ルーフシェード

ルーフシェードとは

ルーフシェードは、直射日光による室温の上昇を緩和する目的で、屋根の上に敷く遮熱製品です。

工場、倉庫やコンビニエンスストアなどの建物の多くで、金属製の屋根が使われています。これらの金属製の屋根は、夏場の強い直射日光により、表面の温度が80℃の高温になります。

屋根が高温になることにより、屋根からの輻射熱により、建物の中の温度が外の温度と比較して高くなります。もし、室内を冷房しなければ、中で仕事をする従業員の体調不良、装置の損傷、商品の劣化などの問題が起こります。このため、多くの事業所では強力な冷房能力を必要とし、それにかかる設備費用、電気代等が高くなります。

ルーフシェードは、金属製屋根の上を覆う、遮光効果と通気性に優れた形状のシート状の遮熱製品です。ルーフシェードによって、日光による屋根の温度の上昇を抑え、冷房のための電気使用量と電気代の節減が達成できます。

ルーフシェードの使用用途

ルーフシェードは金属製の屋根を持った建物の、直射日光による温度の上昇を抑制する目的で使用されます。

工場、倉庫、コンビニエンスストアや鉄骨建ての建物の多くでは金属板の折板屋根が使われています。これらの屋根は、軽くて台風や強い雨風に耐える性能を持っている反面、夏場の直射日光では表面温度が70℃から80℃に達すると言われています。

金属製の屋根は断熱性能が低く、高温になった屋根から出る輻射熱によって、建物の中も熱せられます。そのため、施設では中で働く従業員の体調管理を始め、高温による機械設備の損傷防止や商品の劣化を防ぐ目的で、冷房や通気が必要になります。

屋根の上にルーフシェードを施工すると、屋根の表面温度の上昇を20℃から30℃抑制することが可能であり、それだけ冷房に使うエネルギーと電気代を節約できる他、設備の冷房能力を小さくすることも可能です。

また、ルーフシェードには、ルーフシェードと屋根の間にできる空間を利用した冬場の暖房費を節約できる製品、雨音を小さくできる静音効果のある製品などもあります。