ウィルス対策ソフト

ウィルス対策ソフトとは

ウィルス対策ソフト (アンチウイルスソフト) は、コンピュータやタブレット、スマートフォンをマルウェア (ウイルス、スパイウェア、ランサムウェア、トロイの木馬など) から保護するためのソフトウェアです。

一般的なウィルス対策ソフトが備えている機能を以下に記します。

  • ウイルス検出と駆除:システム内に潜む既知のウイルスやマルウェアをスキャンして検出し、それらを削除または隔離します。
  • リアルタイム保護:ファイルを開いたりインターネットに接続したりする際に、疑わしい動作やファイルを即座に検出し、感染を防ぎます。
  • ウェブ保護:危険なウェブサイトやフィッシングサイトへのアクセスをブロックし、個人情報やクレジットカード情報の盗難を防ぎます。
  • メール保護:スパムや不正なメール、添付ファイルに含まれるマルウェアを検出します。
  • ファイアウォール機能:ネットワーク通信を監視し、不審なアクセスや攻撃を遮断します。
  • システム最適化:不要なファイルの削除やシステムのパフォーマンス向上をサポートする機能を備えたものもあります。

ウィルス対策ソフトの使用用途

ウイルス対策ソフトは、デバイスや個人情報、そして日々のオンライン活動を安全に保つためのツールで、具体的には次に示す用途が挙げられます。

1. パソコンやスマートフォンのセキュリティ確保

ウイルスやマルウェアによるシステムの破壊や不具合を防ぎ、デバイスを安全に使用できます。例えば、仕事用の重要なファイルが入ったパソコンをウイルス感染から守るために使用します。

2. オンラインショッピングやインターネットバンキングの安全性確保

フィッシングサイト (偽サイト) をブロックし、クレジットカード情報やログイン情報を盗まれるリスクを防ぎます。具体例としては、ネットショッピングでカード番号を入力する際、危険なサイトであれば警告を発する機能が挙げられます。

3. 電子メールの安全性を高める

スパムメールやウイルス付きの添付ファイルを検出し、感染を防ぎます。届いたメールの添付ファイルを開く前に、ウイルス対策ソフトが自動的にスキャンして安全かどうか確認する機能があります。

4. 危険なウェブサイトへのアクセスを防ぐ

マルウェアが仕込まれたサイトや、不正なポップアップ広告を含むページへのアクセスをブロックします。例えば、検索結果からクリックした先が危険なサイトだった場合、警告メッセージでアクセスを抑止します。

5. USBメモリや外付けドライブの安全確認

外部デバイスを接続した際に、ウイルスやマルウェアが含まれていないか定期的に自動スキャンします。

6. 子供や高齢者のデバイスを守る

セキュリティに対する警戒が乏しいユーザーのデバイスを、ウイルスや詐欺から守ることができます。特に子供がゲームや動画サイトを利用する際、危険なリンクやサイトをブロックします。

7. 企業のネットワーク全体の保護

企業内のすべてのパソコンやサーバーを保護し、ランサムウェアやハッキング攻撃から重要なデータを守ります。この目的には、社内ネットワーク用のウイルス対策ソフトを導入して従業員のデバイスを一括管理します。

8. 個人情報の漏洩防止

キーロガー (キー入力を記録するマルウェア) やスパイウェアを検出して、ログイン情報や機密情報が盗まれるのを防ぎます。オンラインゲームやSNSにログインする際、入力したパスワードを盗まれるリスクを回避します。

シール印刷

監修:ウメモト株式会社

シール印刷とは

シール印刷とは、粘着剤が塗布された材質に印刷・加工することで作られる技術・サービスの総称です。

実現したいイメージをもとに、粘着対象物に応じて適切な材質や印刷方式を選定し、デザイン制作から印刷、加工までを一貫して対応するところもあります。します。 近年では、製版を伴う機械印刷に加え、デジタル印刷技術を採用する工場が増えており、少量多品種や短納期対応が可能です。 さらに、印刷現場での立会い印刷を請け負うケースも多く、仕上がりを確認し細かく調整しながら、最適なオリジナル製品を提供することができます。

