ジェネレータ・発生器とは
ジェネレータ・発生器 (英: Generator) とは、現象や物体を生じさせる装置の総称です。種類によって発生させるものは様々ですが、単にジェネレータや発生器という場合、一般には電力を供給する機器を意味します。
産業分野におけるジェネレータ・発生器の種類は多岐にわたります。ここでは、主に部品、製品、設備の検査および評価に用いられるものと、その他の用途のものに分けて例示します。
ジェネレータ・発生器の種類
様々な電気信号を出力する信号発生器は、電子測定で被測定回路を動作させるための信号源となる機器です。
振幅、周波数、位相、立上りおよび立下り時間、パルス幅などが異なる多様な電気的波を生成することができます。ミックスド信号発生器とロジック信号発生器に大別され、ミックスド信号発生器は汎用性と費用対効果が高い任意波形/ファンクションジェネレータと、高性能であらゆる波形の出力が可能な任意波形ジェネレータ(任意波形発生器)に分類されます。
ロジック信号発生器には、パルス・パターン発生器とデータ・タイミング発生器があり、いずれも通信機器などのデジタルテストに使用されます。
電気を発生させる装置には、屋外作業時などに電力を供給するエンジン発電機のほかに、試験機器として用いられる電流発生器や電圧発生器があります。電流発生器・電圧発生器は、高い精度で電流・電圧を制御することができ、半導体デバイス、電子部品、大規模な電気設備などの検査や特性評価に使用されます。
このほか、主に試験機器として用いられるジェネレータ・発生器には、オーディオジェネレータ (低周波発振器) 、ノイズジェネレータ、トラフィックジェネレータなどがあります。
ジェネレータ・発生器の種類
試験機器以外の用途に用いられるジェネレータ・発生器にも数多くの種類があります。
例えば、食品や工業製品の製造ラインで使用される蒸気発生器 (水蒸気発生器、ガス発生器) や水素発生措置、病院・工場などの衛生管理や排水浄化処理に用いられるファインバブル、ナノバブル、オゾン、イオンの発生装置などです。