的、大きさ、設置方法などに合わせて、自由に選択できます。

家庭用には小型安全ミラーがおすすめです。鏡面直径φ200mmからφ450mm程度が丁度良いサイズです。設置にはさまざまな方法が存在します。ポールと一緒に安全ミラーを設置する場合、それぞれ個人でも問題なく設置できます。

大型安全ミラーの設置には基礎を作る必要があります。規定を守らなければならないため、工務店に依頼するか、専門家の指示に従った設置が必要です。

参考文献
https://www.nacks.co.jp/items/douro/
https://www.dhk.gr.jp/
https://www.sekisuijushi.co.jp/products/traffic/product/road_refractor/
https://curvemirror.info/mirror-factory
https://www.zurich.co.jp/car/useful/guide/cc-whatis-traffic-mirror/
https://curvemirror.info/torituke-matome
https://curvemirror.info/76pole-torituke