使用されるシールの素材は、大きく紙とフィルムに分けられます。
紙素材の代表例 :上質紙・アート紙・ミラーコート紙・和紙・クラフト紙・ホイル紙など
フィルム素材の代表例 :ユポ・ネーマー・PET・PVCなど
用途に応じて、耐水性・耐油性・耐候性・透明性・強度などの特性を考慮し、適切な素材を選択することが重要です。

また、接着剤(糊)の種類も重要な要素で、通常糊・強粘着糊・再剥離糊・冷蔵・冷凍対応糊・耐水糊 など、食品用、工業用向けといった用途に適した選択が求められます。

シール印刷の使用用途

シール印刷は、多岐にわたる分野で利用され、用途によって適した素材や加工が異なります。

1. 製品ラベル・パッケージ用シール

製品ラベルは、食品、飲料、化粧品、医薬品、日用品、電子機器 などに貼付され、商品情報やブランドの視認性を向上させます。
食品・飲料向けシール :冷凍・冷蔵対応の耐水性素材や、成分表示用の高精細印刷が求められます。

化粧品・医薬品向けシール :耐水・耐油加工が施された素材(PET・PPなど)や法規制に対応した印刷、法対応のためGS1コードやバーコードの高精細が求められます。
工業・物流用シール :耐油・耐熱・耐候性のある特殊素材が求められる場合があります。またバーコード・QRコードを印刷し、在庫管理・トレーサビリティに活用されます。
ラベルの形状は、四角形・円形・角丸・変形カット など、デザインに応じたカット加工が可能です。

2. 販促シール

商業店舗において、シール印刷は売上アップに貢献することを目的として、様々な用途で利用されています。顧客の目を引くPOP用のシールや値札シール、ノベルティシールなどに使われます。主に販促や製品装飾などを目的とする用途が中心です。キャンペーン・プロモーション用シール としてQRコードを印刷し、デジタルマーケティングと連携させる活用方法も増えています。

3. 識別ラベル・業務用シール

ビジネスや工場で使用されるシールには、識別・管理・注意喚起 などの役割があります。
事務・物流用ラベル :社名シール、バーコードシール、QRコード付きラベルなど、識別や管理用途で活用されます。
工場・機械用シール :設備管理や安全標識に用いられ、耐候性・耐薬品性に優れた素材が必要とされます。
自動車・工具管理用シール :高耐久のフィルム素材や、剥がれにくい強粘着タイプが多用されます。

本記事はシール印刷を提供するウメモト株式会社様に監修を頂きました。

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医薬品製造

監修:グリーンカプス製薬株式会社

医薬品製造とは

本稿の医薬品製造とは、医療などに使用する薬品を製造するサービスです。

医薬品は疾病の診断、治療、予防に使用されることが目的とされる物又は身体の構造または機能に影響を及ぼすことが目的とされる物など、人の健康に直結する役割を果たします。

医薬品製造を行う企業には、医薬品GMP省令に定められた基準に基づいた品質管理システムが必要です。この基準は、医薬品が安全性や有効性を損なわないためのものであり、製造の各ステップで手順や環境を厳密に監視します。徹底した管理によって、医薬品が持つ本来の効果を安定的に発揮できるように整えられます。医薬品製造受託を実施する企業には、特殊なニッチな技術や特殊性のある製剤技術を持つ企業もあり、研究開発段階で委託元企業が抱える課題解決をサポートする企業もあり初期試作検討から生産スケールまで、包括的に対応できる体制を整えている企業もあります。

医薬品製造の使用用途

医薬品製造のサービスは以下のような場合に活用されます。

1. 新規医薬品

主に製薬企業が自社でまかなえない剤型の製剤を専門業者に委託する形で活用されることが多いです。また、新薬開発においては、有効成分の安定性や体内への吸収性などの課題がある場合もあり、特殊な技術でこれらの課題に対して、試験生産やパイロット製造の段階から量産化までトータルで解決支援するためのサービスもあります。錠剤やカプセル製剤のほか、ソフトカプセル、注射剤、吸入剤など特殊剤型における専門的な知見を生かしてスムーズな製造をサポートする企業もあります。設備投資や生産コストの最適化にも貢献し、企業が製品を速やかに市場投入するために開発に集中した資源投入を図る一助となります。

2. ジェネリック医薬品

既存の特許が切れた医薬品を扱うジェネリック医薬品の分野でも、医薬品製造サービスは広く利用されます。共同開発により、開発コストやリスクを複数の企業で分担することや各企業が持つ技術やノウハウを共有することで、より効率的に研究開発を進め、目標とする時期に間に合うように研究開発を進めます。

また、複数の企業の製品を生産することで、規模の経済による効率的な生産を実施し、最適なコストでの医療現場への安定供給を可能にします。さらに、ジェネリック医薬品の場合、医薬品の再審査、特許満了に向けたスケジュールでの研究開発が進んでいます。この新規製品の開発以外の製剤改良開発においても、医薬品製造受託企業を活用することで、委託元企業の開発リソースの最適化を図ることができ、高度な技術と設備を備えた委託先がサポートします。

3. 研究・開発

研究機関や大学の研究室などアカデミアの研究開発に協力し、医薬品を製品化する際にも有用です。開発段階で得られた実験データを基に動物・人を対象とした前臨床試験又は臨床試験を実施する際には、当該有効成分を適切に投与できるよう、適切な製剤とする必要があります。

医薬品製造受託メーカーでは、製造プロセスを設計し、安全性や品質を担保しながら実用化を目指す支援をします。例えば、バイオ医薬品の製造では、細胞培養技術や精製工程など高度な知識が求められ、専門サービスの協力が不可欠です。このように、特殊な技術力が必要とされる分野でも柔軟に対応し、新たな治療法の実現を後押しします。

本記事は医薬品製造を提供するグリーンカプス製薬株式会社様に監修を頂きました。

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ソフトカプセル

監修:グリーンカプス製薬株式会社

ソフトカプセルとは

ソフトカプセルとは、ゼラチンを主とする皮膜に成分を封入しているカプセルで、薬やサプリメント、化粧品などの様々な用途に利用され皮膜ています。さらに、そのままのみ込むのに加え、化粧品などで使い切り容器の代わりに上部をねじ切ったりして使用する場合もあります。

同じカプセルである「ハードカプセル」がキャップとボディの2ピースからできており、粉末をボディに充填してからカプセルに封入するのに対し、「ソフトカプセル」はカプセルへの内容液の充填と皮膜形成を同時にするため、カプセルの容積いっぱいに内容成分を詰めることが可能です。

ソフトカプセルの大きなメリットの1つが、成分の劣化を防げる点です。空気や光、酸素などが内容物に触れないため、品質を安定して販売できます。

さらに、見た目に高級感が出ることも、ソフトカプセルを使うメリットの1つです。様々な形状への加工ができ、透明感のある皮膜を使うことで美しい見た目の製品に仕上げることもできます。

ソフトカプセルの皮膜に使われる原料には、動物性と植物性の2種類があります。動物性原料にはゼラチンが使われることが多く、生分解性が高いです。一方、植物性原料には加工デンプンや海藻などが採用され、動物性と比較しニオイが少ないのが特長です。

ソフトカプセルの使用用途

ソフトカプセルは主に薬剤に使用されます。以下はその用途の一例です。

1. 医薬品

医薬品の分野では内容物の劣化防止や飲みやすさの向上を目的として、ソフトカプセルが幅広く採用されます。

さらに、錠剤と比較すると、皮膜により内容成分を光、酸素、湿度等から保護しやすい性質があり、このような製品での製剤開発には利点があります。皮膜によって味や刺激の強い物質を包み込み、服用時の負担を軽減することも可能です。

2. 健康食品・サプリメント

健康食品やサプリメントにおいて、酸化しやすい脂溶性ビタミンやオメガ3脂肪酸といった油性成分の封入にソフトカプセルが重宝されます。

さらに、ソフトカプセルは粉末や顆粒よりも手軽に摂取できるため、忙しいなかでも手軽に栄養を補給したい利用者から支持を集めています。

3. その他の分野

ソフトカプセルは獣医療の分野で、動物向け医薬品に使われることがあります。動物は味やニオイに敏感なため、薬剤を皮膜で包むことで拒絶反応を抑制することが可能です。

本記事はソフトカプセルを製造・販売するグリーンカプス製薬株式会社様に監修を頂きました。

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ブリキ缶

監修:井関産業株式会社

ブリキ缶とは

ブリキ缶とは、鋼板の表面にスズ(錫)をメッキした缶です。錆びに強く、水分や酸素などにも耐食性があるため、食品、飲料、化学・薬品、生活雑貨、防災備蓄品、美術缶などに広く使用されています。

ブリキ缶の起源は19世紀初頭に遡り、保存食を長期間安全に保管するために開発されました。当時の技術では食品を気密に保つ方法が限られていたため、ブリキ缶の登場は革新的で、この技術革新は、特に軍隊や遠洋航海において重要な役割を果たしました。ブリキ缶は当初、手加工により製缶されていましたが、その後、プレス加工や溶接技術の進化などにより、様々な業界で使用されるようになり、現在に至ります。

ブリキ缶の製造方法は、スズでメッキされた鋼板を、胴板、天地板、蓋、取っ手など、パーツ毎に成型したのち、鋼板の両端を接着して作られる胴体に各パーツを巻き締めて加工するのが一般的です。押し蓋缶、被せ蓋缶、キャップ付きのローヤル缶やネジ口缶、スプレー缶など内容物や用途によりさまざまな形状の缶が製造されています。

ブリキ缶の使用用途

ブリキ缶は、その堅牢性と耐腐食性から、さまざまな分野で利用されています。以下は代表的な使用用途です。

1. 化学・薬品などの危険物の保管・輸送

塗料、接着剤、溶剤など、揮発性のある工業製品や化学薬品もブリキ缶に入れられることが多いです。危険性の高いこれらの製品は密閉性を必要とし、ブリキ缶の強度と気密性が適しています。

2. 装飾品やギフト包装

ブリキ缶は装飾品やギフトの包装材としても人気です。金属印刷をすることで高級感を演出することもでき、クリスマス、バレンタインデー、御歳暮、御中元などの贈答品や、日常でもクッキー、チョコレートなどの菓子類やお茶、海苔などのパッケージのデザイン性も重視される製品にも多く使用されています。

また、企業のノベルティグッズなどにも採用されることも多く、これらの缶は使用後も小物入れやインテリアとして再利用されるため、企業や商品の付加価値を高めることにもブリキ缶は貢献しています。

3. 防災・備蓄品

ブリキ缶は、密封・防湿性、耐衝撃性、遮光性など、内容物を外からの刺激から守るのに優れているため、長期保存・品質保持に適しています。その有用性から、防災用品、備蓄品の容器としても広く利用されています。

4. 食品・飲料用

ブリキ缶は食品保存の分野でも広く使われています。缶詰食品、飲料 (例えば炭酸飲料やジュース) 、乳製品、さらには粉ミルクやペットフードに至るまで、多様な製品の包装材として活躍しています。食品を気密に保ち、外部からの酸素や微生物の侵入を防ぐことで、品質と安全性を長期間維持することが可能です。

本記事はブリキ缶を製造・販売する井関産業株式会社様に監修を頂きました。

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乳化ミキサー

乳化ミキサーとは

乳化ミキサーとは、油と水のように性質が異なる液体を混ぜ合わせて均一な乳化液をつくる装置です。

乳化とは、本来は混ざり合わない液体同士を混ぜ合わせる工程です。単純にかき混ぜるだけでは液体が分離しやすいため、高速で撹拌する必要があります。したがって、乳化ミキサーは高速回転するモーターを使用し、強いせん断力を加える方式が一般的です。こうした働きによって、安定したクリーム・乳液を作り出すことができます。

乳化ミキサーは食品や化粧品、製薬などの分野で使用されます。たとえば食品分野では、マヨネーズやドレッシングなどのソース類、クリームやバターといった製品の製造過程で用いられます。高速で撹拌するため、液体の内部に大きなエネルギーが加わり、分子レベルで液滴を細かくすることが可能です。また、複数の原料を均一に混合できるため、品質が安定しやすく製品のばらつきを抑える効果が期待できます。

低速の攪拌装置に比べると設備や運転コストが高い傾向にありますが、乳化効率を高めるうえで重要な役割を担っています。加熱や減圧などの機能が組み込まれた製品も販売されており、粘度の高い原料でも効率的に乳化できるよう工夫が施されている場合もあります。

乳化ミキサーの使用用途

乳化ミキサーは以下のような用途で使用されます。

1. 食品

食品分野ではソースやクリーム、ドレッシングなど、油脂と水分が混ざった製品の製造に広く利用されます。たとえば、マヨネーズに代表されるように、水と油を均一に混ぜ合わせるときに重宝されます。加えて、風味や口当たりの調整にも役立つため、滑らかなテクスチャーを得たい際に欠かせない機器です。とくに大量生産の工程では短時間で安定した乳化を行う必要があるため、高い回転速度を備えた乳化ミキサーが重視される傾向にあります。

2. 化粧品

化粧品分野でも、乳液やクリームのように油分と水分を均一化する工程が欠かせません。乳化ミキサーを使うことで、製品の感触やのびを向上させ、使用感を安定させることが可能です。高粘度の原料を扱うケースが多いため、装置には適切なせん断力を確保する必要があります。攪拌速度や温度管理を調整することにより、肌への塗布性と保湿力を高めた多様な化粧品の開発が可能となります。

3. 医療・化学

医薬品や化学品の分野でも、錠剤のコーティング液や軟膏などに乳化工程が存在します。油性成分と水溶性成分を均一に混合することで、有効成分が安定した形で分散しやすくなる特徴があります。複数の原料を混ぜ合わせる場合も、乳化ミキサーを使用すると粒子を細かくしながら成分を均質化でき、製品が均一化すると考えられます。医薬品は衛生面も重要なため、装置の密閉性や素材にも配慮して選定されます。

RNA合成サービス

RNA合成サービスとは

RNA合成サービスとは、遺伝子の塩基配列情報をもとに、その遺伝子に対応するRNAを人工的に合成して提供するサービスのことです。

RNA (Ribo Nucleic Acid、日本語:リボ核酸) はDNAと共に核酸と呼ばれるグループに属しています。そして、RNAは生命の設計図であるDNAの情報をもとに、実際に生命体を形作るタンパク質を作り出す過程において、非常に重要な役割を担っています。

実際の生物の中で行われているRNA合成は、DNAに含まれる遺伝子を鋳型鎖として、RNAポリメラーゼという酵素が働いて、RNAを作り出す過程のことです。

RNA合成サービスでは、顧客からの依頼を受けて、顧客から提供を受けた遺伝子の塩基の配列情報をもとに、その遺伝子に対応するRNAを人工的に合成します。顧客から提供される塩基の配列情報とは、多くの場合はDNAの塩基の配列情報です。

実際の作業としては、依頼者からテキストファイルなどの形で提供を受けたDNAの遺伝子配列情報を、RNA合成装置に読み込ませます。RNA合成装置内部で、読み込んだDNAに対応するRNAを合成するための化学反応を起こさせます。

RNA合成サービスの使用用途

RNA合成サービスは、生命科学の研究、医薬品の開発、病気の診断などで使用されています。

RNAは、生命体の基となるタンパク質を作り出す上で大きな役割を担っています。RNAの種類と構造、そして役割を研究することは、生命科学の研究や医学の発展において欠かせない事項となっています。

1.生命体におけるRNAの役割

RNAには大きく分けてメッセンジャーRNA (mRNA) 、トランスファーRNA (tRNA) 、リボソームRNA (rRNA) 、ノンコーディングRNAという種類があります。

メッセンジャーRNAは、DNAの遺伝子情報をコピーして、“タンパク質を合成する場”となっているリボソームに運びます。トランスファーRNAは、アミノ酸をリボソームに運びます。リボソームRNAは、リポソームの主な構成要素となります。ノンコーディングRNAはタンパク質をコードしない、即ち直接タンパク質に翻訳されないRNAの総称であり、遺伝子発現の調節などの役割を担います。

2.RNA合成サービスの利用例

生命科学の研究では、基礎生物学の研究や、特定の遺伝子の機能解析のためにRNA合成サービスが使われます。

医薬品の開発では、遺伝子治療薬の開発にRNA合成サービスが重要な役割を果たしています。また、ワクチンにおいては、新型コロナウィルスの感染拡大を抑えるために、メッセンジャーRNA(mRNA) を使ったワクチンが注目を集めました。

病気の診断においては、病気の診断マーカーとして使用されるRNAの合成等に、RNA合成サービスが使用されています。

ルーフシェード

ルーフシェードとは

ルーフシェードは、直射日光による室温の上昇を緩和する目的で、屋根の上に敷く遮熱製品です。

工場、倉庫やコンビニエンスストアなどの建物の多くで、金属製の屋根が使われています。これらの金属製の屋根は、夏場の強い直射日光により、表面の温度が80℃の高温になります。

屋根が高温になることにより、屋根からの輻射熱により、建物の中の温度が外の温度と比較して高くなります。もし、室内を冷房しなければ、中で仕事をする従業員の体調不良、装置の損傷、商品の劣化などの問題が起こります。このため、多くの事業所では強力な冷房能力を必要とし、それにかかる設備費用、電気代等が高くなります。

ルーフシェードは、金属製屋根の上を覆う、遮光効果と通気性に優れた形状のシート状の遮熱製品です。ルーフシェードによって、日光による屋根の温度の上昇を抑え、冷房のための電気使用量と電気代の節減が達成できます。

ルーフシェードの使用用途

ルーフシェードは金属製の屋根を持った建物の、直射日光による温度の上昇を抑制する目的で使用されます。

工場、倉庫、コンビニエンスストアや鉄骨建ての建物の多くでは金属板の折板屋根が使われています。これらの屋根は、軽くて台風や強い雨風に耐える性能を持っている反面、夏場の直射日光では表面温度が70℃から80℃に達すると言われています。

金属製の屋根は断熱性能が低く、高温になった屋根から出る輻射熱によって、建物の中も熱せられます。そのため、施設では中で働く従業員の体調管理を始め、高温による機械設備の損傷防止や商品の劣化を防ぐ目的で、冷房や通気が必要になります。

屋根の上にルーフシェードを施工すると、屋根の表面温度の上昇を20℃から30℃抑制することが可能であり、それだけ冷房に使うエネルギーと電気代を節約できる他、設備の冷房能力を小さくすることも可能です。

また、ルーフシェードには、ルーフシェードと屋根の間にできる空間を利用した冬場の暖房費を節約できる製品、雨音を小さくできる静音効果のある製品などもあります。

プラントメンテナンス

プラントメンテナンスとは

プラントメンテナンスは、石油プラントや化学プラントを始め、発電所、製鉄工場、自動車製造工場など、比較的大きな設備を持つ事業所で行われる、設備の安定稼働と故障・事故の防止を目的として行う活動のことです。

プラントで稼働する設備が、故障や事故によって停止すると、生産活動に大きな支障が出るとともに、場合によっては、その場所で働く従業員の健康や命に係わる事態も発生します。

プラントメンテナンスは、計画的に設備保全のための、点検、部品の交換、注油や掃除、設備の更新などを行うことです。これによってプラントを安定稼働させ、故障や事故の発生のリスクを低くし、生産品の品質と量を安定させる効果があります。

その一方で、メンテナンスの内容によっては、稼働している設備を一定期間停止させたり、正常な部品を交換する等、コストや生産量に負荷がかかる面もあります。

プラントメンテナンスの使用用途

プラントメンテナンスは、プラントや工場設備の安定稼働とそれによる生産品の量と品質の安定を図ることを目的に、様々な事業所で実施されています。

プラントメンテナンスには、予防保全、予知保全、改良保全、事後保全などの種類があります。

1.予防保全

予防保全は、定期的に点検や消耗部品の交換を行うことで、設備の故障を未然に防ぎます。予防保全のメリットは、突発的な故障による設備の停止を防ぐことと、作業の安全性を高めることです。反対に、部品の交換費用が掛かる、交換のために設備を停止しなければならないなどのデメリットもあります。

2.予知保全

予知保全では、設備を常時モニタリングして、騒音や振動の大きさの変化などから設備の故障の予知を行い、異常が見られた段階で、部品の交換や整備を行います。予知保全は、正常に稼働している部品を交換したり、計画的に設備を停止させる必要がなく、予防保全に比べてコスト面で有利です。その反面、予知をするためのセンサーや監視システムなどの初期投資が必要となることと、故障の兆候を発見できないリスクもあります。

3.改良保全

改良保全は、設備の安定性の向上、生産品の品質向上、エネルギー使用量の削減など、生産活動の向上を目指して、現存の設備を改善・改良してゆく取り組みのことです。改良保全は、継続的に続けて行くことで、モノづくりの生産性と品質を高める効果を期待できます。その一方で、時間と費用と労力を必要とします。

4.事後保全

事後保全とは、故障が起きてから修理やメンテナンスを行うことです。この場合でも、予め修理マニュアルを作成しておく、頻繁に壊れる部品をストックしておくなどの準備があれば、設備の復旧までの時間を短くできます。

熟成庫

熟成庫とは

熟成庫とは、食肉を熟成させるための環境が整えられた、専用の冷蔵庫のことです。

牛、豚、鶏などの食用肉は一定の条件下の温度と湿度の中で保管すると、腐食せずに熟成します。熟成とは肉の中の酵素の働きによって、タンパク質の分解が進み、アミノ酸が増加する現象です。タンパク質の分解によって、肉が軟らかくなります。また、このアミノ酸の種類である、グリシンとグルタミン酸は肉の旨味成分と言われています。

このように、熟成庫は、肉を保管するためだけではなく、肉を熟成させて、よりおいしく食べられるようにするための設備です。熟成庫には大きく分けて、ドライエイジングセラーとウエットエイジングセラーがあります。

1.ドライエイジングセラー

ドライエイジングセラーは主に牛肉の熟成に使われる熟成庫です。ドライエイジングセラーでは、温度と湿度を管理しながら、風を送って肉を乾燥させます。このことによって、牛肉の深い味わいと香りが増します。

2.ウエットエイジングセラー

ウエットエイジングセラーは、主に豚肉と鶏肉の熟成に使われます。ウエットエイジングセラーでは、肉を湿度が高くて密閉された空間に保ちます。このことで、豚肉や鶏肉はよりジューシーな味わいに熟成すると言われています。

3.その他
熟成庫には、熟成の大敵である菌の増殖を抑えるための工夫や、熟成過程でより肉の旨味を引き出すための工夫が施された製品などがあります。

熟成庫の使用用途

熟成庫は、熟成肉を販売する食品会社、精肉店、スーパーマーケットなどと、熟成肉を使った料理を提供するレストランなどで使用されています。

熟成肉は、その調理方法や食べ方によって、通常の肉料理よりも豊かな香りと味わいがあると言われ、上質な肉料理に寄与する食材と言われています。従って、熟成肉を取り扱うことは、より高い販売価格の設定による増収や、その会社やお店のファンを増やす効果が期待できます。そのため、高級志向のレストランや、ホテルなどへの導入が進んでいます。

また、個人で肉を熟成させて、その料理を楽しむ家庭もあります。従って、業務用だけではなく、家庭向けの熟成庫も市販されています。

熟成肉を使った代表的な料理に、ローストビーフがあります。ローストビーフは牛肉の塊を蒸し焼きにしたものです。その肉を切り分けた際に滴り落ちる肉汁や、食欲を誘う香り、そして柔らかい食感とジューシーな味わいは、熟成肉の真骨頂と言えるでしょう。